アジアでは別の顔
2年前は試合に遅刻したが、今回は大丈夫。
過去の失敗経験は常に次回に生かされる。
人生において大事なことです。
昼間は10月とは思えないほど暑かったが、日が暮れるとひんやり秋の風。
秋の宵、ススキと月と埼スタと。
期待と不安を抱いてスタジアムに向かう人の波。
リーグ戦の優勝、ACL圏内の3位以内はすでに遠く、
いまだ残留争いからは、脱出できず、
ルヴァンカップも、天皇杯も敗退した今、
粉々になりそうな浦和サポーターのプライドをかろうじてつなぎとめているのが、
このアジアチャンピオンズリーグである。
途中北千住駅で買った、レンコン包み揚げフライ。
選手入場に合わせて、バックスタンドでは大旗展開。
ワタシの席より下層のお客さんはすっぽり。
その間にゴール裏ではコレオグラフィーを披露。
だが、大旗の下の人は見られない。
展開したサポーターグループのスタッフは写真撮ってるけど。
円陣が解けたころやっと旗が下がります。
プハーッて感じ?
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2019アジアチャンピオンズリーグ準決勝第1戦
浦和レッズ 2-0 広州恒大 (埼玉スタジアム2002)
(前半 1-0)
(後半 1-0)
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準決勝の相手は、準々決勝と同じ中国の広州恒大。
準々決勝で鹿島アントラーズを破って勝ちあがってきた。
レッズが勝った上海上港はアジアチャンピオンズリーグの優勝経験はないが、
この広州恒大はレッズと同じく2度のアジア制覇を成し遂げている。
しかも今も中国の国内リーグは首位らしい。
上海上港よりかなり多くのサポーター。
アウェイユニは黄色だが、チームカラーはこれまた赤らしい。
さて、試合はともに失点をしたくない両チームの様子見で始まるが、
次第にレッズの気迫が広州恒大を圧倒していく。
相次いで、得点をにおわせるシーンを作る。
そんななか、19分にファブリシオの見事なミドルシュートが決まる。
欲しかった先制点でゲームの流れを更に引き寄せる。
以前から思うのだが、この埼玉スタジアムのサポーターが醸し出す雰囲気は、
海外のチームにとってはかなりのプレッシャーになるようだ。
国内では浦和レッズが、応援はすごいけれど
実は勝負弱いことは相手チームも知っているので、
サポーターのこけおどしにはビビらないが、
海外のチームに対しては、ヨーロッパのトップチームのような強豪、
という(誤った)印象を与えると思う。
そして、後半。
後半もレッズは集中を切らさず、押し気味にゲームを進める。
なんでこれが国内リーグでできないのかと思う。
ピンチもあったが、しのいで75分、待望の追加点が。
コーナーキックのこぼれ球を回収した関根が、思い切りよくシュート。
鋭い弾道のミドルシュートが相手ゴールに突き刺さった。
前節のような後半の失速もなく、守り切るかと思ったが、
カウンターから失点。
ああー、またか・・・・
と、思ったら、これがオフサイドでノーゴール。
試合はこのまま終了し、準決勝第1戦は2-0で勝利。
これは公式戦11戦ぶりの勝利、となった。
第2戦は10月23日だが、この試合引き分け以上、
負けても1点差ならば決勝進出が決まる。
しかし、ナゼにアジアでこんなに強いのか。
もし、鹿島アントラーズが勝ち上がってきたら
ゼッタイこうはいかなかったと思う。
帰り道、けっこう中国人サポーターが多いのに驚く。
赤いレプリカなので分かりにくいが、やたら大声でしゃべるのでそれと分かる。
それにしても、0-2で負けたのにみんな意外と明るくしゃべってるんだよねー、
なんなんだろう。


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