スーパーマーズ
昨日は火星が地球に接近する「スーパーマーズ」だったそうで。
今日は夏の訪れを感じる青空だが、昨日の夜は、はかったかのような雷雨であった。
ほぼ真円に近い地球の軌道に比べ、
火星の軌道は幾分楕円なので最接近距離が年によって違い、不定期に「大接近」が起こる。
昨日5月31日はこの10年で一番接近するので「スーパーマーズ」として紹介されていた。
過去にも「火星大接近」があり、マスコミで報道されたが、その中で最も印象に残ってる「大接近」がある。
記憶を頼りに調べると1988年9月22日に「大接近」があったので、間違いなくこれである。
今から28年前、その頃、前橋に住んでいたワタシはその火星を見に、
仕事が終わってから、当時付き合っていた女性を誘って星の良く見える赤城山までドライブしたのだった。
その時見た火星の、悪魔のような巨大な赤い輝きは今でも忘れられない。
(当時は無論、今より相当視力も良かったが・・・。)
調べてみると、その時は地球との距離が5881万㎞で、
それは1971年におきた5660万㎞の大接近以来の近さだったという。
で、今回の「スーパーマーズ」の距離はというと約7500万㎞。
なんだ、ずいぶん、遠いじゃん。
接近距離としては2003年8月27日の5576万㎞が、
実に8万年ぶりの大・大接近であったようだ。
さて、2003年のその時、ワタシは火星を見ただろうか。
そんなわけで、2003年の日記帳をひっぱり出してくると・・・
2003年8月27日(水)はナビスコカップの準々決勝で
味の素スタジアムにFC東京対浦和レッズの試合を見に行っている。
エメルソンのゴールで先制したあと、さらに終了間際に1点を加え2-0で勝ったとあるが、
火星についての記載は一切ない。
なるほど、夜空の星なんて恋人時代でなければ見ないものかしら。
2003年といえば、息子が中1、娘はまだ小学生だった。
きっと、子供押し付けてオレが一人でサッカー行っちゃったんだな。
ちなみに、妻に「赤城山に一緒に火星見に行ったこと覚えてる?」
と、尋ねると、「もちろん、あれはすごかったよねー。」
との返答であった。
今度の大接近は2018年7月28日、
その時はナント5759万㎞の大接近であり、
我々が1988年に見た5881万㎞より、近い!
2年後、30年ぶりの自己記録更新に誘ったら、妻は付き合ってくれるだろうか。


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