オリエント急行殺人事件殺人事件
昨日の「オリエント急行殺人事件」のブログに
KAZU氏から大変、蘊蓄の深いコメントをいただきまして。
ありゃま、カワイソウ、
その高校生、映画館出てから尾行して後ろから刺したろか、
と思う気持ちが芽生えたかと思うがよく思いとどまりましたね。
あやうく「オリエント急行殺人事件殺人事件」になるところで。
急に思い出したのが、ワタシの友人I氏に聞いた話。
時は2002年、日韓共催のワールドカップの際のお話である。
予選リーグでベルギーに引き分けたのち、ロシア、チェニジアを破った日本は
予選を首位で勝ち抜け、決勝トーナメントで宮城スタジアムでトルコと対戦。
I氏は大のサッカーファンであり、
しばしばワタシもスタジアムに一緒に行ったことがある。
この2002年ワールドカップも予選の「日本対ロシア」と、
準決勝の試合も一緒に見に行った。
さて、「日本対トルコ」、キックオフは平日の15:30。
当院はこの日、ワタシが午後の診察開始を急遽「試合終了次第」としていたが、
会社勤めのI氏は、この時点での臨時欠勤、早退は不可能であった。
そこで、I氏は帰って録画観戦しようと、キックオフ時間以降、
一切のメディアとの接触を断ち、
同じフロアの同僚には、ゼッタイサッカーの情報はもらすな、
と厳命していた。
そして、仕事をすばやく切り上げ、
5時半過ぎにはオフィスを出る。
腕時計を見つめなが下りエレベーターを待っていると、
開いたエレベーターから、他の部署の若い女子社員が出てきた。
そして、
「あ、I課長、お疲れ様でーす。日本、負けちゃいましたね。」
と、笑顔であいさつされたそうだ。
その時のI氏の心情たるや、察するに余りあるものであり、
涙なくしては語れない話である。


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