サクラの開花宣言に思う
暖かくなり、テレビではしきりとサクラの開花の便りを告げている。
桜の便りをきくと、春が来たとか、別れと出会いの季節だ、とか、花見で飲むぞーとか
ヒトそれぞれいろんなことを連想するものだが、
耳鼻科医の耳には「サクラが開花しました」は「ヒノキのシーズンが始まります」と聞こえる。
年による時期の差はあれど、サクラの花を基準にすると目に見えない花粉情報も見えてくる。
一般にサクラの開花とヒノキの飛散開始はほぼ同時、その後サクラ満開のころにヒノキ花粉は飛散のピークを迎える。
一方、ウメの開花とともに飛び出したスギ花粉はサクラの開花を境に徐々に飛散量が減り、
サクラが散ってしまえば、ほぼ終了である。
ヒノキの花粉はその後もしばらく飛び、4月末頃に終焉を迎える。
昨日の連休の影響で、今日は午前午後で277人の来院。(T_T)
苦しい日々が続くが、でも、季節は少しづつ進んでいる。
咲く前から、早く、サクラ、散らないかしら、・・・なんて。


コメント/トラックバック トラックバック用URL: