なでしこは、卑怯?
ワタシのブログの熱心な読者の方から、
個人的に意見を求められた。
この件に関してである。
「引き分け狙い・・・なでしこ。フェアプレー精神はどこへ」←クリックすると記事が読めます
予選突破を早々と決めた日本女子サッカー代表「なでしこジャパン」は
3戦目の南アフリカ戦をわざと引き分けた。
グループ2位通過の方が、対戦相手や移動の問題で、
有利であると監督が判断したためである。
この選択を「フェアプレー精神に反する」とか、
「なでしこらしくない」などという意見があるそうで。
何言ってんでしょうか。
少なくとも、今回「なでしこジャパン」はメダル、
それも金メダルを大いに期待されてオリンピックに臨んでいる。
例えば、カップ戦のホーム&アウェイなら、
90分×2の180分をひとつの試合とみて、
勝ち抜けを考えるのは常識である。
とすれば、監督は、今回のオリンピックに関しては
予選から決勝までをひとつの戦いとみて、
チームを動かすわけだ。
マラソンなら、ここまでは押さえて先頭集団の一番後ろで、
30キロ過ぎからスパートしようとか、
サッカーでも、1-0のリードで残りロスタイムだから、
コーナーフラッグのところでボールをキープしようとか、
そういう事は作戦、戦術であって、卑怯でもアンフェアでも何でもない。
わざと負けちゃう、とか、最初っから引き分けで行く、なんてのは
ちょっとアレだけど、
控えのFWにチャンスを与えたうえで、
流れを見て決めた判断だから全然問題ないでしょ。
もともと佐々木監督は「コーチ」(英語では監督の事をCoachですので。)の
語源が「馬車」であることに触れて、
「乗客」である「選手」を目的地に連れて行くのが「コーチ」の役目である、
と言っていたそうだ。
まあ、そんなわけで、作戦自体は当然なのだが、
佐々木監督、どうもインタビューでしゃべりすぎですね。
その辺の「大人の事情」は、言わないで、
適当にシラを切るのが、良いのかなと。
真面目にしゃべるもんだから取材者に突っ込まれて、
またムキになって余計なこと言っちゃったのかもね。
まあ、初めてのワールド・チャンピオンとして臨む
オリンピックなので、相当なプレッシャーが監督にはあるんでしょうな。
実際、サッカーというスポーツで、
優勝候補のチームが決勝まで行くのは相当大変だと思います。
くれぐれも余計なところで「消耗」しないように。
本県出身の安藤梢ちゃんと鮫島彩ちゃんは個人的に応援してます。
安藤さんはレッズレディースの頃からファンです。
今度は途中で寝ないように観よう。
↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。


SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
先生のお話はとてもわかりやすいので
今回読まれた方は私も含めて
経緯についてよく理解できたことと思います
『予選から決勝までをひとつの戦いとみて』
『控えのFWにチャンスを与えたうえで、
流れを見て決めた判断だから全然問題ない』
先生のこの二点、特に後者を踏まえていないと
いろんなこと言っちゃう人がいるんでしょうね~
「闘将」柱谷さんのお話にも監督もそこまで
話さなくても・・・といった内容がありました
今回は私のお願いにお応えいただき
ありがとうございました!