オペラ座の夜
春のライブも終わり夏に向けてそろそろ準備を始めようかい、というオヤジバンド「CRP」。
なんかやりたい曲ある?とメンバーに訊いたところ、
ドラムの野口先生から意外なオファーが。
「クイーンのYou’re My Best Friend」!
本人も「多分却下されると思いますけど」という前フリつきで、
メールしてきました。
「You’re My Best Friend」。
この曲はクイーンの4枚目のアルバム「オペラ座の夜/A Night At The Opera」にはいっています。
実はこのアルバムを境に私はクイーンを聴かなくなってしまったのだ。
ロック小僧だった中学生時代、
ツェッペリンやパープルを聴きまくっていた頃、
「ブリティッシュ・ロックの新星」としてデビューしたのがクイーンだった。
デビュー・シングル「Keep Yourself Alive(邦題は『炎のロックン・ロール』!)」
を、ラジオで聞いて、おお、こりゃ、かっこええと思い、
その後出た、ファースト・アルバム「Queen/(邦題は『戦慄の王女』)」
を聴きまくっていた。
クイーンなら「王女」じゃなく「女王」じゃないの、と思ってはいたが。
この時点では「ブライアン・メイ」がリーダーだと思ってた。
(ベースの「ジョン・ディーコン」は、しばらく日本では「ディーコン・ジョン」と紹介されていた)
セカンドアルバム「QueenⅡ」は、実はお昼の校内放送で初めて聴いて、
「このバンドは何だ。」
「こりゃ『イエス』でしょ。」
「いや『ツェッペリン』の新譜かも。」
といって、友人とわざわざ放送室まで調べに行ったことがある。
3枚目「Sheer Heart Attack」は英語の勉強にもなるといって
辞書片手に友達と歌詞の翻訳をした。
ただし、キラー・クイーンの冒頭に出てくる「Moet et Chandon」がわかんなくって挫折した。
(これ、フランスのシャンパン「モエ・エ・シャンドン」だが、
中学生の英和辞典には出てねえわなー、フランス語だし。)
そして、初来日公演の日本武道館にも行き、
発売を楽しみにして聴いたニューアルバム「オペラ座の夜」。
その内容はロック少年の期待を大きく裏切るものだったのだ。
ブリティッシュ・ハード・ロックは影を潜め、オペラ調の曲や、カントリー、ポップなコーラス。
なんだー、こりゃー。
そして、シメはかの『ボヘミアン・ラプソディ』。
そんなわけで、次のアルバム『華麗なるレース』からは、もうクイーン聴くのをやめちゃったのです。
その後『クイーン』はフレディのエンターテインメント路線をばく進し、
ゴージャスかつ完璧主義を売り物に世界的にも大成功を収めたわけですが・・・・。
いま思うとこのアルバムは
『ビートルズ』における『リボルバー』にあたるアルバムだったんだなあ、
と思います。
さあ、そんな私にとってクイーン最後のアルバム
『オペラ座の夜』からの曲、果たしてライブで演奏するのか?
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恐縮です・・
ちなみに、私のなかでのクイーンの最高曲が「キラー・クイーン」で、次が「ボヘミアン・ラプソディ」だったりして・・
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あー、なるほど。
私はなんといっても「QueenⅡ」が楽曲、デザインとも最高傑作と思ってます。
特にBlack Side。
もっともCDになるとA面もB面もないのですが。