ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2016.03.02

驢事未だ去らざるに馬事到来す

 

 気象庁の発表だとこの冬、関東地方は記録的な暖冬だったらしい。

 

 

 

 へー、そうなの、けっこう寒いじゃんとも思うが、

たしかに年末から年始にかけては暖かだった。

1月も暖かだったが2月になり寒波が来た。

 

 

 

 そして、その影響か昨年中はインフルエンザが全く出ず。

 

 

 

 1月中もインフルエンザが流行らず、今年はないんじゃないの、なんという甘い期待を抱いていたら・・・

 

 

 

 2月になって寒波とともに、突然流行が始まり、患者数激増(T_T)

 

 

 

 しかも、A型とB型が同時に流行するという異常事態。

 

 

 

 そして、花粉症も始まってしまった!(>_<)

 

 

 

 まさに盆と正月が一緒に来たような騒ぎ?

いや、めでたいことではないので「泣き面に蜂」ですね。

 

 

 

 天皇陛下もインフルエンザA型だそうで、お大事になさっていただきたい。

 

 

 

 やっぱ、鼻に綿棒入れて検査したんでしょうね。

 

 

 

 「では、陛下、失礼いたします、御免!」なんて・・・・。

 

 

 

 毎日、患者さん診てますけど、今のとこワタシを含め当院スタッフは誰もかかってません。

 

 

 

 皆様もお大事に。

 

 

 

 

 暖冬で花粉も多くなりそうだなあ・・・ (・_・;)

 

 

 

 

 

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2015.12.22

12月24日臨時休診です

 

 年末で毎日忙しい日が続きますが12月23日(水)は天皇誕生日で祝日、休診。

 

 

 

 そして、その次の24日(木)ですが、臨時休診となります。

 

 

 

 日本耳鼻咽喉科学会専門医講習会のためです。

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 こんな時期に学会があるのは異例中の異例だが、

 そのわけは以前書いた通り

11月の嵐」←クリックして参照

 

 

 

 お忙しいところ恐縮ですが、ご了承ください。

 

 

 

 クレームは「嵐」へ。

 

 

 

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2015.11.18

「クローズアップ現代」放送されました。

 

 今日は何とか7時半までに診察を終わらせたい。

 

 

 

 先日取材のあった「クローズアップ現代」の放送日なのだ。

録画予約はしたけど、ナマで見たいなあ。

 

 

 

 

 ということで、200人くらい来院あったがなんと7時28分に終了。

ソッコー帰ってテレビつける。

ちょうど天気予報であった。

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 お、始まった♪

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 わ、いきなり出た。

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 ディレクターの方から当日メールいただき、

前半部に出ますみたいな連絡は受けてましたが。

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 けっこう出てます。

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 今回のテーマは「耐性菌」。

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 事前取材を含め、2日にわたりかなり多くのインタビューを受けた。

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 その後もディレクターの方とメールでもやり取りしたり、電話での質問にも答えたりした。

その甲斐あって、ワタシの意見がきちんと反映されていたように思います。

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 それにしてもこんなにどアップになるとは・・・・。

そうか、この番組名は「クローズアップ現代」(^-^;

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 このシーンはやらせではありません。

反復性中耳炎のお子さん、

今日は治ってるでしょうと思って診てみたら中耳炎が再燃してたので

思わず間抜けなセリフを言って全国放送されちまった。

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 鼓膜切開のシーンも出ました。

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 うーん、でもハズカシイ。名前でてるし。

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 薬局のショーグン様も出てました(^O^)/

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 メインのこの先生の話もとてもよかった。

(バックにオレ映ってますが)

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 医療番組っていうと、視聴者に「えーっ」といわせるために、デフォルメが多くて

医療サイドからすると「?」な作りが多いので、実はけっこう心配していたのだ。

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 今回、非常にまじめな作りで、いろいろお話した甲斐があったと思います。

なんせ、放送前日の午後まで電話かかってきて「教えてほしいことがあるんですけど・・」

なんてことがあったのでギリギリまで編集してるんだなあと思いました。

(オレの講演会の発表と同じだ。(^^)v)

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 ともかく、そんなわけでNHK出演しちゃいました。

「クローズアップ現代」、良い番組だと思いました。

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 オレがNHKに出るとしたら、ゼッタイ「BSオヤジバトル」だと思っていたが、まさかの医療番組でしたね。

 

 

 

 

 え、一番出てみたい番組ですか?

 

 

 

 

 そりゃもちろん「紅白歌合戦」ですがな。(^O^)/

 

 

 

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2015.11.01

NHKのテレビ取材がありました

 

 一昨日来院された方はご存知であるが、金曜日は朝から晩まで1日当院にNHKの取材のカメラが入った。

 

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 NHKの番組「クローズアップ現代」で耐性菌関係の問題について番組製作するそうで、

なんとワタシが協力を依頼された。

 

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 最初、電話がかかってきたときはまた広告か、新手の詐欺かと思ったが、ホンモノであった。

 

 

 

 

 イヌ・エイチ・ケーですけど、番組作りますんで50万出してください、みたいな。

参考「CCガールズの誘惑

 

 

 

 

 

 後ろのメガネの方が記者さんでこの綺麗なお姉さんがディレクターの方だそうだ。

口癖は「なるほどですねー。」w

 

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 カメラ、ガン寄り(^_^;)

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 説明だけでなく、処置してるとことか、鼓膜切開まで。

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 患者さんにも許可を得てインタビュー。

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 スタッフはテンション上がってますが。

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 このあと、診察終了後にインタビューまで撮られてかなり大変だった。

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 取材は夜8時半過ぎまで続き、夜9時からのバンド練習に遅刻しちゃいました。

 

 

 

 

 

 放送日は未定で11月末以降らしいですが、

たぶんあんなに撮っても出るのは一瞬なんだろうなあ。

 

 

 

 

 

 全部カットされてたらサビシイけど。

 

 

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2015.08.28

週刊誌の医療相談

 

立ち読みした週刊誌の医療相談のページが「めまい」の質問で

思わず読んでみた。

 

 

 

これが、ちょっと「?」な内容で気になった。

 

 

 

 

質問は

「たまにぐるぐる回るめまいがするが、メニエール病ではないか不安です。(神奈川県63歳男性)」

 

 

 

といったもの。

 

 

 

 

 

回答者は「良性発作性頭位めまい」「メニエール病」「聴神経腫瘍」を鑑別として挙げていた。

 

 

 

 

これはまあ妥当ではあるが、病気の説明がかなりお粗末。

 

 

 

 

たとえば近年、かなり病態が明らかになり治療法も確立された「良性発作性頭位めまい」について

原因は不明ですと書いてあり、治療法にも触れていない。

 

 

 

 

何だコイツ、と、思ったら、脳外科の先生でした。

 

 

 

 

「良性発作性頭位めまい」「メニエール病」は耳鼻科が診断、治療する病気だが、

「聴神経腫瘍」は診断はMRIなどの画像診断なので、耳鼻科でも内科でも診断がつくが

治療は手術あるいは、経過観察なので

耳鼻科で手術する施設もあるが、治療は脳外科でする場合も多い。

 

 

 

 

 

なるほど、有名な病院の脳外科の先生なので

耳鼻科や内科でめまいで治療していて良くならないので

脳外科にかかったら聴神経腫瘍だったという紹介症例が多く、

まったく耳鼻科のヤブ医者のやつらはしょうがない、

と常々思ってんだろうなあ。

 

 

 

 

 

まあ、その気持ちもわかる。

 

 

 

 

 

1歳児の熱が下がらないのであれこれ小児科で治療したが、

結局耳鼻科で中耳炎が判明、一発で治った、みたいな。

 

 

 

 

 

 

「聴神経腫瘍」は内耳神経の鞘(さや)、まあ神経がバナナだとするとその皮の部分にできる良性腫瘍です。

 

 

 

 

 

 

発生頻度は10万人に1人程度、多くはないが極めてまれ、というわけでもない。

 

 

 

 

 

 

レントゲンでは写らないため、以前はある程度大きくなって

レントゲン写真で内耳道の骨が拡大してることで診断していましたが、

昨今はCT,さらにはMRIの普及により診断が非常に楽になりました。

 

 

 

 

 

 

 

当院でも聴力が回復しない一側性の感音難聴にはMRI検査を依頼し、

2.3年に1人くらいは聴神経腫瘍が見つかります。

 

 

 

 

 

 

薬剤による治療はなく、基本は手術による摘出ですが、

発育が遅く転移したりするものでもないため、

手術の侵襲と治療のメリットを天秤にかけて方針を決めます。

 

 

 

 

 

 

つまり、場合によっては「何もしない」ことが一番いい、というケースもあるわけです。

 

 

 

 

 

 

聴神経腫瘍は常に念頭に置き

なるべく見落としのないように疑わしい人にはMRIとっていますが、

感音性難聴自体は週に何人も新患の方が来るので、

そのすべてにMRIオーダーするわけにはもちろんいかないし、

来院しなくなったりとか、いろんな事情で

あとで、ほかの病院で聴神経腫瘍がわかった、という人もきっといるかもなあ。

 

 

 

 

 

 

 小倉では、わかんなかったのかよ、みたいな。

 

 

 

 

 

 

 

 それにしても、いまどき

いつ取り上げられるかもわからない週刊誌の質問コーナーで

自分の病気を相談する人がいるだろうか?

 

 

 

 

 

 

 インターネットがこれだけ普及した今日、

いくらでもパソコンで検索できるだろうし、

本当に心配なら病院いくだろうし。

 

 

 

 

 

 

 神奈川県、63歳男性、実在するのか?

 

 

 

 

 

 

 

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2015.08.22

禁煙特別講義

 

 昨日金曜日の昼休みは講師をつとめる足利准看護学校の特別講義。

 

 

 

 

 1年生2年生を対象に禁煙指導の講義をしてきました。

 

 

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 オープニング・スライドはワタシの恒例「埼玉スタジアム」がタイトルバックです。

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 1,2年の合同講義なので講堂いっぱいです。

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 ともかく、タバコはダメなのよ、という話。

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 ワタシが着てるのはFCTC(タバコ規制に関する枠組み条約)のTシャツ。

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 なんせワタシは足利で2人(もう一人は当院副院長)県内でも10人ほどしかいない

禁煙学会認定の禁煙専門指導医ですから。

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 でも、ライブの宣伝なんかもちゃっかりいれたりして。

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 タバコのない社会を目指し日々努力しています。

 

 

 

 

 講演のリクエストはいつでもどうぞ。

 

 

 

 

 

 

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2015.06.16

ロックボーカルと声帯

 

 

はじめまして。
喉頭アレルギー関連で色々調べていて、先生のblogに辿り着きまして、どうしても先生にお訊きしたい事がありまして、コメント致しました。

僕はV系メタルバンドをやっている者なんですが、うちのバンドのVo(女・20代後半)が声帯ポリープを患い、現在活動を休止しています。ポリープの治療に際し、病院で喉の検査をしてもらったところ、「喉頭アレルギー」も患っていると診断され、「今後はバンド活動や歌唱は厳しい」と言われてしまったそうです。

今はポリープの治療に専念し、ポリープが治ったらバンドとして活動を再開するつもりであったがゆえに、診断はショックであり、メンバー全員今後が不安で仕方ありません。
本人はもちろんのこと、僕もバンドのメンバーとして、Voとはずっと一緒に音楽をやっていきたいと考えています。やはり彼女の歌声が好きなので。
(もちろんポリープが治ってからですが)何とか「喉頭アレルギー」と付き合いながら、バンド活動を続けていくことは不可能なのでしょうか。

ちなみにリハーサルは週1で2時間、ライブは月1程で、たまにそれプラスしてレコーディングをしています。

どうか先生のご回答をお待ちしております。
宜しくお願い致します。

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 またまた、ご質問。

 

 

 

 

 

 ワタシは別に音声外科の専門医ではありませんが

 耳鼻科医でかつロックバンドのボーカルやってるとなると

 意外と日本でも数少ないかも、ということで。

 

 

 

 

 

 実は質問の方から直接、お電話いただき今度受診予定とのことです。

 

 

 

 

 

 

 ご質問の「喉頭アレルギー」は確かに疾患としては存在しますが、

 この場合どうなのかなと。

 

 

 

 

 

 一般に認識される「喉頭アレルギー」とは

 主として「花粉」「ハウスダスト」「ダニ」などの「抗原」を吸入した場合に

 その通過点である喉頭粘膜に付着し局所アレルギーを起こすというもの。

 

 

 

 

 

 症状はのどのイガイガ、かゆみ、セキ、異物感などです。

 

 

 

 

 

 

 したがって、喉頭アレルギーがあるからバンド活動は難しい、

 という状態はちょっと理解できません。

 

 

 

 

 

 ワタシの知らない知見や病態もあるのかもしれないので何とも言えません。

 

 

 

 

 

 そこでポイントはロック・ボーカリストの声帯ポリープの話だと思いますので

 それに沿ったお話をします。

 

 

 

 

 

 

 「声帯ポリープ」は歌手をはじめとする声を多く使う人の

 「職業病」ともいえる病気です。

 

 

 

 

 

 声帯は左右にありこれが接触して振動することにより声が出ます。

 

 

 

 

 

 この声帯の状態によって声の質が変わってきます。

 

 

 

 

 

 風邪をひいたり、大声を出したりすると声帯が炎症を起こし

 充血し、腫れぼったくなります。

 

 

 

 

 

 いわゆる「ガラガラ声」の状態になります。

 

 

 

 

 

 

 声帯がきれいに均一に振動しないせいです。

 

 

 

 

 

 しかし、例えばモノにぶつけて内出血した皮膚や、

 ドアに挟んで腫れた指がまた元に戻るように

 時間がたてば声帯のむくみは取れまた声は元に戻ります。

 

 

 

 

 

 

 ところがこの声がれの状態の時に無理に発声をすると、声帯に変化が起きます。

 大きくは「声帯ポリープ」と総称されますが分類すると3つのタイプに分かれます。

 

 

 

 

 

 その一つが狭義の「声帯ポリープ」で、

 充血した声帯を無理に振動させることによる微小な内出血、

 まあ、ちっちゃい血豆が粘膜下にでき、それがさらに育ったものと考えられます。

 

 

 

 

 

 初期には吸収されることもありますが育って茎を持つようになったものは手術適応です。

 

 

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 ただし、これは切る部分が小さいので手術による声の改善は期待できます。

 

 

 

 

 

 

 しかし、場合によっては声帯全体がブヨブヨにむくんでしまう

 「ポリープ様声帯」という状態になることがあります。

 喫煙者はこうなる場合が多い。

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 こうなると、「かすれ声」というよりはいわゆる「だみ声」になり、

 手術しても回復は難しい。

 

 

 

 

 

 シーナ&ザ・ロケッツのシーナさんはこのタイプでした。

 

 

 

 

 

 

 また、声帯結節というのもあり、これは両側声帯の前1/3にできるやや硬いコブ、

 まあ、ペンダコみたいなもんです。

 歌手の人に多く英語では「Singer’s Nodule」、

 日本語では「歌手結節」「謡人結節」などといいます。

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 右のように発声時に声帯がとじないのでハスキーボイスになります。

 大きくなれば手術しますが、発声習慣が改善されないと再発率は高いです。

 

 

 

 

 

 さて、いずれの場合も声帯の酷使が原因、

 ボーカリスト、それもロックとなると声帯への負担は相当なものです。

 

 

 

 

 

 ワタシ自身、ロックバンドで歌ってるので、この辺大変気になる問題です。

 

 

 

 

 

 質問の方は「V系メタルバンド」とのことですので、

 特に声帯へ負担の大きなジャンルです。

 (実はワタシ「V系」苦手(^-^;だったりして・・・)

 

 

 

 

 ざっくり

 HR/HM>R&B>パンク>ブルース>ポップ>ジャズ>フォーク>>ラップ>シャンソン

 くらいの順で声帯への負担が大きいでしょ(笑)。

 (以前やってたハードロック・バンド「Audiometry」では

 パープルやガンズ、オジーなど歌ってました。

 一番きつかったのはロニー・ジェームス・ディオのボーカルパートだった。)

 

 

 

 

 

 ここで、ワタシの経験から。

 

 

 

 

 ともかく、声帯を大事に使う。

 

 

 

 

 

 ライブではともかく、練習では出なくなってきたら休ませる

 不可逆変化ができる前なら時間がたてば回復します。

 

 

 

 

 ライブ前のリハはできるだけ手を抜いて歌う。(ことにしてます。)

 

 

 

 

 週末にライブのある週はバンド練習はしない。

 

 

 

 

 ただ、少しずつ練習すると声帯は「強く」なります。

 いわゆる筋トレと同じですが、発声法も大事。

 声帯に負担をかけない発声法を心掛けることです。

 2時間を超える練習はやめた方がいいでしょうね。

 

 

 

 

 

 多分、プロのボイストレーナーにはいろんなノウハウがあるんでしょうが、

 ワタシは知りません。

 ただ、スポーツでも「フォーム」によって違いが大きいですから、

 そういうことはあるでしょうね。

 

 

 

 

 

 あとは、ボーカリスト本人がタバコを吸わないことは当然ですが、

 バンドの他のメンバーも一緒にいるときはタバコはやめましょう

 

 

 

 

 

 

 ライブのあとの打ち上げで居酒屋でタバコの煙モクモクは、声帯にとって最悪です。

 

 

 

 

 

 てなこと言いながら、ワタシもライブ前に声の調子が悪くなることが多く

 いつもびくびくしてます。

 

 

 

 

 

 

 耳鼻科開業医は声使う職業なのでそこが問題です。風邪も、もらうし。

 

 

 

 

 

 

 でも、ご質問にあるような月1くらいのライブなら普通は何とかなるんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 コメント欄にyou tubeがはり付けてあったので聴いてみました。

 

 

 

 

 

 

 すごく上手です、いい声です。

 ギターはたしかにメタルだけど、予想より爽やかで

 なんか名探偵コナンのテーマソングになりそうじゃないですか。

 

 

 

 

 

 

 オリジナルなんでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 レコーディングではともかくライブでは、半音下げちゃう、ってのも手です。

 

 

 

 

 

 

 けっこうプロのバンドは、やってますね。

 

 

 

 

 

 

 あと、サビの一番高いとこ、自分は歌わずにマイクむけて観客に歌わせるとか。

 これは、アマチュアバンド、とくにオリジナルでは難しいけど。

 

 

 

 

 

 

 

 バンドは楽しいです。

 楽器は買い換えられるけど、声帯はそうはいかないので大事に使いましょう。

 でも人間の「ノド」は最高の楽器だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1件のコメント
2015.06.15

首のしこり

 

 こんにちは。
お忙しいところすみません。
主人の事で悩んでいます。(主人は30代前半です。)
約一年前、喉仏の2センチ上くらい(アゴと首の境目辺り)にコリコリ動くしこりを発見しました。小豆か大豆くらいの大きさです。
その時、大きな病院でちょうど甲状腺エコー検査の機会があったので、その部分も一緒に診てもらいたいと言ったら、検査技師さんには『しこりがないです』と言われ、エコーでも一応みたらしいのですが、何も指摘されませんでした。
主治医の先生(循環器系)に言っても、一秒触ったくらいで、それが何なのか説明もなかったので、問題視しなくてもいいのかなと思い、それから一年以上経ちました。
現在もしこりの大きさに変化はなく、痛みも無いのですが、先日よーく触ってみると、しこりは一個ではなく奥に小さいのもあるような…無いような…気がします。
小さいのは去年気づかなかっただけなのか、それとも最近増えてしまったのか、ちょっと不安になっています。
このまま様子を見ていていいのか、もう一度今度は耳鼻科にかかるべきか悩んでいます。
もしなにか病気で、治療が遅れてしまったらと思うと不安です。
先生のご意見をうかがえたら嬉しいです。よろしくお願いします。

 

何度もすみません、追伸です。
ちなみに、甲状腺には水の袋があり、結構大きいが放っておいて大丈夫だと、二カ所の病院から言われています。自覚症状は何もありません。
何かしこりと関係ありますでしょうか?

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 ご質問がありました。

 

 

 

 

 

 うーーん。

 

 

 

 

 

 まあ、これだけではわかりません、というのが正直なところ。

 

 

 

 

 循環器科の先生ではやはり専門ではないので、首触っても、

 我々耳鼻科医が心臓の聴診やるようなもんですから、

 細かいとこまではわからないでしょうし。

 

 

 

 

 

 1秒触って分かるような重大な異変はなかったということで、

 安心はまあ安心なんですが。

 

 

 

 

 気になるならば、やはり耳鼻科で見てもらった方がいいといわざるを得ません。

 

 

 

 

 30代ですので、非喫煙者ならば悪性腫瘍の可能性は極めて少ないでしょうし、

 頸部には良性のリンパ節の炎症性腫脹が良くみられます。

 

 

 

 

 

 甲状腺の方は診断もついてるみたいですし、

 しこりの場所も甲状腺よりだいぶ上方なので

 関連の可能性は少ないとは思いますが。

 

 

 

 

 

 リンパ節は虫歯、扁桃炎、外耳炎、皮膚のおでき、虫刺され等々

 様々な原因で腫れますが、

 耳鼻科で上咽頭~鼻咽腔、中咽頭、下咽頭に

 何かフォーカスとなる病変がないかどうかを

 チェックしてもらえばひとまず安心でしょう。

 

 

 

 

 

 もちろん、リンパ節ときまったわけでもなく、

 舌骨の一部を自分で触ってしこりがある、と来院される方もいるんですが。

 

 

 

 

 

4件のコメント
2015.06.05

ご質問です~骨導聴力

 

初めまして。
自分の症状で悩んでいたところ小倉先生のブログを見つけて、相談させていただきたいと思いコメントいたしました。
先日、近所の耳鼻科で右耳の「低音障害型難聴」「メニエール病の疑い」と診断されました。
経緯としては頭痛と鼻の閉塞感があり、耳管閉塞症かなーと思い受診しました。
以前耳管閉塞症になったことがあり、今回は耳閉感がなかったものの症状が似ていたため耳鼻科を受診しました。
そして、聴力検査などを受けたところ右耳の低音域に聴力の低下がありました。
聴力検査では、気道聴力が125hz:30、250hz:45、500hz:35、1000hz:25、2000hz:25、4000hz:15、8000hz:30でしたが、骨導聴力は全て20以内の正常値という結果です。チンパノメトリーは山は低いものの正常A型です。ABRはⅣ波がグラフを突き抜けるほど高く異常値ですが、その他は正常値とのことです。
また、診察中に顔面蒼白で眼振あり(ただし、めまいや耳鳴りの自覚症状はなし)のためすぐにベットに寝かされめまい止めの点滴をされました。その他、右耳の外耳道に単純ヘルペスが出来ているとのことです。(こちらも痛みなど自覚症状なしで、発熱もありません)
それに加え、このところ繁忙期で仕事が猛烈に忙しくて1ヶ月間ほぼ休み無しで働いていたこと、睡眠時間が短かかったこと、PC画面が気持ち悪くて見るのが辛いことを問診でお伝えしました。
上記の検査・診察を総合的に判断して「低音障害型難聴」「メニエール病の疑い」とのことでしたが、現在は2週間ほど経過しており、聴力は正常値に回復し、たまに耳が圧迫されるような感覚があるもののその他特段の自覚症状はありません。

前置きが長くなってしまいましたがご相談したいことは、
私のように気骨導差がある場合でも「低音障害型難聴」「メニエール病」ということはあるのでしょうか?ということです。
耳鼻科の先生は初期は気道聴力が落ちてほっておくと骨導も落ちてしまう、ヘルペスも難聴にはつきものとおっしゃていましたが、
やはり診断された「低音障害型難聴」「メニエール病」は神経が侵食されるため骨導聴力も落ちるのでは?と思い腑に落ちていないところがあります。

「メニエール」となるといずれめまいも出てしまうのではと大変不安に思っています。
よろしくお願いいたします。

 

1件のコメント
2015.03.18

粘膜一発注射

 

まさしく鼻に注射を受けて、その副作用なのか、以前よりも鼻の調子が悪くて調べていたところに 先生のブログを拝見しました。 一年中、鼻炎と鼻詰まりに何年も悩まされてレーザー手術も受けましたが、全く効果もなく、お薬もセレスタミンやステロイドの点鼻も含めて、多数試しましたが、どれも効かず、2年半ほど前に最近、派手に宣伝している都内のあります某クリニックでエタノールとステロイドの混合の粘膜注射を受けました。その直後から、後ろに流れることはほとんどなかった前に流れ出ていた鼻水が後ろに流れるようになりました。そのクリニックで先生に話してみましたが、鼻粘膜の腫れも引いていて、見た目もきれいと説明をされました。 鼻をかんでもふさがった感じがしてほとんど出てこず、代わりに喉にずっとたれ流れるというのが続いています。今まで、何とかごまかしごまかしで過ごしていましたが、去年から副鼻腔炎を何度も繰り返し、慢性になったのではと思いCTを撮ってもらいましが、副鼻腔はきれいで、ほぼ完治しているといわれました。副鼻腔炎になる都度、抗生剤クラリスを1か月、ノイチーム、ムコダイン、メジコンなどを処方してもらっています。なんとか、後鼻漏だけの症状まで今までは回復していたのですが、2月中旬よりかかった副鼻腔炎は現在はたまに白っぽい鼻汁と卵白みたいな鼻汁がずっと喉にたれて、咳、喉痛が残っています。 これは、注射により、粘膜の排出機能に異常をきたしているのでしょうか?また、回復の可能性はあるのでしょうか?

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うわー、すごいの来ましたね。

 

 

 

もともとのワタシの記事はステロイド局注は危険なのでダメですよ、という内容

なのですが、これは良くわかりませんね。

 

 

 

 

ネットでちらっと検索したら多分これだな、というクリニックがあったのですが、

打ってる注射の中身は「エタノールが主成分」と書いてあるけど、詳細不明です。

 

 

 

 

 

ステロイドの鼻腔粘膜注射で失明の事例があったことは事実ですが、

ここの注射がステロイドが入ってるかはちょっとわかりません。

 

 

 

 

 

 そんなに良い治療なら学会で発表され各医療施設で追試がされ、

効果と安全性が明らかになれば、保険適応になるはずですが、

2003年に考案された割にはいまだそこのクリニックでしかできない、

ってとこが謎ですね。

 

 

 

 

しかも、片側10万円、両側だと15万円だそうですが、

まあ、フツーは両側やらないと意味ないから、1回15万、ってことですね。

 

 

 

 

 

中身が15万のアルコールって、ビンテージワインでも打ってるのかなww

 

 

 

 

 

そんなわけで、この件については残念ながらきちんとお答えできません。

 

 

 

 

 

ゴメンナサイ。

 

 

 

 

 

昨日も、今まで花粉症で毎年脂溶性ステロイドのケナコルト打ってたという人が来ました。

 

 

 

 

 

この辺では、どこも打ってくれないので埼玉県まで行って打ってたそうで、

(そりゃ、まともな医者は打ちませんがな)

副作用の説明もなく、今まで運よく何もなくて良かったですね、とお話ししました。

 

 

 

 

 

まあ、いろんな、医者がいるわけだ。

 

 

 

 

 

 

そういや、この間は「レメディ信者」の患者さんが来て困ったなあ。

 

 

 

 

 

 

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