ジャック・ブルース氏の死去を悼む
先週末、元クリームのベーシスト、
ジャック・ブルース氏が肝疾患のため死去、71歳であった。
ワタシがロックを聴くようになった中学生の頃には既にクリームは解散後で、
彼はちょうど元マウンテンのレズリー・ウエスト、コーキー・レイングとともに
ウエスト・ブルース&レイングを結成、このバンドはよく聴いていました。
ちなみにその頃、元クリームのドラマー、ジンジャー・ベイカーは
クラプトンとのブラインド・フェイスを経て
ベイカー・ガーヴィッツ・アーミーをやってました。
(その後、ジンジャー・ベイカーはジンジャー・ベイカーズ・エア・フォースを結成、
「陸軍」から「空軍」に転属したww)
んで、1974年当時のクラプトンはといえば、
あの461オーシャン・ブールヴァードでレイドバックしちゃってた頃です。
初めて聴いて、なんでコイツがスーパー・ギタリストなのかと思った。
クリームという名前は知っていたが
ウエスト・ブルース&レイングのブルースがクリームのジャック・ブルースで
ベイカー・ガーヴィッツ・アーミーのベイカーが元クリームのジンジャー・ベイカーだということは
実は後から知った。
ロックを聴きたくてもレコードは高価でおいそれとは買えず、
友人や知り合いのお兄ちゃんから借りてカセットへ、
インターネット、ユーチューブ、スカパーもない当時、
メディアの洋楽のソースはほぼFMラジオ、
そのFM局もNHKとFM東京しかなかった時代であった。
だから、過去の曲よりはラジオの新譜紹介なんかでウエスト・ブルース&レイングや
ベイカー・ガーヴィッツ・アーミーを先に聴いたわけだ。
クリームはもちろんあと追いで聴きましたが、
クラプトンのギターもさる事ながら
トータル的にはやはりクリームはジャック・ブルースのバンドでしたね。
もう「生クリーム」は永遠に見られないわけだ。
ジャック・ブルース氏のご冥福をお祈りします。
最後に、ワタシがクリームで最も好きな曲をお聴きください。
(この曲で”Mustache”という英単語を覚えた。)
「Swlabr/Cream」(1967)


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