「ブラックペアン」第1話は見ましたが・・・
この間、医療ドラマのことを書いたのと
原作が医師で作家の海堂尊氏なので、
なんとなく録画しておいたTBSの「ブラックペアン」。
某社MRさんに、センセイ見ましたか、といわれたので、
無視するわけにもいかず、見てみました。
ちなみに見ててイライラするので、我が家は基本的に医療ドラマ見ません。
ワタシ失敗しませんの女医さんのドラマも、コードブルーとか、医龍とか、
ムカシヒットした「振り返れば奴がいる」(だっけ?)そんなのも一切見たことありません。
さて、今回のドラマですが・・・・・
うーん、これは、ありえねー、本当に海堂尊氏の原作なの?
ツッコミどころだらけで、もう、コメントのしようがない。
ストーリーが、マンガです。
そして、何よりも・・・・
頼むから、「若き天才外科医」、
出ないでくれ。(ーー;)
この設定だけで、見る気が失せる。
ドラマの宣伝では手術シーンにリアリティを追求した、とのことだが・・・・。
ワタシが手術室で毎日のように手術をしていたのはもうずいぶん前だし、
それも頭頸部の手術ばかりで、心臓手術は経験が無いけど、
あまりリアリティは感じませんでしたね。
出血してあんな大声で叫びまくる医者はいないし、
顔にかかるほどぴゅーっと出たのは動脈性の出血だから、
そこおさえれば止るんじゃね?
そもそも、 輸血持って来いというのは麻酔科の医者が出す指示だしなあ。
ただ、天才外科医を呼びに行く
あの研修医をまるきりバカにしてるオペ室の看護師さんは
凄くリアリティがあった。
まさに、ナース、あるある。
あと、オペ室で患者さんをストレッチャーからオペ台に移すとき
みんなでシーツもって「イチ、ニノ、サン」で持ち上げるのはあったなあ。
ワタシが務めていた病院ではあれを「どっこいしょ」といってましたが、
他ではどうなんだろ。
オペ終わると他の部屋の看護師さんなんかに
「どっこいしょ、お願いしまーす。」
といって人を集めていました。
さて、第2話以降、続きを見たものか、かなり悩むところである。
タイトルのブラックペアンの「ブラック」は「ブラック企業」のように
何か悪いことを象徴する意味だけかとおもったら、
教授が最後に「ブラックペアン」を使うと手術がうまくいったというしるしで、
みんなが拍手する、ってのも・・・・。
もともと黒塗りの手術器具は顕微鏡での手術用の器械で
そのままだと無影灯の光が反射して見にくいので艶消しの黒塗りなんですけど。
ちなみにネットで医療ドラマお勧め50選、というのを検索したら、
最初に上げたようなドラマタイトルなどが出てきましたが
見たことがあるのは田宮二郎の映画版「白い巨塔」と
NHKで放映した久坂部羊氏原作の「破裂」、海外ドラマの「ER」だけでした。
「ER」は、かなりよくできていてけっこうおもしろかった。
あまりに長いので途中で見るのやめちゃったけど。
それにしても、その医療ドラマ50選を見ると
「若き天才外科医」モノは腐るほどあり、
救急救命センターや内科医、産婦人科、小児科、美容外科、
法医学、監察医、看護師(男性、女性)まであるのだが、
やっぱ、耳鼻咽喉科医のドラマはないんだよなあ、クヤシイ。


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