ボーナス・シーズン
今日から7月。
巷ではボーナス・シーズンということで沸き立っている。
子供のころ、家が開業医だった関係で「ボーナス」というものに縁がなく
マスコミやドラマ、マンガなどで描かれる、
「やったー、パパのボーナスが出たぞー。」的なシチュエーションが漠然とうらやましかった。
研修医のころは日雇いなのでボーナスはなかったが、
出張病院のボーナスを医局でプールして分配してた関係で
わずかな、ボーナスを手にすることができた。
その後、外病院の勤務になると本物のボーナスを手にすることができるようになり、
これが、あの子供のころにあこがれた「ボーナス」というものかと思い
それはそれはうれしかった。
今は、ボーナスの封筒の中には振り込みの明細書が入ってるだけだが、
ワタシがボーナスをもらうようになって2,3年目まではギリギリ現金が入っていた。
そういえば、会社でボーナスが出たお父さんが、そのまま飲みに行って
酔っぱらって懐に入れていた現金の入った封筒なくしちゃって大騒ぎ、
みたいなドラマとかいっぱいあったような気がする。
しかし、今は経営者、ボーナスを支払う側になってしまった。
かなりの額の臨時支出であるので、毎年この時期は逆にウレシクナイ季節になってしまった。
世間のうかれた様子が恨めしく思う。
考えてみると、たとえ経営者でも会社社長やなんかはボーナス出るわけで、
ボーナスが無いのは、農家や、漁師や、我々のよう零細小売業、作家や、芸術家など、ごく一部。
歌手、タレントはプロダクションに所属してれば、でるんだろう。
まあ、ともかくそれでも昨日、当院も職員に何とボーナスを支給することができました。
今年ウチにはいった新人2人は人生初のボーナスなんだなあ。
大事に使ってくださいね。
ボーナス出ないワタシは暑気払いに「マーボーナス」でも食べようかしら。


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