ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.01.11

IWC

 ちょっと前のニュースだが、日本はIWCを脱退しちゃったんですね。

個人的には一定の条件のもとで捕鯨も容認されるべきとは思っていました。

だが、クジラを獲って良いかどうかは、各国間の文化の違いがあり、

感情的な議論もあったので難しいところだと思っていましたが、

それにしても認められないからといって、

脱退しちゃうのはどうなんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、今回は捕鯨の可否のお話ではなく、

IWCというと、ワタシ的には「国際捕鯨委員会」ではなく、

ついスイスの時計メーカーを連想しちゃうなあ、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「International Watch Company」のマークⅫは、憧れの時計なんだがなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも、今回は時計でもなく

「3文字アルファベット」のお話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 世の中には「3文字アルファベット」の略語がやたらめったらあり、

これが非常にシンプルだが印象に残りやすく、

日常的に便利であることはたいへん興味深い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「USA」や「UAE」などの国名、

「IMF」「IOC」「WHO」「PKO」などの、機関・団体名、

「NHK」「NEC」「IBM」「ANA」「JAL」などの企業名はもとより、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「GPS」「ATM」「LAN」なんてのは

何の略かは正確には知らないけど普通に使いますし、

最近は「SNS」「AKB」なんてのもありますが、

この3文字、シンプルなのにあまりダブらず、使いやすい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アルファベット2文字では26×26=676通りの組み合わせしかないが、

3文字になると26の3乗で一気に17,576通りの組み合わせがあることになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、中には先の「IWC」のようにカブるのもあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「SAS」はヒトによって

「サザンオールスターズ」だったり「スカンジナビア航空」だったりしますが、

耳鼻咽喉科医的には「Sleep Apnea Syndrom」で「睡眠時無呼吸症候群」のことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この間、日赤に紹介したヒトのお返事に

「PTAでは、正常化しました。」

なんてのがあって、しばし頭の中で

「PTA,PTA,・・・・」と繰り返し、

はっ「Pure Tone Audiometry」(純音聴力検査)か!

と3秒後に気づきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 たしかにそうだが「PTA」と見た瞬間には、学校のPTAを思い出しますよねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて「GFR」「ELP」「CCR」「BTO」と見て、とっさに何を連想しますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これらはいずれも、有名な(ちょっと昔の)ロックバンドの名前で

「グランド・ファンク・レイルロード」

「エマーソン、レイク&パーマー」

「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル」

「バックマン・ターナー・オーバードライブ」

で、ワレワレ世代のロックオヤジにはアタマに染みついた略語です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところが医学生の時「GFR」といえば

「Glomerular Filtration Rate」のことで、これは腎機能の指標となる

「糸球体濾過量」のことだと教わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 耳鼻科医になってからはあまり使うことのない値なので

いまでも「GFR」は「グランド・ファンク・レイルロード」なワタシですが、

泌尿器科医になった弟は、やっぱまず思い浮かぶのは、腎臓の方なんだろうなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメントはまだありません
2018.12.18

年の瀬

 「ボーっと生きてんじぇねーよ!」

は、今年の流行語大賞にはならなかったが、

「チコちゃんに叱られる」は、NHKひさびさのヒット番組になったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 録画して毎回見てるわけでは無く、

土曜日の朝に再放送をしてるので、

仕事に行く準備をしながら横目で見ている程度なのですが、

なかなかオモシロイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 番組で取り上げる「素朴な疑問」は、

すでに知っていることも少なくないですが、

そうだったのかー、という話も多く、

つい、診察室に行くのが遅れたりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな中で、ワタシが今まで間違って理解していたことがわかったのが、

先日放送された「年の瀬」の意味、由来。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 チコちゃんによると「瀬」は川の流れが早く、渡りにくいところだから、

江戸時代にツケ払いの年末の借金の取り立ての攻防を乗り越える困難さを、

川の瀬を渡ることにかけたという話でした。

(支度しながら、片手間に音だけ聴いてたので、正確ではないかも知れませんが

そんなことを言っていたような。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうだったのかー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実は、ワタシ15年ほど前までカヌーで川下りをやっていまして、

それこそ関東甲信越の那珂川、利根川、荒川、魚野川などはもとより、

北は釧路川から、南は四万十川、沖縄西表島までカヌーを漕ぎました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 川では浅くなったり狭くなったりで流れが早いところを「瀬」、

広く、深くなって、流れがゆったりと止るようなところを「淵」といいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 川下りは「瀬」に入ると、

それまでのゆったりした一定のスピードでのツーリングから一気にスピードが上がり、

転覆、衝突しないように素早いパドリングによる小刻みなターンを繰り返しながら、

川の流れにうまく乗って一気に駆け抜ける感じになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 年末のクリスマスや年賀状、忘年会などを含むいろいろな雑事、

さまざまな事務処理、業務の年内完了、などを上手くかじ取りしながら

転覆しないようにスピードを上げて切り抜けていく様が、

カヌーで瀬を抜ける作業に非常に似ているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なので、「年の瀬」とは、年末のあわただしさを

川下りで早い流れを下り切る様にたとえたもの、

であると、勝手に理解していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 考えてみれば、普通のヒトは川岸にいるから川というと「渡る」ものであって

「下る」ものと感じるのはカヌーイストと船頭さんくらいなもんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、ワタシの感覚としては

今日この頃はまさにホワイトウォーター渦巻く瀬の真っただ中で、

転覆しないように早くお正月という「淵」に出たいともがき続けております。

 

 

 


コメントはまだありません
2018.12.13

「同じです。」

 初診ではなく、再診の患者さんを診察するとき

「その後、いかがですか?」

とか

「今は、どんな感じですか?」

と、症状を尋ねます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すると、結構多いのが

「同じです。」

という答え。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カルテには「発熱、のどの痛み、セキは出ない」

など書いてあるので、

「熱が、まだあるんですか?」

と訊くと、

「いや、熱はもうありません。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「のどが痛いですか?」

と、尋ねると、

「いえ、今は、のどは痛くありませんが、セキが出ます・」

などと返答がかえってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、医者の側から見たら全然「同じ」じゃないんですけど、

患者さんの側としては、

「風邪でこの病院にかかったが、今も風邪が治ってないので、同じ。」

ということなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これが、医者になってしばらくわからずに苦労しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、メマイやアレルギー性鼻炎などの慢性疾患で、

1,2カ月に一回薬をもらいに来る患者さんでも、

「どんな具合ですか?」

と訊くと

「同じです。」

と答える方は多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これも

「同じく症状が良くならないのでクスリや治療法を変えてほしい」

といっているのか、

「同じような状態で症状が落ち着いているので同じクスリが欲しい」

と言っているのかが、なかなかわかりませんでしたが、

ほぼ後者の場合が多いことが、医者になってしばらくしてからわかりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、いちいち確認はするんですけど、

うっかりすると患者さんの病状を見誤ってしまうので、

なるべく単に「同じです。」とだけいうのはやめていただきたい、というのが医者の本音です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメントはまだありません
2018.10.24

「犬吠様咳嗽」

 先日のクループの話で出た「ケンケンの笑うようなセキ」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 医学用語では「犬吠様咳嗽」といいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 文字どうり「犬が吠えるようなセキ」という意味ですが、

「犬吠様咳嗽」の読み方は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 正解は「ケンバイヨウガイソウ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「犬吠埼」という地名があるので「ケンボウヨウ」と読みたくなりますが、

「吠」の字は訓読みはもちろん「ホえる」ですが、

音読みは「ハイ、バイ」ですので「ボウ」という読み方はアリマセン。

「いぬぼうざき」はおそらく「いぬ・ほえ・ざき」からの転化でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それでは「喘鳴」の読みは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは「ゼンメイ」が正解で、「ゼイメイ」は誤用です。

「喘」の字の音読みは「セン、ゼン」で訓読みは「アえぐ」です。

「ゼイゼイいう」ので、つい「ゼンメイ」といいたくなりますが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それでは、喘鳴とともに粘稠な痰が出る、などの「粘稠」の読みは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは「ネンチョウ」と誤読しがちですが、正しくは「ネンチュウ」です。

実は「稠」の字の音読みには「チュウ」のほかに「チョウ」もあるのですが、

ここは「ネンチュウ」が正しい。

この字の訓読みはムズカシイです。

「稠い」は「オオい」と読んで

「おおい、しげる、びっしりと集まる、濃い」などの意味を表します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、この辺はけっこう誤用され、見過ごされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後にこれはどうでしょう「喉頭蓋谷」。

喉頭蓋と舌根の間の谷間を指します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「コウトウガイヤ」といいがちで、ワタシも以前そう読んでいましたが

正しくはどうも「コウトウガイコク」らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「谷」の字の訓読みはもちろん「タニ」、

そして音読みは「コク」、渓谷の「コク」ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 では「ヤ」はどうなのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「渋谷」とか「四谷」とか「大谷石」とかの「ヤ」は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、どうも「やまと言葉」由来の「訓読みの一種」になるらしい。

参考「漢字Q&A」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なるほど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これで「喘鳴を伴う犬吠様咳嗽があり、喉頭蓋谷に粘稠な痰の貯留を認める」

が、正しく読めるようになりました。(*^^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも、漢字の読み、誤読はわりと気になる方で、

以前はこんなブログも書きました。

易感染性の読み方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もっとも、総理経験者で現副総理のあのヒトは誤読で有名で

「未曾有」を「ミゾユウ」、「踏襲」を「フシュウ」、「低迷」を「テイマイ」

と読んだらしいし、

現総理大臣にしても、ついこの間演説で「背後」を「セイゴ」と読んだらしいから、

漢字の読みなど気にするようでは、一国の宰相などは務まらないのかもしれぬ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そういえば、当時「みんなの党」代表だったW氏が

足利に選挙遊説に来たとき、その演説の中で

「まさに、アクノスクツです。」

と言ってたが、たぶんあれは「悪の巣窟」のことだったんだろうなあ。

あのヒトも大物政治家の資質があったということか・・・・・・。

だから「みんなの党」はひらがなだったのかなあ。

 

 


コメントはまだありません
2018.08.26

ダブルボランチ

サッカー中継を見ていてずっと気になっていたことがあった。

 

 

 

 

 

 

 

それは「ダブルボランチ」。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ボランチ」はサッカーのポジションで、比較的新しいネーミング。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

起源はブラジル、ポルトガル語で「ハンドル、舵」の意味だそうで、

従来ディフェンシブ・ハーフと言われていたポジションである。

ブラジルではもっと前から使われていたらしいが、

日本に「輸入」されたのはワタシの記憶では

1994年のワールドカップ・アメリカ大会から。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまや、すっかり定着し、小学生でも知っているサッカー用語です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気になっていたのは「ボランチ」はポルトガル語なので

英語の「ダブル」との組み合わせはおかしいのではないか、ということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボランチを2人置くシステムでは「ダブルボランチ」「ツーボランチ」

3人ののときは「トリプルボランチ」「スリーボランチ」

などとフツーに言っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポルトガル語ならば「ドイスボランチ」が正しいのでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんてことを今までモヤモヤ思っていたが、

突然、あることに気づいた。(゚д゚)!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは「重箱読み」だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学校で習ったように漢字には「音読み」と「訓読み」があり、

漢字はもともと中国のものですから音読みは「中国語」

訓読みはそれに日本語訳を与えた「日本語」ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漢字2文字の単語は、

通常は「猛暑(もうしょ)」「立秋(りっしゅう)」のように「音・音」で読んだり

「夏空(なつぞら)」「秋風(あきかぜ)」のように「訓・訓」で読みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その例外が「重箱読み」「湯桶読み」といわれるやつです。

「重箱(じゅうばこ)」は「音・訓」で読んでるわけで、

そのほか「残高(ざんだか)」「路肩(ろかた)」なんかがそうですね。

その逆が「訓・音」で読む「湯桶(ゆとう)読み」で

ほかには「朝晩(あさばん)」「出番(でばん)」「見本(みほん)」等々。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 医学用語でもマーゲンチューブとかディスポーザブルメスなど

フツーに使っていますが

マーゲンはドイツ語、チューブは英語で、

ディスポーザブル(ディスポ)は英語でメスはオランダ語(!)なので

本来はおかしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そういえば「パン」もポルトガル語、英語では「ブレッド」なのに、

「ジャムパン」「クリームパン」とかフツーに言ってるし、正しい日本語です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ボランチももはや「日本語」なので、ダブルボランチでいいんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 うーん、そういうことをつつくことが

重箱の隅をつつく」ということなのか、

・・・・アブナイアブナイ。(^_^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメントはまだありません
2018.05.12

「はしかのようなもの」

 はしか(麻疹)が流行の兆しというニュースがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 沖縄を旅行で訪れた台湾の人から感染が広がり、

ついに東京でも出たらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はしかは空気感染し、インフルエンザの数十から数百倍の感染力があるため、

免疫を持っていない人にはかかる可能性が高いのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワクチン接種をしていても一回しか接種していないと

抗体価が下がっていて感染する恐れがあります。

現在は2回接種になっていますが、

1977年4月2日〜1990年4月1日に生まれた世代は1回接種の時代で、これにあたります。

1977年4月1日以前に生まれた世代は、1度も接種していない可能性がありますが、

自然にかかって免疫を獲得してる場合が多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみにワタシも小学生のころ「はしか」にかかりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 全身に発疹が出て高熱が全然下がらず、何日も苦しい思いしたことは記憶にあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ムカシは自然にかかったもので

「○○君ははしかでお休みです。」

「××さんは水ぼうそうでお休みです。」

なんて連絡は、小学校時代、朝の学級会の時に必ずあったものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かつて

「それははしかのようなもの」

という言葉がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 本日の下野新聞の1面のコラムでもとりあげられ、

「誰もが一度は通る道」といったところ、

と解説していましたが、ちょっと足らないですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はしかのようなもの」は正確には

「誰もが一度は若いころに経験するあまりよろしくない経験ではあるが、

若いころにかかっておいた方が、あとあとかかるよりも軽く済んで良い。」

という意味と考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 つまり「若気の至り」的な意味があり、

「タバコ吸ったり、親に反抗したりして不良ぶること」であったり

「年上の女性に対していだくかなわぬ恋心」であったり

「女の子のことが気になって気になって勉強どころではない」といったことだったり、

「ロックに夢中になってエレキギターをガチャガチャやって大騒ぎをすること」

だったり・・・・(^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あー、オレ、「はしか」治ってねーな・・・・。

ということで、今晩はライブでガチャガチャしてきます。

 

 

 

 

 


コメントはまだありません
2018.02.22

パシュート

 

 ピョンチャンオリンピックで女子団体パシュート、見事金メダル。\(^o^)/

高木美帆選手はこれで金、銀、銅メダルをコンプリートしたわけで、

これはなかなかにスゴイ、

コレクター的にはコンプリートなのでウラヤマシイ。

しかも、最後が「金」ってのも良かったですねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今朝は、NHKの酒井さんもコスプレで頑張ってました。

このヒトのこういうとこ、好きだ―。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、このパシュート、日本語では「追い抜き」なんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「Pursuit」は、本来「追跡」とか「追撃」「追求」とかいう意味だから、

「追い抜き」はちょっと違いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、英語で「戦闘機」は「Fighter」なので、

戦闘機は「F-14トムキャット」とか「F-15イーグル」とか、

「F」の記号が使われます。

同じく爆撃機は「B-29」など「Bomber」の「B」、

攻撃機は「A-10 ]など「Attacker」の「A」が付きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところが、第二次世界大戦まではアメリカ陸軍では「戦闘機」のかわりに

「追撃機」という呼称が用いられ「P」の文字が与えられていました。

「P-38ライトニング」「P-51ムスタング」と言った具合です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう、この追撃機が英語で「pursuit aircraft 」で「パシュート」の「pursuit」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシは高校時代、この件から「pursuit」という英単語を覚えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけで、高校生諸君、この単語を間違って覚えて、

英文解釈で「追い抜く」という誤訳をしないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 たぶん、ゼッタイ、テストで間違う奴、いると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 


コメントはまだありません
2017.09.03

Ludwigの読み

問題。

 

 

 

 

あなたは次の語を何と発音しますか?

 

 

 

 

 

「Ludwig」

 

 

 

 

 

 

ドイツ語、人名でこれは「ルードヴィッヒ」ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノイシュヴァンンシュタイン城で有名なルードヴィッヒ2世や、

あのベートーベンのフルネーム、ルードヴッヒ・ヴァン・べートーヴェン

などで知られたドイツ語圏の名前です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところがコレは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コレは・・・「ラディック!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最近のロゴはコチラです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう、ちょっとバンドに興味ある人はみんな知ってるアメリカのドラムメーカー。

ビートルズのリンゴ・スターのドラムで有名です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ほかにもツェッペリンのジョンボーナムをはじめ、ラディックの愛好者は多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてワタシの敬愛するドラマー森高千里さんはリンゴのフォロワーですから、

当然ラディックを愛用。

(彼女のドラムを聞くと、ニヤリとするくらいリンゴのフレーズをコピーしてます。)

ライブでも見るこの白のドラムセットは彼女の所有と思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なわけで、これは、だれが読んでも「ラディック」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、ルードヴィッヒと同じスペリングだったとは。Σ(・□・;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 最近知って、かなりビックリしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 文字だと「ルードヴィッヒ」

ドラムヘッドやあのロゴだと「ラディック」

と自然に読み分けていたわけです。

いつも通る道が、ふと曲がってみたら

全く別の、見覚えのある道につながっていたみたいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ほかにもこの手のものがあるか探したら、

実はありました。

 

 

 

 

 

 

 

「Erixeir」

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、「エリクシール」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが、ギタリストはこれを「エリクサー」と読む。

高級ギター弦です。

 

 

 

 

 

 

 

調べてみると「Erixir」はもともと「錬金術」で

飲めば不老不死になる「万能薬」という意味で、

そういう意味ではアンチエイジングな化粧品や、

通常の弦の数倍の寿命を持ち、張った時の響きが長期間持続するギター弦にふさわしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、調べてるうちにもう一個の「Elixir」を発見。

 

 

 

 

 

 

 

「デカドロンエリキシル」

耳鼻科的には小児の声門下喉頭炎等で用いますが、

このエリキシルも同じ語だったとは。

 

 

 

 

 

 確かに「ステロイド」は魔法の薬のように効く場合もありますが、

この場合「エリキシル」は何もステロイドに限らず

「甘味・芳香をもち、エタノールを含む透明な内用液剤」のことなので、

特に薬効を持つ「主剤」には関係ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふーん、なんでエリキシㇽと付いたのでしょうか。

 

 

 

 

 


1件のコメント
2017.06.02

学校のセリフ

 

学校検診が、終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月から始まり、5月はほぼすべての昼休みがつぶれたが、

今月からは「自由の身」である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、学校というのは誰でも子供の時行くわけだが、

基本的には「閉鎖的社会」であり、病院などと同じように

学校独特の「業界用語」というか「言い回し」があるのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校医になって、いったん「娑婆」に出て学校に行ってみると、

そんなことに気づく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けっこう気になるのが「命令形でない敬体文による命令」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何のことかというと一般にはうるさい子供たちに対し

「はい、静かにしなさい。」

という命令形で指示をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが、学校では特に女性の先生はこれをしばしば

「はい、静かにします。」

という普通の敬体文で「命令」するのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きちんと並びます。」

「口をききません。」

というのは

「きちんと並びなさい。」

「口をきいてはいけません。」

という、命令文の意味なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うーん、コレは学校以外では使わない言い方なのでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校の先生はそのことを意識して使ってるのであろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ともかく、この言い方、フツーの命令文よりも「有無を言わさぬ感」が強く

威圧的、効果的なような気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラマなんかで使ったら、ぐっとリアリティが増すこと間違いなしですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、こんなことがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご存知のようにワタシは毎朝イヌの散歩で、階段の上の神社まで往復する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝の散歩やトレーニングの人に出会うと、たいがいは

見ず知らずの人でもお互いに「おはようございます。」と挨拶をかわす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この間、階段を下りていくとワタシよりも

おそらく一回りくらい年上と思われる男性とすれ違った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とくに、目を合わすわけでもなく

すれ違いざまに普段通りに「おはようございます。」と声をかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

するとその初対面の初老のオジサンは軽くうなづきながら

「はい、 おはよう。」

と返答した。

(ゆっくりした口調で、「はい」と「おはよう」の間に0.5秒くらいのインターバルあり。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あー、このヒトきっと、退職した元校長先生に違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメントはまだありません
2017.02.21

答は風の中に

 

 今朝イヌの散歩に外に出ると何かが風に舞っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おお、目に見えるほどデカイスギの花粉かと思ったが、さにあらず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風花であった。

写真ではわからないなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうも今日は「冬型」のようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 神社まで石段を上がるとさらに量が多くなる。

肉眼ではかなり見えたのだが、やっぱり写真にとるとよくわかりませんね。

白いチラチラがあるんですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて「風花(かざはな)」はおそらく「標準語」であるが、

ワタシが群馬大学の学生のころ飛んできた風花を見て、

地元前橋出身のT君は

「お、ふっこしきゃあ、さみいなあ。」

と口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんだい「ふっこし」って?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 と尋ねると、どうも「風花」のことを上州弁で「ふっこし」というらしい。

発音は「引っ越し」と違いアクセントは前の「ふ」にあり、

「ピッコロ」と同じイントネーションである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おそらくは「吹き越し」の音便が語源で、

上越国境の山を吹き越えてくるイメージで呼ばれたのであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなT君も今や都内の有名私立大学の医学部教授、

専門分野では日本の権威であり、テレビなどで彼の姿を見ることもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今も彼は風花を見て「ふっこしだ」、と口にするだろうか。

都内では、あまり見ませんかね、風花は。

 

 

 

 

 

 

 


コメントはまだありません
医療系をまとめました。
2019年2月
« 1月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728  
最近の投稿 最近のコメントカテゴリー アーカイブ