ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

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2016.11.05

インフルエンザ、出ました。

 

 実は11月2日(水)、当院で今シーズン初のインフルエンザ陽性を確認しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 A型、強陽性でした。

 

 

 

 

 

 

 

 足利市内在住、大人の男性で、ここ1週間は足利市外への移動はなし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 前日11月1日に39度台の発熱あり、耳鼻科領域に高熱の原因となる明らかな所見なく

当日は解熱傾向でしたが、全身症状も強いことから検査をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 おそらくこういった状態で

市販の風邪薬程度で出勤されちゃう人もいると思いますので、

今後、インフルエンザの拡大には注意を払う必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆様もご用心ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まだ、予防接種は1回目やってる途中なんですけど・・・。

 

 

 

 

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2016.10.27

アドナへのご質問

 

 当ブログにはいろいろな質問が寄せられ、

一般に役立つことであれば、

可能な限り答えられる範囲でお答えするようにしてるのですが、

今回、ユニークなご質問をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

++++++++++++++++++++++++++++++++++

 記事とは無関係なことですみません。教えてください。

アレルギー性鼻炎にアドナは効能的には有効と思うのですが、

受診した場合、保険は通らないのでしょうか?

それとも耳鼻科の先生のコメントがあれば保険は通るのですか?

アレルギー性鼻炎や後鼻漏にアドナは使われると思うのですが。

++++++++++++++++++++++++++++++++++

 

 最初は何かの間違いかと思いましたが、

よく考えたらひょっとしたらそうではないかも、なので取り上げてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「アドナ」は有名な薬で、しばしば使う薬ですが効能は「止血剤」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 例えば、鼻出血や、術後の出血を抑えるためごく普通に使われる薬です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もちろん、アレルギー性鼻炎の適応はありませんから、保険的には認められません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アレルギー性鼻炎の治療や、後鼻漏にアドナが使われる、という話は

ワタシ自身は聴いたことがありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だから、質問した方はなにか別の薬とのカン違いなのかなあと考えていましたが、

ふとあることに気づきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アドナの「止血効果」は「血管の強化」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「血管の透過性を低下させ毛細血管を強化」します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 他の止血剤が凝固・線溶系、

すなわち血液を固まらせる仕組みに作用して止血効果を発揮するのに対し、

全く異なる機序を持つので、併用しやすく、

効果はマイルドですが副作用が極めて少ない薬なのでよく使用されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここで、気になるのは「血管透過性」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 血管から血液が漏れれば出血ですが、血管は正常の状態でいろんな物質を外に漏れださせています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 例えば、水分や栄養や外敵を攻撃する白血球など。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風邪をひいたときにミズッパナが増えるのは

外敵を攻撃するリンパ球などを送り込みやすくするため

血管が透過性を亢進させているからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ということはですよ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 免疫の暴走であるアレルギー性鼻炎は血管の透過性が不本意に亢進した状態なので、

アドナが効くかも????

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 原理的にはあってはいるようだが・・・うーん、・・・・・ワカリマセン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アドナは古い薬で、調べたら1959年発売。

なんとオレと同い年だあ(゚Д゚;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実は古い薬はきちんとデータが整ってないまま、保険収載されたりしてるので、

経験的に効いてるけど、その作用機序も不明な点もあり、あいまいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 経験的に「効いてる」し「安全性も高い」ので

いまさらお金と時間をかけて薬剤効果を再検証することはまずないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一般に止血剤以外の目的で使われるケースはあまりないと思われますので、

質問の方がどういった経緯でこのご質問に至ったかをぜひ知りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、もし本当に効果があるのなら

特に抗原のはっきりしない、治療に難儀する「血管運動性鼻炎」なんかに

この薬が有効かどうかを確かめたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ひょっとすると「大発見」につながるかも。

 

 

 

 

 

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2016.10.25

医療否定ブーム

 

週刊現代の話じゃないが最近「医療否定本」はブームですね。

 

 

 

 

 

 

 

本屋さんの新書コーナーに行くと「薬剤師は薬を飲まない」がベストセラーらしいし、

「高血圧はほっとくのが一番」とか「歯は磨いてはいけない」

「だから医者は薬を飲まない」などなどずらり並んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

なかには「眼科医は市販の目薬はささない」ってのまであって、

そりゃ、そうだろ、なんで自分とこにあるのに買ってくるかよ、と思ったが。

 

 

 

 

 

 

 

 まあ多分、耳鼻科でいえば、市販の点鼻薬に「血管収縮剤」が入っているので

連用すると「薬剤性鼻炎」を起こしてしまうため、

耳鼻科医は患者さんにゼッタイ勧めないということがありますので、

「目薬」についてもそんな成分があるからだろうという想像はつきますが。

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ医者だって薬のむし、ワタシもドックで高血圧を指摘されてからは、毎日降圧剤のんでます。

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの本を読んでないのでわからないけど、

多分おおむね正しいことが書いてあるのだろうけれど、

真実を述べながら、間違った方向に結論を導く場合もあるので、要注意です。

こういうセンセーショナルなタイトルつけると売れるんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 もちろん、実際に正しいことが書かれてて、

現代の医療に対しての問題点を鋭くついいてる本もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシも常々このブログで書いているように

「風邪」にいきなり抗生物質を出す医療機関はもうだいぶ減りましたが、

いまだに「風邪の発熱」⇒「抗生物質の使用」と短絡的に思っている人が

患者さんばかりか、医者の中にもいるのは正すべき問題だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタシも「なぜ、風邪のときに抗生物質を飲むべきでないのか?」

というタイトルの本は書けると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば「なぜ~なのか?」というのは本のタイトルの常套句で、

多分はじめは「なぜ、さおだけ屋はつぶれないのか?」

とかいう本が売れたせいだと思うが、

ちょっと検索すると

「なぜ成功する人は神社に行くのか」

「稼ぐ人はなぜ長財布を使うのか」

などと、ぞろぞろ出てくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なるべく突拍子もないタイトルの方が目を引きやすい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大事なことは情報の正確さを見極め、一方的な極論におどらされないことでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さおだけ屋」や「長財布」ならいいけど、こと医療となると

文字通り命にかかわる問題なので、くれぐれも医療否定本をうのみにしないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぜ、人は週刊誌やテレビの言うことをそんなに信じるのか?」

 

 

 

 

 

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2016.10.24

ルヴァンカップ優勝キャンペーンのお知らせ

 

 今日からインフルエンザ予防接種開始ですが、

浦和レッズ ルヴァンカップ優勝キャンペーンを行います。

 

 

 

 

 

 

 通常は

 3歳未満(2回接種)1回¥2400

 3~13歳未満(2回接種)1回¥2900

 13歳以上(1回接種)1回¥2900

 足利市在住65歳以上(1回接種)¥1000

 太田市在住65歳以上(1回接種)¥1500

 

 

 

 

 

 ですが、今週1週間に限り

 3歳未満(2回接種)1回¥2000

 3~13歳未満(2回接種)1回¥2500

 13歳以上(1回接種)1回¥2500

 足利市在住65歳以上(1回接種)¥1000

 太田市在住65歳以上(1回接種)¥1500

 になります。

公費の方は当院で価格決められないのでスイマセンが割引にはなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 お電話、もしく窓口で予約してください。

インターネットではできません。

診療の合間に接種する都合上定員制なので、各日時いっぱいになったら終了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 すでに今週予約済みの方はこの価格が適応されます。

 

 

 

 

 

 

 ついでに今週はピアスも半額です。(予約制です)

 

 

 

 

 

 

 今週水曜日は人間ドックのため休診ですので、月、火、木、金、土です。

 念のため。

 

 

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2016.10.19

10月21日、22日は副院長不在です。

 

 なんか、休診やら診療時間短縮やらの連絡ばっかで申し訳ないですが・・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 今週末10月21日(金)と22日(土)は、副院長不在で、ワタシ一人の診療となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 札幌で手術した人工股関節の1カ月点検、もとい1カ月検診のためです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 さすがにこれ以上休診にできないので一人で行ってもらいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 これに合格すると車の運転が許可になるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 待ち時間の面等でご迷惑おかけしますが、なにとぞご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 なるべく、明日20日木曜日か、週明けの受診にご協力ください。

 

 

 

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2016.10.18

受動喫煙と肺がんリスク

 

 先月の話であるが、受動喫煙の件でちょっとした騒動があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 国立がん研究センターが8月30日、

受動喫煙による日本人の肺がんリスクを

「ほぼ確実」から「確実」と変更、

受動喫煙の防止を、

「努力目標」から「明確な目標」と提示した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところが、これに対して「日本たばこ産業株式会社(JT)」が

翌日同社ホームページ上に

「受動喫煙と肺がんリスクの関連性は明確でない」とする反論を掲載。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それに対し国立がん研究センターが

「JTコメントは、当センターが行った科学的アプローチを十分に理解せず

その結果、受動喫煙の害を軽く考えるに至っている。」

という反論への反論を発表した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 異例な事態ではあるが、もちろんJTの誤りは明らかであり、

国立がん研究センターの対応はあっぱれである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かたや、日夜「がん」を作り出している団体、

かたや、なんとかして国民を「がん」から救いたいと考えている団体である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも受動喫煙が「悪」であることはちょっと考えればわかるような気がするが

こういったデータを実際に統計的に証明するのはかなり大変である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシの好きな作家に吉村昭氏がある。

 

 

 

 

 

 

 

 「戦艦武蔵」や「陸奥爆沈」などで知られるが、

初めて知ったのは少年時代に読んだ「めっちゃ医者伝」で

医療関係の作品も多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼の著作に「お医者さん・患者さん」というエッセイ集がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その中に「禿頭に癌なし」というタイトルのエッセイがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今では、信じがたいことだがかつては

「ハゲてる人は癌にかからない」という説があったようである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これが書かれたのは昭和46年~47年だという。

西暦で言えば1971~1972年だからワタシが小学校の高学年。

 

 

 

 

 

 

 

 

 吉村氏はこれを俗説としながらも、案外そのうち科学的に証明されるかもしれない、

などと書いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして同じような例として

「煙草は、肺がんを誘発する」という説があると紹介してる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 驚くべきことに著者はこれを禿と癌に対する説と大同小異であろうと書いているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、さらにはその後いくつかの例を挙げ、

タバコは必ずしも肺がんの原因にはならないといっていいだろう、と結んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 江戸時代ならともかく、ワタシが小学校高学年の時代にも

タバコとがんの関係が知識人にしてこの程度にしか認識されていなかったとは脅威である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それくらい科学的証明とはムズカシイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 したがって、受動喫煙の害を科学的に証明したがん研究センターの業績は素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ともかく、喫煙は自他ともに発がんの原因であることは今や明白であり、

そういった薬物を製造、販売していることは罪悪に他ならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 罪のないヒトビトから金をとって依存症にし、

死に至らしめているJTは大いに反省してほしいものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2016.10.13

神無月に

昨日は人間ドックでお休みをいただきましたが、

今年の10月は特別な意味がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタシの父が亡くなったのが40年前の10月10日。

10月10日は当時体育の日で祝日であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耳鼻科開業医であった父は10月9日まで何の異変もなく仕事をしていて、

9日夜突然発病、10日の朝緊急入院し、

いったん落ち着いたかにみえたが、急変、正午過ぎに亡くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

急性心筋梗塞であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

過労とタバコの吸い過ぎが原因であると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

今、ワタシは57歳だが、その時の父の年齢が57歳であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、57歳の10月10日は何となくずっと気になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけに母の命日は10月9日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間ドックを3年前に始めたのも10月、小倉耳鼻咽喉科の開院を10月にしたのも、

実は、ひそかなこだわりがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

57歳の10月10日は無事過ぎたが、父は1月生まれなので、

まだ、父親の生存時間記録は破っていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、人間ドックの結果やいかに。

 

 

2件のコメント
2016.10.11

ルヴァンカップ決勝に伴う診療時間変更のお知らせ

 

 さて、昨日もちょっと書きましたが、

浦和レッズは準決勝でFC東京を破り

ルヴァンカップ決勝に駒を進めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 決勝戦は15日(土)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まずは、チケットを何とかせねば、という話であるが、実はもう入手済み。( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レッズが決勝に出ればそのチケットは、プラチナチケットと化し、壮烈な争奪戦が送るのは必至。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこで、準決勝終了時点でもうお金ムダになってもいいから、

決勝のチケット売っていれば買ってしまおうかとネットで検索。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すると、まださすがに発売前であったが

「Jリーグサポーターズチケット先行抽選販売」というのがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すなわちJリーグチケットにあらかじめ住所氏名等の個人情報と応援するチーム、

クレジットカード情報を入力。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 応援するチームが決勝に進出した場合は抽選販売が行われるが、

敗退の場合は自動的にキャンセルになるというシステム。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、スバラシイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、そうはいってもレッズサポは多いから当選は困難だと思ったが、

まずはダメもとで申し込みをしておいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これが、見事当選!(≧◇≦)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 チケットを買い占めてオークションで売りさばくいわゆるチケットゲッターは

ここ最近大きな問題になっており、

その解決法がいろいろ考えられておりこれもその一つだと思うが、これは大変いい方法だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 登録すれば個人情報が蓄積され、このヒトは普段からレッズの試合にマメに足を運ぶ

真っ当なサポーターだということが認識される可能性もあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そういえば、2002年のワールドカップ日韓大会の時にJリーグサポーター枠というのがあり、

試合会場でもぎられるチケット半券の裏に住所氏名を書いておくと

抽選でチケット購入権が得られるというシステムがあって、

これに当選した覚えがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨夜遅くに今回の当選のメールが入った時はウレシイ半面、

あまりにすんなりいったのでなんか信じられず、いまいち不安。

そこで今日発券可能の午前10時にコンビニに走って実物を手にして、初めて心からホッとしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ということなので、今週土曜日は埼玉スタジアムに行きますので

当日の院長診察は11:30までとします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何卒ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、日曜日にイベントがあるときに日曜開催だったり、

土曜日の夜ライブがあるとき土曜開催だったり、

なんだってこんなに合わないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2件のコメント
2016.10.04

インフルエンザ予防接種のご案内

 今年度のインフルエンザ予防接種のお知らせです。

 

 

 

 

 

 

 

 料金は去年と同じ(去年から4価ワクチンになりました)

 3歳未満(2回接種)1回¥2400

 3~13歳未満(2回接種)1回¥2900

 13歳以上(1回接種)1回¥2900

 足利市在住65歳以上(1回接種)¥1000

 太田市在住65歳以上(1回接種)¥1500

 

 

 

 

 

 

 

 

 予約制になっておりますのでお電話か窓口で事前予約をお願いします。

 インターネットからは予約できませんのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 接種は月曜日から土曜日の診療時間内です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 予約は注射のみの予約になります。

 注射のみの方は診察の受付は不要ですので直接お越しください。

 診察もあわせてされる方は注射の予約をされた時間内に

 診察の順番をお取りください。

 

 

 

 

 

 

 

 17日(月)から受け付け開始、24日(月)から接種開始になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし「インフルエンザワクチン」をネットで検索すると

「インフルエンザワクチンは打ってはいけない」

がトップにヒットするのは・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 週刊現代の一連の記事といい、

がんは放置しなさいという先生の本といい、

この手のネガティブキャンペーンはとりあえずウケるみたいだけど

実際には深刻な事態を招く場合も多く

何とかなんないですかね。

 

 

 

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2016.09.23

耳は口ほどにものをいう

 

 先日、九州へ引っ越すから紹介状を書いてほしいという患者さんがいて、

宛先を指定せず、向こうの先生にかかったら渡してくださいねと手紙を渡した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 九州の耳鼻咽喉科のクリニックからのお返事が来ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 丁寧なお返事であったが、最後に、

「小倉耳鼻科のブログを時々見てるのでビックリしました、」

とあって、こっちもビックリした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 見ず知らずの耳鼻科の先生がこのブログ読んでるんだなあ、と。

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、インターネットですから、

以前フランス在住の方から、

子供の中耳炎に対するご質問があったり、

ネットの医家向け掲示板でこのブログが引用されてたり、

よく考えれば、別に驚くにはあたらないけれども。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシも、時々、開業医や勤務医の方の書いたブログなんかを見させていただくことがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 つい最近では、ある耳鼻科の先生のブログで耳垢の記事を見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 子供の耳垢に耳垢水はまず使わない、などと書かれており

ごもっとも、と思ったりしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 耳垢水とは外耳道に直接たらして

固く充満した耳垢を溶かしてぐずぐずにして吸引除去する薬品である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 先月来院した1歳だったか2歳だったかのの男の子。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ある耳鼻科で耳垢があるから

1週間連続で耳垢水をつけてから再び来るように言われたとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 暴れる子供に1週間も点耳薬をつけるのは不可能だ、と考えたお母さんが

当院受診。

 

 

 

 

 

 

 

 たしかに、耳垢充満であったが、顕微鏡下に除去し、あと、終了。

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシも、まず、耳垢水は使わない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 一つには、耳垢をとって知りたいことは急性中耳炎や滲出性中耳炎の有無なので、

治療や投薬の都合上すぐにわかった方がいいということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 急性中耳炎で自壊していたような場合、

耳に何か液体を入れてしまうとその状態がきちんと診断できないこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 万一、鼓膜の穿孔や損傷があった時、液体を入れることで中耳にさらに感染を起こす可能性があること。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも、子供では耳垢水を入れないと取れないようながっちり固まった耳垢はまずない、ということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 たしかに子供の耳垢とるのは簡単ではないが、そこは耳鼻科医の腕の見せ所。

 

 

 

 

 

 

 

 

 顕微鏡下に異物鈎といわれるフックや

中耳手術用の極小鉗子と、手術用の吸引管を使えば

少なくとも鼓膜所見をとれるくらいにはほぼ完全に除去できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もちろん、暴れる子供をがっちり固定するスタッフの腕力、

もとい、熟練の技は必須である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ともかく、どんな主訴でも大体10歳以下の子供は

毎回必ず鼓膜所見を見るようにしてるので、けっこう大変である。

普通は簡単な耳垢除去は点数にならないが、

鼓膜をみなければ診断にならないのでしょうがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 けっこう大きい子でも中耳炎があるのに何の訴えもなかったりするし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大人の場合は、数年から場合によっては数十年ため込んだ耳垢もあり

ごくまれに耳垢水を使う場合もある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただし、真珠腫を含む、慢性中耳炎、

ごくごく稀には中耳癌なんてものもあるから注意が必要ではあるけれども。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鼓膜所見からは大人子供を問わず、実にいろんな情報が得られる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 耳は口ほどにものをいう、場合もある。

 

 

 

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医療系をまとめました。
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