ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2021.04.14

トラホーム


このあいだ、「流行性角結膜炎」を調べていたら

この病気がかつてアメリカで「Shipyard eye」

と呼ばれていたことが書かれていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「造船所の眼」というのは、

造船所の従業員に流行したから。

しかし、その原因は造船所の労働者が眼の外傷の際、

眼科に受診し、その眼科医の手によって

医原病的に伝染し流行したもののようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういや、子供のころの眼科検診は、

眼科の先生がまぶたを手でひっくり返して裏側を観察してましたが、

そのうち病気を伝播する、ということで

やらなくなったようなんですがどうなんでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眼科検診のあとはまぶたを翻転されるので、

しばらく目がゴロゴロしてヘンな感じだった。

校医のセンセイの指がやけにザラザラしていた感触が

記憶に残っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ムカシは「トラホーム」という失明しちゃう怖い病気があって

おそらくそれの発見のためだと思いますが、

眼科の知識に乏しいので間違ってたらゴメンナサイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 保健室には赤く腫れたトラホームの目の絵が必ず貼ってあった。

なかなか、グロくてコワかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 わが国では1919年(またまたスペイン風邪の年!)に

トラホーム予防法が公布されましたが、

昭和58年に廃止されたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 トラコーマの原因は

クラジミア・トラコマティスという細菌なんですが、

大学生の時にトラコマティスだからトラコーマなのか、

と腑に落ちた覚えがあります。

ペニシリン系の抗生物質は効きませんが、

マクロライド系、テトラサイクリン系、

ニューキノロン系の抗菌剤が著効します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところでトラホームともトラコーマとも言いますが、

英語読みとドイツ語読みの違い。

これは「Trachoma」のchが英語では「カ行」の発音だが

ドイツ語では「Trachom」のchは「ハ、ヒ、ホ、フ」に似た音になります。

ミハエル・シューマッハの英語読みは

マイケル・シューマッカということ。

「トラホーム」というと「パナホーム」みたいで住宅会社ぽいですが。

ムカシは医学用語はドイツ語が主流でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そういえば、ムカシの眼科医院の広告看板には

目玉の絵(しかも必ず一個だけ)が描いてあったけど、

最近は見ないっすね。

ブロック塀とか電信柱とかにありましたね。

あれもけっこうコワかった。

 

 

 

 

 

 

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