ノド痛をみたら
この記事を書いたのは今年の1月。
「第8波の死亡者数」
当時は、熱がない、あるいは微熱でノドが痛い、
という人にはまず新型コロナを疑い、
実際、検査で陽性に出る人が非常に多かった。
今は、違います。
まず疑うのは花粉症。
本人の咽頭痛の訴えと、咽頭所見が乖離しているのは、
新型コロナの時と同じ。
今までに花粉症の自覚がなかったり、
鼻水やクシャミなどの花粉症を思わせる症状がない場合もあります。
花粉症でも37.5℃程度の熱が出ることを知らず、
本人も風邪かコロナを心配してくる場合が多い。
病歴や鼻腔所見、家族歴や眼症状の有無などで診断できますが、
今年は特に多いと思います。
ノド痛を見たらコロナを疑え、
は、今やノド痛は花粉症を疑え、
に変わってきています。
いまだに発熱外来と称して、
インフルエンザとコロナの抗原検査だけして
診察もしないでカロナールだけ出す医療機関もあるようですが、
コロナはほっといても治りますが、
花粉症は1か月以上治りませんぜ。


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