診療内容

患について

当院の電話番号は実は24時間自宅でもとれます。
しかし、交代制の救急病院ではないので、どうしても必要な場合のみ電話してください。
電話する前に、以下の耳鼻咽喉科の急患の対処法をまずお読みください。

1.耳が痛い!
風邪や花粉症など、鼻水が先行して耳が痛くなった場合、急性中耳炎が最も疑われます。
治療は抗生物質等ですが、まず、痛み止めを飲んで一晩様子を見ましょう。
痛み止めはアセトアミノフェン(カロナール等)があればベストです。(子供用のアンヒバなどの解熱用の座薬もこれに当たります)
手元にない場合バファリン、ノーシン、イブなどの頭痛薬があればそれで大丈夫です。
子供の場合には体重で考えて大人の1/2~1/4の量を用いてください。もし抗生物質が手元にあっても耳鼻科医の診断があるまでは飲まないでください。痛み止めは外耳炎やおたふく風邪の痛みでも有効 です。急性中耳炎の場合には痛みが取れても治ったわけではないので翌日必ず耳鼻科を受診してください。
2.鼻血が止まらない!
鼻血はその大部分が鼻の入り口近くの鼻中隔(左右の鼻の間の仕切り)から出ます。 ティッシュや綿を鼻に堅く詰めて鼻の脇から真ん中に向かって圧迫しましょう。 その際、ティッシュや綿が血でびしょびしょになっても取り替えずそのまま押さえておきます。横になると出血が止まりにくいので、いすに腰掛け、少しうつむいて鼻血が前に流れるようにします。上を向くと血が喉に回るので、気持ち悪くなったり固まりにくかった りします。15分程度そのまま押えておけば多くの出血は止まります。
3.耳だれが出た!
急性中耳炎で鼓膜が腫れ、一定以上になると破けて耳だれが出てきます。 一般的にはそれまであった耳の痛みや発熱は軽快することが多いです。耳の外に出た分だけ拭いてあげて受診は翌日でも大丈夫です。
4.耳掃除をしていて痛み、出血があった!
耳かきや綿棒で外耳道や鼓膜を損傷した可能性があります。 痛みに対しては痛み止めを飲んでください。出血は外のほうだけ拭いていただければ十分です。翌日必ず受診しましょう。
5.子供が発熱!
最も多いのは風邪ですが、特に小さい子の場合中耳炎は常に念頭に置く必要があります。熱が出ても無理に下げることはないので、水分等を十分取らせて全身状態を観察しましょう。呼吸状態が極端に悪い場合、意識がはっきりしない場合は救急病院に問い合わせてく ださい。中耳炎の既往のある児の場合には、熱が下がっても翌日の耳鼻科受診が必要です。
6.耳、鼻に異物が入った!
耳におもちゃなどが入った場合には無理に取ろうとせず翌日耳鼻科を受診してください。 虫などの場合には、痛がるようであれば連絡してください。鼻に異物が入った場合、気管に入ることがあるので連絡してください。
7.のどに魚の骨が刺さった!
大人の場合には翌日の受診で十分です。小児の場合、痛がるようであれば連絡してください。 ご飯を丸呑みしたり、箸でつついたりするのはやめましょう。
8.間違って何かを飲み込んだ!
ピーナッツや薬を間違って吸い込んでしまったとき、激しい咳き込みが続く場合、気管支に入った恐れがあります。 耳鼻科のある総合病院に問い合わせてください。逆に、咳き込みなどがなかった場合には、水が飲めるようであれば、通常は大丈夫です。PTP(薬の殻)やボタン電池を飲み込んだ場合には耳鼻科のある総合病院に問い合わせてください。
(注)上記の例はあくまで一般的な話です。もちろん例外や特殊なケースもありますので、ご心配の場合にはご連絡ください。

帰り手術

当院では、各種日帰り手術を行っています。

鼓室チューブ留置術
難治性の滲出性中耳炎に対し鼓室チューブの留置を行います。最近は乳幼児の反復性中耳炎に対してチューブを入れることもあります。
手術は全て局所麻酔(鼓膜だけの麻酔)にて行います。当院では0歳児から局所麻酔でチューブ留置が可能です。
鼓膜穿孔閉鎖術
外傷性鼓膜穿孔や慢性中耳炎によって鼓膜に穴が開いたままになってしまった方に対し穿孔閉鎖術を行います。
中耳の耳小骨の変形や癒着のないこと、耳漏の停止していることが条件です。局所麻酔下に鼓膜に処置を行い特殊なシートを貼って鼓膜の再生を促します。
副耳摘出術
先天性に耳の前方に副耳のある赤ちゃんに対し摘出術を行います。耳介の変形、外耳道の閉鎖など大きな奇形がない事が条件です。
レーザーによる鼻腔粘膜焼灼術診療内容
CO2レーザーにより鼻の中の粘膜を焼灼します。
麻酔液を漬したガーゼによる局所麻酔で行います。健康保険適用になります。対象は原則として小学生高学年以上の方になります。薬による治療に抵抗する難治性の鼻づまりや、スギ花粉症などの予防治療としてお勧めします。
内視鏡下鼻内手術
慢性副鼻腔炎、鼻茸の方に対し局所麻酔下に鼻内手術を行います。手術は内視鏡を用いモニターで手術野を観察しながら行います。
当院では吸引しながらポリープを除去できるマイクロデブリッダーを導入しております。鼻茸切除術、鼻内篩骨洞手術、上顎洞鼻内手術、術後性頬部嚢胞などの手術を行っています。
口腔粘液嚢腫摘出術
主として口唇などに出来る粘液嚢腫の摘出手術を行います。局所麻酔で行い溶ける糸で縫合しますが残る場合は数日後に抜糸します。

煙外来

当院は禁煙指導施設の認可を取得しており、保険診療で禁煙治療を行っております。詳しくは、受付までお尋ねください。
特定非営利活動法人日本禁煙学会主催「タバコは健康を損なう:動画CMコンテスト」にて受賞された禁煙CMです(youtube)

眠時無呼吸症候群

当院では、睡眠時呼吸モニターを用いて睡眠時無呼吸症候群の診断と治療を行っています。詳しくは受付までお尋ねください。

ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。