フェラーリ312T2
ヤフオクで絶版プラモデルを買いあさるという悪癖は、
いまだやまず、もはや「依存症」の領域かもしれぬ。
今年1月落札したプロターの1/12フェラーリ312T2 。
プロターとはもはや消滅したイタリアのプラモデルメーカー。
日本のプラスチックモデルは
精密さ、組みやすさ、正確さどれをとっても世界一だが、
海外メーカーはそうはいかず。
とくにプロターは組みにくい上に無駄に複雑なので有名。
しかも、中古品なので未開封だが破損もあり。
これは難しそうだ。
この厄介なゴムのパーツも難物。
同じ1/12でフォーミュラカーをシリーズで出しているタミヤと比べると
あまりの差に愕然としてしまう。
以前作った「フェラーリ126C2」よりは、
同じプロターでもいろんな意味ではるかに厳しそう。
というわけで、花粉症が終わったころから製作を始めたが、
ナゼカいきなり基本塗装に失敗。
海外モデルはまず、パーツを中性洗剤で洗うべきだったか。
泣く泣く、塗装をペーパーですべて落とし、下塗りからやり直す。
なんてことやってるのでゴールデンウィーク過ぎてもちっともはかどらない。
それにしてもこ3リッター水平対向12気筒エンジン、
なんとシリンダーブロックまで再現されてるが、
完成後はもちろん、エンジンが組上がった時点でもう絶対見えないのに。
悪戦苦闘の日々が続きますが、徐々にエンジンも組上がってきた。
イタリア語の組み立て説明書は絵もアバウトなので、
ハセガワの1/24の312T2を同時進行で製作し、参考にします。
8月お盆休み、やっとエンジンをマウントできた。
予想通り、シリンダーなんてどこにあるのやら。
ゴムがあちこちぴろぴろしてるが、
これも最終的にはしまい込まれて見えなくなる運命。
次の難関はデカール。
一般にイタリア製キットが日本製より優れている点は
カルトグラフ社製のデカールを採用してることが多い点のみですが、
今回は、なんとドライデカール。
要するにインレタみたいなもんで裏紙をはがしてモデルに密着。
ごしごしこすって、そろりそろりとはがしますが、
年季が入っていてなかなか剥がれない。
しかもこのような平面はイイが局面に貼るのはかなりの根気良さとテクニックを必要とします。
そんな感じで、冬から春、夏を過ぎて
朝晩に秋の寒さを感じられるようになった10月の連休・・・・・
なんとかかんとか完成。
キットのシートベルトは全く使い物にならないので、
現在、適当なものを物色中で未装着です。
312Tの発展型だが、あちらはタミヤ製があるがT2はプロターのみ。
アラを探せばきりがないが、ともかく完成したということでご勘弁願いたい。
最後は、毎度のやっつけ仕事ででっちあげて、やっと肩の荷が下りたが、
また、こんなモノをヤフオクで落札してる‥‥。
やはり、これは「病気」ですな。


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