キングコング:髑髏島の巨神
コレは観なければ、という映画やっと観てきました。
ちょっとこのポスターはB級感強すぎなのでは。
まごまごしてるうちに地元足利での上映は終わってしまい、
トナリの佐野市まで足を延ばすことになった。
吹替え版は足利でも上映中だったが、断然字幕派なので。
一方ここ佐野では吹替えはやってないみたい。
16;35の回、劇場内は我々夫婦のほかは2,3組であった。
いやあ、観て良かった、オモシロカッタ。
キングコングはメジャーどころでは4回目のリメイクかと思うが、
ワレワレ東宝ファンにとってはゴジラシリーズでのキングコングも印象深い。
中でも大傑作「キングコング対ゴジラ」を思い出さずにはいられない。
今回も最後のオオトカゲ(?)との対決シーンでは
山の向こうに熱海城の幻が見える思いがした。
そういえば「キングコング対ゴジラ」のゴジラの着ぐるみは、
ゴジラシリーズきっての「トカゲ顔」であった。
そして、今回の「キングコング」でもう一つ思い出されるのが、
映画「地獄の黙示録」である。
当時大学生でしたが、夏休みかなんかに高校時代の同級生と観に行きました。
今回のキングコングの時代設定が、ベトナム戦争の終わった日というのがミソです。
この夕日をバックにヘリコプターが飛ぶシーン。
もう完全にコッポラへのオマージュでしょう。
で、このヘリコプターUH-1イロコイですが、これがコングにやられちゃうのも、
「地獄の黙示録」でベトコンの少女に爆破されちゃうシーンに重なります。
それから髑髏島の物言わぬ原住民が登場するシーン。
これも「地獄の黙示録」のコレでしょう。
最後にP-51と零戦とB-29をくっつけた改造ボートで川を下って脱出するシーン。
コレもまんま、このイメージ。マシンガン付きだし。
「地獄の黙示録」ではドアースやローリングストーンズがかかっていましたが、
この映画でも「ジギースターダスト/デヴィッド・ボウイ」や
「バッド・ムーン・ライジング/クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル」など
当時の曲がかかって気分盛り上がります。
中でもCCRの「ラン・スルー・ザ・ジャングル」はピッタリの曲でサイコー。
てなわけで、ひと粒で3つも4つもオイシイ映画でした。
さて、この映画、ハリウッドの「ゴジラ」製作チームが作った映画で、
2014年のゴジラに登場した組織「モナーク」が描かれていますが、
実は、次作がすでにアナウンスされております。
それが、キングコング対ゴジラらしい!
2020年公開予定だそうですが、これまた期待と不安でイッパイです。
そういえば、冒頭の太平洋戦争の空戦シーン、
P-51ムスタングはキングコングの、そして零戦はゴジラのメタファーなのかも・・・・。
エンドロールが流れると毎回、席を立つお客さん多く、
今回も残ったのは我々のほか1組だけでしたが、
先に帰ったお客さんは重大なシーンを見逃しました。
すべてのエンドロールが終わったあと、もう1シーンあったのです。
モナークのシーンで、
そしてそのさらに最後にはゴジラと思われるシルエットと、もう一つ。
あのシルエット、間違いなく・・・・。
まさか、アレも次回作で登場するのか????
あーーー、また、期待と不安が10倍くらいになった。


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