ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2018.02.14

インフルエンザに対する温度差

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 インフルエンザの流行はますます進んで、

毎日たくさんの検査陽性者が出ています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スタッフが、カレンダーに「正」の字で

A型、B型に分けて陽性者の数を記録していますが、

ここのところ毎日のように「正」の字が並び、

正正正正正正正正正正・・」

カレンダーはあたかも中華ドンブリの模様のような有り様になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日常診療の合間に感じるのは

インフルエンザに対する一般の人々の認識の違い、温度差です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワクチン打っていますか?という質問に

「ワクチンは水銀が入っているので危険だから打ちません。」

と、答えた方がいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 体に有害な水銀含有量が無いことはわかっていましたが、

詳しい事情を知らなかったので調べたら、

このようなものでした。「チメロサールについて

ワクチンに詳しい、小児科専門医の病院のホームページからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結局、安全性の面からはワクチンを打つ方が大事なわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中には「ワクチンを打ってもどうせ罹るので打たない。」

という方もいるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそもワクチンは発症を抑制したり、

症状の回復を早めることはできますが、

完全に発症を抑えることはできません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今シーズンのインフルエンザの大流行には昨年秋のワクチン不足で

ワクチン接種率が下がったことが一つの要因と思っています。

厚労省は認めていないようですが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 集団免疫という考え方があり、

全員がウイルスに対する基礎免疫を持っていれば、

重症な、つまりウイルスを大量に排出する患者さんが少なくなり、

病気の流行を抑制できるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だから、本来はインフルエンザも全員接種にすべきなのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、家族がインフルエンザにかかったら仕事に出てはいけない、

という職場もあるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 たしかに老健施設やがん病棟、ICU、NICUなどは該当するかもですが、

中には必要以上に規制しているところもあるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日、一番ビックリしたのは、

「他院でインフルエンザの診断を受けタミフルを飲んでいるが

熱が下がらないのできました。」

と、幼稚園の娘を連れてきたお父さん。

なんと、娘さんと待合室で待っていらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 熱のある方は別室やクルマで待っていただいており、

その旨も院内に大きく掲示してあるのですが、

何の申し出もないのでスタッフが見逃してしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 患者さんは本能的に自己防衛を考えるので、

診断がつくまではかえってインフルエンザをもらうかも、

という思いもあるので、

かならず申し出るものなのですが

インフルエンザの診断がついているので逆に安心(?)したのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 自分の娘のことが心配で他人のことまで気が回らなかった、のでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スタッフも常に気を配って具合悪そうな人には申し出がなくても声をかけたり、

熱を測ってもらうようにしてるのですが・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この点に関しては今日、診察終了後、スタッフと改めて、

問題点と対策を話し合いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 インフルエンザに対しては

インフルエンザは個人の病気ではない

ということを認識して、

正しい知識と対応が求められます。

皆様もよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

1件のコメント

コメント/トラックバック (1件)トラックバック用URL:

  1. 正しい知識がどれ程重要なのかが、よくわかるエピソードですね。
    赤ペケの職員は毎年ワクチンを全員接種しておりますが、それでも何人も罹患しております。
    「インフルエンザは個人の病気ではない」
    実に肝に銘じるべき言葉ですね❗
    先生を始め美貴先生、スタッフの皆様も花粉シーズンを迎え、ご多忙になりますがどうぞお身体を御自愛くださいませ。

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