ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.12.22

けっきょく、花粉症の注射は

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 ゾレア見送りで、今のところ花粉症の「注射薬」はありません。

かつて、皮下注射していた「皮下免疫療法(SCIT)」は、

「舌下免疫療法(SLIT)」に、ほぼ全面的に置き換わっていますから、

これもなし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 思い出されるのは花粉症のシーズン、一発で治るという注射。

これは脂溶性ステロイド剤の皮下注射なので、

絶対やっちゃダメですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学会からも注意喚起が出て、

まともな医者はまあ、やっていないと思いますが、

大都会や、または逆にド田舎には「ヤクザな医者」がいますので、

くれぐれもご注意ください。

失明なんかしてからでは、遅いですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、もう一個ありました。

ヒスタグロビンはヒスタミン加ヒト免疫グロブリン製剤、

ノイロトロピンはワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液、

なにやらアヤシイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これらは良くメカニズムがわからないまま「変調療法」という、

これまたよくわからない名前で、

かつては花粉症の治療に用いられていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実はワタシも大学のアレルギー外来ではけっこう使いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、その後、「効かない」ということがわかり、

今では花粉症治療のガイドラインからも削除されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかもこの注射、全然効かないくせに、かなり痛い(らしい。)(>_<)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当時はわからなかったとはいえ、

注射した患者さんには、ホント申し訳ないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この注射、他科ではまだ使う疾患もあるらしい。

その辺の知見は無いのですが、ホントに効くのかしら。

ともかく、花粉症にはほぼ効かないのでお間違いなく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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