ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.07.31

じゃあ、オペしますか

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 「オペ」は医学用語の中でも良く知られた言葉。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは英語の「operation:オペレーション」の略であると考える向きもあるが、

多分、ドイツ語の「Operation:オペラチオン」由来でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 古くからある医学用語はほぼドイツ語由来だし、

英語のoperationは必ずしも手術の意味ではなく、

英語で手術は通常「surgery」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、ドイツ語で「Ope」といっても通じず、

オペは日本語、隠語、といったほうが妥当でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみに英語で略語のときピリオド「.」をつけます。

「U.S.A.」「D.C.」「Mr.」「Jan.」「Sun.」「St.」「Ave.」etc.

そういえばエトセトラもetc.ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 研修医時代、「オペ」という語をカルテに書くときに

「ope.」ではなく「Op.」と記載するように先輩医師に指導されました。

英語の省略形は母音を省略するから母音では終わらない、と教わりました。

じゃあ「avenue」は「av.」じゃないのか、とも思いますが。

「AV」だと意味が変わってしまう、ということではないでしょうが。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、「オペ」は日本語のいわゆるギョーカイ用語で、

「オペ室」「オペ患」「オペ日」「オペ出し」「オペ中」などと、フツーに使います。

「手術室の看護師さん」は「オペ室ナース」ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そういえば、看護師さん、看護婦さんに関しては、

今は「ナース」という呼び方が定着しています。

むろん英語の「nurse」のことですが、

ワタシのお袋なんかは看護婦さんのことを「プレさん」と呼んでいました。

多分昭和初期の話。

これはドイツ語で看護婦さんをさす

「Pflegerin;プレーゲリン」に由来する言葉ですが、

ワレワレの時代から、この言い方はすでに使われてはいませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そういえば、患者さんのことをさす「クランケ」という言葉もすたれましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、医者のほうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「医者」はドイツ語で「Doktor:ドクトール」または「Arzt:アールツト」です。

「どくとるマンボウ」は医者で、作家の北杜夫氏のエッセイシリーズですが、

まあ、医者に診てもらったことを

「ドクトル」に診てもらった、などという言い方は

昔もなかったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 では、「医者」は何と呼ばれていたか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 医者は、かつては「お医者さま」といわれていました。

残念ながらこの言葉は、いまや、完全にすたれてしまったようです。(^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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