インデペンデンス・デイ リサージェンスを見て考えたこと
お正月休みは初詣以外どこにも出かけなかったので、
家で録画した映画なんかを見ておりました。
一昨年、見逃したこの映画。
ていうか、行く気だったけど映画評を見て二の足を踏んでるうちに公開が終わってしまった映画です。
1996年公開のインディペンデンスデイの続編ということで、まずそちらを見直しました。
公開当時は、やたら大風呂敷な映画だなあ、という印象で、
それほど面白かったとは記憶していませんが、
いま改めて見ると、この映画のスターウォーズぶりが、印象深いです。
調べてみるとスターウォーズ初期3部作の最後エピソードⅧの公開は1983年。
このインデペンデンス・デイが1996年。
そして、翌1997年にスターウォーズ初期三部作はリマスターされ「特別編」に、
1999年よりはエピソードⅠ~Ⅲが3年ごとに製作された。
なんとなく、「架け橋」「呼び水」的な存在だったかも。
この「インデペンデンス・デイ」が1996年の興業ナンバーワンで、
2位が竜巻の「ツイスター」
3位がトム・クルーズの「ミッション;インポッシブル」だった。
邦画では1位は「ゴジラvsデストロイア」で、ここでゴジラ死んじゃったんだなあ。
このあといったんゴジラシリーズが終わって、
あの賛否両論のハリウッド版「GODZILLA」が1998年に公開されるんだけど、
その監督がこの「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ監督なわけで・・・。
うーん、なかなかオモシロイ。
そして、20年後の2016年公開がこの「インデペンデンス・デイ リサージェンス」。
あれ、日本語ロゴのやつは、宇宙船が日本上空にいますが、
日本には来てません。
細かいコトしてますね、日本の映画会社さん。
と、思ったら、これは世界各国版があるそうで。
オーストラリア版、アジア版、ヨーロッパ版、ロシア版、東南アジア版、南米版、北米版
うわ、芸コマ(@_@)
しかし、ストーリーは大雑把(^^;
前作よりさらに大味になっていて、
まあ、なんとか飽きずに見るけどあまり残らない、と言った感じ。
これは、映画館で、4DXかなんかで見る作品だなあ。
前作で良かったのは1996年の設定どおり、
迎え撃つのは現役のF/A-18ホーネットで、
コレが非常にインパクトがあった。
X-ウイングの代わりにあのホーネットが宇宙人相手にドッグファイトするなんて。
ホーネットはワタシが2番目に好きなジェット機ですんで。(^^)v
今回のリサージェンスでは設定は2016年なんだけど、
エイリアンの技術を応用して新動力装置の開発に成功してるという設定なので、
迎え撃つのはラプター風だが架空の戦闘機。
あまりワクワク感が無い。
このエイリアンの造形も何とかなんないすかね。
「女王」の設定も含めて、まんま、エイリアンシリーズの模倣だし。
ところで「アジア版」ポスターが狙っていたのは、
実は、日本でなくて中国。
1980年代の映画「バックトゥザフューチャー」では、日本企業の上司にクビを言い渡されるマーティーや、
「日本の製品はサイコーだよ。」なんて言うセリフがあったのだが、
今や、ハリウッドは中国相手に太鼓持ちをする時代なのだ。
軍の司令官が中国人で、その姪が美人パイロットで大活躍。
そういえば、「ゼロ・グラヴィティ」でも主人公は中国の人工衛星に乗って帰ってきたし、
「オデッセイ」でも中国の技術に助けを借りて宇宙飛行士を生還させていた。
バックトゥザフューチャーで描かれた未来は、2015年なのだが、
日本企業は映画通りにはなりませんでしたね。
バブルは遠くになりにけり。
ビフのモデルのトランプ氏は大統領にまでなっちまいましたが・・・。
リサージェンスとは、「再起・復活」という意味だが、
最近「ツインピークス・リターンズ」「ターザン・リボーン」とか
「○○・リブート」とか多いっすね。
ツインピークスや今回のインデペンデンス・デイ、
そしてスターウォーズなんかは、
同じ役者さんが何十年後の役で出るので、それを見るのも面白い。
そういえば、藤岡弘さんの仮面ライダー、
そろそろWOWOWで放送されますかね。
映画館までは行かなかったけど、見てみたい。


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