ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.07.09

イメージが真逆

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医学生のころ、どの科の医者になるかは、

ひととおり、全科の授業や、病院実習を回って、

自分の志向と照らし合わせて決めるものである。

全科を体験するわけですから、

だいたい何科はこんな感じ、というイメージはできるわけです。

このこと、以前もちょっと書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが、学生のころ思い描いたイメージと、

現在巷に流布するイメージが180度違う科が存在します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは「皮膚科」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタシが学生時代に「皮膚科」に持ったイメージは、

「汚い」「気持ち悪い」「うつるとイヤダ」「診てるだけで痒くなりそう」

といったものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皮膚のカイカイやイボイボや、水虫や、いんきん・たむし、が皮膚科のイメージ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

臨床実習でワレワレの班にまわってきた症例は、

70歳代の陰部の毛ジラミのおじいちゃんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虫眼鏡で見ながら、ピンセットで陰毛を採取し、

それを顕微鏡で見て毛ジラミの虫卵を確認し、診断しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にも、ソープランドで何かうつされた男性とか、

全身の皮膚がべろべろでじくじくしている子供とか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くわえて、当時の皮膚科の教授は、

白髪まじりのもじゃもじゃ頭の鬼瓦みたいな顔した先生で、

大きな体にヨレヨレの白衣を着て、なにより顔面が異常にデカイ、

見るからに「怪人風」の先生でした。

話し方も関西弁まじりのぶっきらぼうな口調で、怖かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あー、こんな科には、絶対行かないぞー。

医学生のワタシの選択肢から「皮膚科」は早々に削除されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが、どうでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレビ番組なので「皮膚科医」が出てくると、

ほぼみな女医さんで、美人、というか派手な化粧で、

エステの店長か、高級クラブのママか、というような雰囲気です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブランドものだかのちょっと変わったデザインの白衣を着て、

皮膚のケアや、化粧水の説明、紫外線対策の話なんかをします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも、今はこの辺が巷で連想される皮膚科医のイメージになっているようで、

「皮膚科医 画像」で検索すると、女性を検索ワードに入れなくても、

出てくるのはそんな女性医師ばっかりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはオレの中の皮膚科医のイメージとはほぼ真逆です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのキレイな女医先生たちは、

毛ジラミの診察でおじいちゃんの陰毛抜いたり、

いんきん・たむしの診断のために陰部から組織をとったりするんだろうか。

少なくとも、研修医、勤務医時代はやらないわけにはいかないし・・・・。

よく、皮膚科入ったなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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