「パワーをもらう」
NHKの「LIFE」というコント番組があり、大ファンである。
いつも、いいとこついてるなあ、というネタが多いのであるが、
この間見た「パワーをもらう」
というネタもまた秀逸であった。
かねがねこの「パワーをもらう」という言い方にたいへん違和感を持っていたので、
思わず、拍手喝采したいほどであった。
そもそも「パワー」とか「元気」とかは、あげたり、もらったりするもんじゃないだろ。
モノの例えとして使うならまだしも、日常的に使ってることが多いのにはウンザリしていた。
最近は「パワースポット」やら「パワーストーン」やら得体の知れないものがあるし。
同じように違和感があるのが「ありがとう」。
スポーツ選手をたたえたりするのに「ありがとう、○○選手!」とやる、あれがヘンだ。
とくにオリンピックなんかに多いですね。
選手は自分のためにスポーツやってるんだから、別にお礼を言う筋合いはないでしょう。
選手が試合後観客に向かって「応援、ありがとう」というのは、きわめて自然だが、
テレビで試合を見た観客がインタビューを受けて
「金メダルを取った○○選手に、パワーをもらいました、ありがとうと言いたいです。」
というのは違和感がありありである。
ということで、これから埼玉スタジアムにパワーをもらいに行ってきます。
(やっぱ、オレは、言えねーわ。)


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