ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2008.05.30

コンビニとスーパー

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気温の変化が激しくて大変です。
また、風邪引きが増えるのではないかと心配です。
 今日来た患者さんでこんなことがありました。
副鼻腔炎を治療中のお子さんです。
「うーん、もう少しかなー。まだハナでるねー。」
「あれっ、そういえばお薬終わっちゃってます?」

「ええ、先週熱が出たので、小児科にいったので少しこちらの薬中断してました。」
「えー、ホントにー・・・・・。」
 まだ、たまにこういう患者さん、いるんだー。
 風邪の時に小児科にかかるな、とはいわないが、
耳鼻科に通院中なのにわざわざ小児科に行くってびっくり。
 最近減ったけど
「風邪でも耳鼻科かかっていいんですか。」
とか、
「生まれたばっかりなんですけど、耳鼻科かかれますか。」
なんて、とんちんかんな質問する人もいる。
 生まれる前や、死んだあとなら別だけど、この世にいる人なら年齢性別を問わずかかれます。
大体、風邪で耳鼻科にかからなくてどうする。
 内科、小児科開業医ってのはいわゆる一般医(ジェネラリスト)だから、いわばコンビニみたいなもんだ。とりあえず、何でもそろってる。手軽だ。
 それに対して、耳鼻科や眼科、皮膚科なんてのは専門医(スペシャリスト)だから、専門店ですね。
 だから、キャベツ買うとき、急いでいればコンビニってことも、ないとは言わないが、
やっぱスーパー行くでしょ。
風邪の時に、内科小児科にかかるって、コンビニでキャベツ買うみたいなもんです。
スーパーではいつもお魚とお肉は買ってるんだけど、野菜はコンビニで、って人いないでしょ。
耳鼻科でいつも副鼻腔炎と中耳炎の治療してるんだけど、風邪ひいたので小児かかかりました、と同じです。
 もちろん、きちんとした内科、小児科医なら患者さんによって
「これは耳鼻科にかかった方がいいから、行ってみてください。」
とアドバイスできるのだが(今日、そういう方も来院されました)、そうでない医者も多い。
 特に小さい子ほど一般医では難しい。
自分から、症状を訴えないから情報をなるべく集めなきゃならない。
本人に訊いても、答えてくれないし。
 その点、目で見て診断する耳鼻科は圧倒的に情報量が多い。
鼓膜はもちろん、鼻だってのどだって、口の中もハロゲン光源でよく見える。
単3電池のペンライトで、溶連菌診断するのはやはり難しいだろう。
そもそも両手にペンライトと舌圧子もって、どうやって検体取るの?
 あと、内科小児科が苦手とするのがインフルエンザの診断ですね。
検体を鼻の一番奥の上咽頭ってとこからとらなくちゃならない。
耳鼻科医にとっては、楽勝だけど、特に小さい子供の診断は出来ないでしょうねー。
 だから、皆さん、風邪を引いたらちゃんと耳鼻科にかかりましょう。
といっても、ただでさえ忙しいのに、みんな来ちゃったら困るので
患者さんには「熱が出るような風邪は、耳鼻科にかかってください。」と、説明しています。

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