ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2021.11.03

フォン・ノイマンの哲学

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 東大医学部に入るのは、

限られた天才を持った人だと書きましたが、

それでも、日本で年間に80人出る程度の天才です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 世界には、そして歴史的にはとてつもない天才が、

それこそ突然変異のごとく出現することがあり、

この間読んだこの本は

20世紀最大の天才といわれたフォン・ノイマンの話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ジョン・フォン・ノイマンは1903年に

ハンガリーの首都ブダペストに生まれましたが、

コンピュータ、原子爆弾の開発で知られ、

その才能は数学、物理学、工学、計算機科学にとどまらず、

経済学、気象学、心理学、政治学の分野にも

後世に大きな影響を与える

数多くの論文、研究発表を行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 6歳で8桁の掛け算を行い、8歳で微積分をマスターし、

ゲーテ、ディケンズの小説を一字一句たがわずに暗唱できたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その天才ぶりは読めば読むほどすごいのだが、

その一方で、楽器は何を習っても一向にモノにならず、

ゲーム理論を構築した人物なのに、トランプでは常に負け続け、

車の運転も下手で、年中事故を起こしていた、

また、女性秘書のスカートを覗くのが大好きだった、

というのも興味深い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「悪魔の頭脳」「人間のフリをした悪魔」と呼ばれたノイマンだが、

核実験に伴う放射線暴露が原因と思われる骨腫瘍、すい臓がんによって

53歳で死去してしまい、ノーベル賞の受賞はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この本には、アインシュタインをはじめとした

他の多くの同時代の「天才」が出てくるが、

その人物像、性格は様々で、

外交的な人、内向的な人、几帳面な人、ズボラな人、

自信家の人、慎重派の人・・・

やはり「天才」と「人物」は別のモノなのだなあ、と思う。

芸術家やスポーツ選手などの「天才」はさらにその辺、明確です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人類の歴史において、アルキメデスやピタゴラス、

ダ・ヴィンチ、ガリレオ、ニュートン、アインシュタイン等々、

天才は時々現れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新型コロナは変異株であるデルタ株によって、

感染の版図を大きく拡大することに成功しましたが、

われわれの生活や社会を発展させてきた科学の進歩が、

時に現れる一握りの「天才」たちによって

推進されていることを考えると、

彼らは、一定の確率で出現する

ウイルスの「変異株」みたいなものかもなあ、

と感じます。

 

 

 

 

 

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