ジャズ・ボーカル初体験
先日、埼玉スタジアムで大分戦の勝利を見届けたあと、
あわただしく車を飛ばして、館林のライブハウスに向かいました。
我がバンドのドラマー野口先生んとこの患者さんがライブで歌うってんで
CRPのメンバーがそろって出かけたわけです。
(ベースの前原先生は春休みでどっか行っちゃってお休み。)
患者さんつってもセミプロみたいな人みたいで、
バックバンドは皆、東京でやってるプロのミュージシャンらしい。
問題は、「ジャズ」なのだ、これが。
私、ロックばっかり聴いてたので、クラシックが苦手だが、ジャズもこれまた不得意です。
金払ってジャズのライブなんて、画期的なのだ。
ジャズっていえば、ピアノとかサックスとかが交代にアドリブやって
何コーラスかやって終わると「パチパチ」と拍手する、
あの展開が退屈で、曲がみんな同じに聞こえちゃう。
1曲2曲はいいが、3曲目はもういいや、という感じなのですが
今回はボーカルモノなので、ちょっと期待してました。
結果は、うーん、まあ悪くないけどもういいか、という感じかなー。
まあ、もっとプロ中のプロみたいな人のすごいライブ聴けば別かもしれないですが。
ただ一つ感じたのが、ジャズ・ボーカルって
私が子供の頃聴いた歌謡曲にテイストがすごく似てるってこと。
いわゆる1960年代の「演歌でない」歌謡曲です。
ザ・ピーナッツとか欧陽葬葬とか着物でなくドレス着て歌ってた人たち。
なんか、初めて聴く曲もどことなく懐かしい感じでした。
要するに、その当時の歌謡曲のコンポーザーやアレンジャーそしてパフォーマーが
流行の「ジャズ」という音楽を意識、無意識に下敷きにしていたからでしょう。
同じような意味で1970年代、80年代の歌謡曲は「ロック」を下敷きにしています。
ピンク・レディーも沢田研二もチェッカーズもシブがき隊も。
そして、最近のJポップにリズム&ブルースを下敷きにした曲が多いというのも
同じ図式でしょう。
何せ、この4月からのNHKの朝の連ドラの主題歌もR&B調だったし。
(誰が歌ってるか知らないけど。)
まあ、そんなわけで、やっぱオレはロックがしっくり来るなー、と。
いや、でも、最後までちゃんと聴きましたよ。
歌も演奏も、それなりに上手かったし。
もっとも、俺の後ろで聴いていたリード・ギターの土井先生は3曲くらい聴いたとき
「オグラさん、もういいですかね。俺たち、先にどっかで飲んでましょうか。」
と、いきなり帰る気になってたけど。
このヒトも相当「ロックな」産婦人科医だからなー。


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