ゲージツの「梅雨」(絵画編)
梅雨の合間をぬって日曜日は
妻と東京へ。
主目的はオーチャードホールでのクラシックコンサートなのだが、
その前に銀座に寄り、
福岡伸一プロデュースによる
「フェルメール光の王国展」を見て行く。
もともとゲージツ方面には疎い我が家、
クラシックも俄かオタクだが、
絵画は更に不得意分野である。
フェルメールなんて名前はついこの間まで知らなかった。
代表作はこの絵「真珠の耳飾りの少女」。
分子生物学者福岡伸一氏の本、
「生物と無生物の間」に夫婦してハマり、
その後、氏の著作は殆ど全て購入した。
そのいきさつ等は過去のブログ参照⇒「動的平衡」
その福岡伸一氏が個人的に大ファンである
オランダの画家フェルメールについて
著作の中でいろいろ書いていたので、
間接的にこの画家の作品に興味がわいたのだ。
福岡氏は趣味が高じて、
このフェルメールの現存するすべての絵画を
(たった37作品しか無いそうだ)
複製し展示するという展覧会を企画したのだった。
だからもちろん絵は「ニセモノ」なんだけど
初心者にとってはこれで十分というか
むしろお手軽で都合が良い。
複製は模写では無くリクリエイトと称する
コンピュータによる
デジタルリマスタリング技術によるものである。
37全作品を実物と同サイズで再現し、
実際に展示されている美術館と同じデザインの額装で
描かれた年代順に展示するという
如何にも理系コレクター的な発想で
私などはその気持ちよーくワカル。
福岡氏は少年時代、昆虫マニアだったそうなので、
このコレクションも昆虫採集標本みたいな発想なんだろうなあ。
福岡氏による同時代のオランダ、デルフトの街に住んでいた
レーヴェンフックとフェルメールの交流の推理もまた面白い。
レーヴェンフックは顕微鏡の発明者で、
私などはフェルメールは知らなくてもこの人の方は
小さい頃から本で読んで知っている。
福岡氏によるとこのレーヴェンフックの顕微鏡のスケッチを
一時期、フェルメールが描いたのではないか、
という推測を展開しているのだ。
この辺も科学者ならではの発想である。
会場には実際のアトリエを模したこんなお遊びも用意されていた。
これはこの絵のシーンを再現したものである。
撮影の都合上、残念ながら、2人バラバラになってしまったが。
そんなわけで、美術オンチの我が家が
ちょこっとアートに触れた芸術の秋ならぬ
「芸術の梅雨」だったのだ。
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アクティブですね。
CRPのライヴに一緒におじゃましたDON ALMASのディナーライヴが16日、リストランテ白井であります。
小さいレストランなので迫力という点ではどうかなということもありますが、美味しいし、足利での休日ディナーライヴはないことなので、お時間があればいかがでしょうか?
詳しくはHPのスケジュールを見てくださいね~。
PCのメール受信は数が多すぎてチェックできないので、何かの時には携帯に連絡ください。
naoko.lovin.1008@docomo.ne.jp
これから、怒涛のライヴスケジュールですね。頑張ってくださいね。