ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

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2008.06.17

今週のナンバー1

 ここんとこ、中耳炎でかかってるK君(0歳)。
耳を診て、お母さんに、
「うーん、あまり調子よくないなー。水、抜けませんねー。少し、腫れてるし。」
[emoji:v-209]「あー、そうですか・・・。」
「K君、昨日までナンバー2だったけど、昨日ナンバー1の子にチューブ入れちゃったので
K君が、ナンバー1に繰り上がりました。」

[emoji:v-209] 「・・・(がーん!)」
 0歳、1歳で中耳炎を反復する子、すごく多いです。[emoji:v-511]
急性中耳炎と滲出性中耳炎の間を行ったり来たりして、なかなか水が抜けません。
内服でよくならなければ、鼓膜切開をしますが、
それでも、繰り返し水がたまっちゃう子がよくいます。
 で、いよいよコントロールできないようならチューブを入れるわけです。
「この子はチューブ入れなくちゃダメかもなーランキング」ナンバー1のSちゃんに
昨日手術しちゃったので、
K君が、現在のナンバー1になっちゃったわけです。
 トップ5に何週かランクインすると、手術になることが多いです。
特にナンバー1の座に着くと、ほとんどの子が手術になります。
 M太郎君も、その保育園の同級生双子のS君もしばらくナンバー1をはった末、
チューブ留置しちゃいました。
 もちろん、ランク下位から、急上昇して手術になっちゃう子もいますし、
しばらくナンバー1を続けたが、無事ランキング外になった子もいます。[emoji:v-330]
 やはり、チューブを入れると、乳幼児の中耳炎は劇的に改善します。
毎週2回は来てた子が、月一回くらいになります。
しかも、月一回チューブをチェックするだけなので、お母さんは楽です。
夜中に痛がって泣いたり、発熱で保育園に呼び出されることがなくなるからです。
 先週、今週と、Mちゃん、Rちゃん、Sちゃんと大物(?)が、相次いでチューブを入れました。
さて、K君の運命やいかに。
0歳なのにおっさん顔のK君、がんばって、なんとかランクアウトしてくれー。

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2008.06.16

餅は餅屋

 先日、同窓会のブログで、胃がんの手術なんかは、地方中核病院の部長クラスが一番うまい、
という話をしました。
 何しろ、数多くの症例をこなしてる医者が、いいわけです。
 ただ、世間一般では
大学病院>市中病院>一般開業医
という意識があって、この公式がすべての疾患に適応されると思ってる人がいる。
 確かに、まれな症例とか、特殊な機器・設備がないと出来ない治療ってのは、大学病院に行くべきです。
 でも、一般的な疾患は、やはりその手のものを最も多く扱ってる病院で見てもらうのが、安心です。
 例えば耳鼻科でいうと扁桃腺の手術を大学教授にしてもらうほど危険なことはありません。
扁桃摘出術は、耳鼻科の研修医が比較的早い時期に習得する手術です。
 しかし、ポピュラーな手術ではありますが、術後の出血などで致命的な合併症を起こすこともあり
やはり、術者の熟練と、施設、スタッフの経験が必要です。
 通常、こういった手術は、大学病院で行われることはなく、
逆に、一般の市中病院では年間100人以上行われることもまれではありません。
私もかつて、いやんなるほど取りました。
 以前、某大学(群馬大ではありませんよ)の教授が、執刀した扁桃腺の手術で
退院後、自宅で大出血を起こし、
(その手術した病院が遠方だったため)群馬大の関連病院で緊急手術を行い
10リッターくらい輸血してなんとか一命を取り留めた、という話を聞きました。
 おそらく、その教授は何10年も、扁桃摘出術やったことがなかったんでしょうね。
 指導医がつく分、研修医が執刀する方が、まだ、安全でしょう。
まさか、教授の手術では、あれこれ口や手を出すわけには行きませんからね。
 同じような意味で、子供の中耳炎があります。
これは、もちろん大学病院に行くことはありませんが、市中病院で見ることも少ないです。
外来担当医が、曜日ごとに変わるとこでは、無理でしょう。
やはり、ウチみたいな開業医が、数こなしてて、一番技術的には高いんでしょうね。
 今日、午前中にウチで耳にチューブ入れる手術をした1歳のSちゃんも、いろんな病院回って
「もう、使う薬がない。」
なんて、いわれたそうですが、
外来で、ほかの患者さんの合間に
0歳、1歳の子に局所麻酔で長期留置型の鼓室チューブ留置術やってると聞いたら、
病院の先生方は信じないかもね。

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2008.06.13

昔のセリフ

溶連菌感染症が流行ってますねー。
 毎日毎日たくさんの患者さんを診断しています。
 溶連菌感染症をご存じない方のために、簡単にご説明します。
 溶血性連鎖球菌という細菌の感染によって起こります。
症状は、発熱とのどの痛みで、風邪に似ています。
重症な場合は舌がイチゴ状に腫れたり、全身に発疹が出たりします。
しかし、風邪はウイルス感染ですが、こちらは細菌です。
抗生物質を10~14日のんで完全に除菌しないといけません。
 細菌はウイルスと違い、体に残ることがあります。
溶連菌が残った場合、繰り返し扁桃腺が腫れて高熱が出る習慣性扁桃炎になることがあります。
もっと、怖いのは扁桃に溶連菌が常にいることによって、
体の離れた場所に病気を起こすことがあります。
これを、病巣感染といい、具体的には腎炎や、この間ブログに書いた掌蹠膿庖症などがあります。
 こういった場合に扁桃腺を取る手術をしなければなりませんが
腎炎になってしまった場合など、手術をしても完治が難しいこともあります。
 診断は、のどを見て特有の所見から疑いがあれば、迅速キットを用いて検査をします。
10~15分くらいで、すぐその場で結果が出ます。
 のどの所見は耳鼻科医が見れば、かなりわかるのですが、
大事なことは常にそういうものに疑いを持つことで、
どうかなーと思うものでも調べてみると陽性、ってことが結構あります。
 最近困っちゃうのは、最初小児科にかかってて、抗生物質が出ちゃってる場合。
のど見るとそれなりに疑わしいが、抗生物質のせいで検査しても結果が出ない。
抗生物質は風邪ならいらないが、溶連菌だったらここで切るわけにいかない。
 小児科医がすぐ抗生物質を出すのは、やっぱ、自分の診断に自信がないからでしょうね。
もし、扁桃炎(溶連菌)だったら困るから、中耳炎だったら困るから・・・etc.
 先日来た患者さんで、小児科でヘルパンギーナといわれて薬飲んでました、という方が来ました。
おお、ヘルパンギーナとはあの某先生も診断力がアップしたじゃん。
で、処方を見ると「トミロン」!
抗生物質じゃん。
「ヘルパンギーナっていわれたんだよね、確かに。」
「はい、でも2次感染を予防するために、抗生剤出しとくから、
熱がある間は飲んでね、っていってました。」
 ああ、2次感染、
俺も若い頃自分の診断に自信がない頃、そんな言い訳を言って抗生剤出したことあったなー。
なんか自分の、恥ずかしい過去を暴かれたような気まずい気持ちになりました。
まったくの、詭弁です。お恥ずかしい。
まあ、昔はそれでもよかったんだけど、耐性菌が蔓延するこの時代に
まだそんなこと言ってる医者がいるとは・・・。
 ヘルパンギーナ、手足口病の類は高熱が出ますが、ほっとけば2日以内に必ず解熱します。
ウイルス性ですからもちろん抗生剤はまったく効かないばかりか、
耐性菌を増やしたり、合併症を隠蔽するので飲まない方がいいです。
絶対、熱下がるからもっと自信もって診療してくれー。

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2008.06.11

注射点滴乱れ打ち

 点滴で、感染を起こしてなくなった方が出た病院がニュースに出てました。
 点滴の作りおきをして、菌が混入して菌血症になったみたいですね。
 それは、それで、大変な問題なんですが、ニュースの中に耳を疑う内容がありました。
 この整形外科の病院では、1日300人の患者さんのうち100人に点滴をしていたそうです。
点滴の内容はおもに腰痛などの治療でノイロトロピンとメチコバールの点滴をしてたという。
 この記事、突っ込みどころ多すぎです。
 まず1日300人てのがすごい。この病院、お医者さんは一人だけしかいません。
いくらなんでも、診きれるはずがない。
うちは耳鼻科だけど2人で診察してて、今まで一番多かった日でも270人くらい。
これは、花粉症のピークの頃で、朝から夜9時まで、ほとんど休みなし。
これは、限界を超えていて、そんな日が続いたら、死んじゃいます。
充分な、説明が出来ず診療の質も落ちちゃいます。
 しかも、3人に1人が点滴ってのも異常だ。
そんなに点滴が必要な患者さんがいるはずありませんね。
点滴ってのは、どうしても経口では投与できない時に行うもので、
普通は大概、飲み薬(または整形ならシップとか)で大体すんじゃうわけです。
 そして、これは医療関係者にしかわからないけど、
ノイロトロピンメチコバールの点滴がそれほど劇的に腰痛に効くとは思えません。
ノイロトロピンは鎮痛作用があるといわれてますが、その作用がはっきりしない謎の薬です。
メチコバールはビタミンB12です。
どっちかっていうと、毒にも薬にもならない、とまではいいませんが
それほど多くの効果は期待できないでしょう。
そして、どちらも、内服があります。
 うーん、この先生はまさに私が一昨日ブログに書いた
「商売上手の先生」
なんでしょうね。
 きっと、「点滴の人はこちら」、なんてのがあって、先生は診察しないで、看護師さんが
バンバン点滴を打ちまっくってるんだろーなー。
 大体、すぐ注射、点滴を勧める医者は、一般に怪しいです
まあ、ペインクリニックのブロックなんてのは別ですが。
 うちにも、 「風邪だから点滴してください。」とか「体がだるいので、点滴してください。」なんて人がたまに来ますが
「この世の中に、風邪の点滴なんてものは、ありません。」 (ホントです)
「点滴では、ほとんど栄養は、入りません。なんか食べて、寝てましょう。」 (風邪には休養が一番)
などと、いちいち説明します。
 この先生だって医者になったばかりの頃は、
よりよい医療を行い、一人でも多くの患者さんの役に立ちたい、と、思ってたんだろーになー。
 亡くなられた方には心からご冥福をお祈りいたします。

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2008.06.09

評判のいい病院

 皆さん、病院、どうやって選んでますか[emoji:v-100]。
 家から近い、病院がきれい、先生が優しい、看護婦さんが明るい、受付の子がかわいい、
親の代からかかっている、駐車場がとめやすい、etc.etc.。
 いろんな要素がありますね。
 中には、先生が怖くて叱ってもらうとこがいいなんてM趣味の人や
看護婦さんやスタッフが美人だと気が散るからいや、
なんて人もいるかもしれませんが、少数派でしょうね。
 込んでる病院は大変なので、すいてるとこがいいという人もいるでしょうが、
あまりガラガラだと
「ここで、大丈夫か?」
と、不安になったりするかもしれません。[emoji:v-40]
 まあ、そんな中で皆さんがおそらく、間違いなく重要な選択基準としてあげるだろう要素に
「評判のいい病院」
というキーワードがあります。
 もちろん当院も日夜、それを目指して精進してるわけです。
 しかし、巷で評判がいい病院が、必ずしもホントにいい病院でない場合もあったりするのです[emoji:v-363][emoji:v-362]。
 医者や、医療関係者、病院関係者、薬屋さんなんかで飲み会なんかがあると必ずといっていいほど
「○○医院さ、あそこ、どう?やばくない?」
「あー、あそこまずいよねー。」
とか
「××クリニックかかってたっていう患者さんが来てさー。」
「あー、ウチも来た、△△だろ、困っちゃうよねー。何で、みんなあんなとこかかるんだろねー。」
「いやー、わかんないんじゃない?」
などという話題が出ます。
 実は、専門家が見ればわかるが、患者さんには見抜けない医療の質の差ってのは存在します。
 こういったことは、どこの町にもあるようで
他の町で開業してる先生と話をしたときにも
「ウチの近くにも内科の先生いるんだけど、注射も処方もめちゃくちゃだね。
まあ、あの先生は放射線科出身で、
内科のトレーニングなんて全然してないからしょうがないけどね。」

「で、その医院どうなの。」
「どうもこうも、患者さんがっちりかかえてるし、今やその先生、医師会の重鎮だよ。」
 
 やれやれ。
 確かに、商売上手ってのはありますねー[emoji:v-61]。
 何年か前、ウチに日赤に以前いた先生から患者さんのの紹介がありました。
その先生は、以前日赤の耳鼻科にいた先生ですが、その時はもう、遠くのほかの病院に変わっていました。
その先生のお母さんが館林に住んでるんですが、
耳の具合が悪くなったので、息子である先生に相談したところ
ウチともう一軒の耳鼻科を勧められたそうです。
 これは、うれしかったですね。[emoji:v-411]
 何しろ、同業者ですから、どこの病院がどの程度のことやってる、というのはわかってるわけですから、その中でウチを推薦してくれた、しかも自分の母親をっていうのは、すごく光栄です。
 これからも、プロにも認められる医療を続けられるよう、努力していきたいと思います。

2件のコメント
2008.06.06

奥の深い話

 今日、受診したお年よりは、耳が痛いとの訴え。
本年4月に心臓の手術で某病院に入院。そのときに、耳が変だったので耳鼻科も受診した。
耳垢のせいといわれ、取ってもらったそうだが、
耳に水の薬を入れたりして、大変だったとのこと。
 しかも、その後、ずっと耳の具合が悪いという。
 どれどれ診てみましょう、ってんで耳を覗いてみると
ドッカーンとでっかい耳垢が穴をふさいでる。[emoji:v-12]
 「耳垢とってもらったんですよねー。」
 「ああ、でもそこの病院は、週一回土曜日だけ東京から先生が来るんで、
 なかなか、かかれんのです。」
 おお、なるほど、話が見えてきたぞ。
そういえば、手前にちょっととったようなあとがある。
 昨日の話の続きになるが、医者にはそれなりの技術が必要だ。
特に、耳鼻科など外科系は、いっくら勉強して頭でわかっていても
たとえば、鼓膜が見えなければ診断にならない。
 そこの耳鼻科は研修医のバイトかもしれませんね。
 実は、耳垢とるのはすっごく難しい。
特に、耳の穴の小さい赤ちゃん[emoji:v-511] と、あばれる幼児[emoji:v-205]、お年寄りのガチガチの耳垢[emoji:v-509]は
研修医では手に余る。
耳垢水つけてる時点で、すでにその様子がわかる。
 耳垢水とは、硬くなった耳垢をふやかして、取りやすくする薬なんだけど
私は最近あまり使いません。
あとが荒れてしまうし、耳だれが出ているようなものがわからなくなってしまうからです。
顕微鏡下に、異物鉤というフックと大、中、小の吸引管、耳の手術用の鉗子などを使って、ほとんど取ります。
 でも、研修医の頃は、すぐ耳垢水に頼ってました。
でも、なかなかとれねーんだ、これが。[emoji:v-388]
 今回の先生も、苦労した末、あきらめちゃったんですかねー。
私のときは、次に行く先輩の先生に
「スイマセン、取れなかったんで、次、お願いします。」
とお願いしてましたが。
 今は、何でも一通りできるようになって、良かったなーと思います。
 耳垢のとりかたなんてのは、教科書に書いてないし、簡単そうに見えて、なかなか奥が深い。
奥が深いっていっても、耳垢なんだから突き当たりは鼓膜までだけど。
(いや、もちろん、そういう意味じゃなくて・・・。)

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2008.06.06

研修医時代

 研修医の違法なバイトが、摘発されました。
多分、氷山の一角なんだと思います。
基本的には、黙認されてたんでしょう。
 基本的に、医者はみんな国家試験をパスしています。
私立の医学部など、コネや金で入れるという噂もありますが、
国家試験はそーゆーのがないから、どこの病院の医者でも、とりあえず大丈夫、ってのは
残念ながら、幻想です。
 国家試験レベルですぐ医者が出来るかというと、これがとんでもない。
自動車教習所を出て、免許取りたての初心者ドライバーは、危ないですが、
医者の場合はそんなもんじゃない。
 路上教習どころか、教習所内も走ったことがない、講義は受けたけど
自動車に触ったこともない、というレベルです。
注射一本、した経験がありません。
 そこで一般には大学病院の医局に入り、タコ部屋のような過酷な修行をするわけです。
勤務時間なんて、あってないようなもの。
ほとんど毎日病院に、泊まってるような状態で、労働基準法もへったくれもありません。
今思い返しても、よくあんなキビシイ生活に耐えられたもんだ、と思います。
 それでも、一日でも早く手に職をつけたいので、
朝から晩まで仕事、勉強します。
外来を、診察時間外に開けてもらって、症状と検査と処方箋の内容をひたすらノートに書き写したり、夜は、ナースルームに詰めていて、急患があれば手術に入れてもらう。
もちろん見学ですが、運がよければ助手をさせてもらえます。
手術室の看護婦さんに「また、今日も先生なの?」と、あきれられました。
病棟の採血は率先してやり(患者さん、下手でスイマセンでした)
医局会の残り物の食事を、夜食代わりに食べて(場合によっては翌日の朝食も)体力を蓄える。
 なんせ、給料はほとんどありません。
確か、私が医者になってはじめてもらった給料は9万円を割っていた。
昭和60年ですから、今とそんなに物価変わらないです。
 しかも、日給月給(いわゆる日雇いと同じ)で、社会保険も労働保険もありませんでした。
自分で、国保負担です。
休日出勤も、残業手当も通勤手当も何もなし。
もちろん、ボーナスもありません。
 でも当時も、当直や手術の手伝いなんていうバイトは、科によっては、結構あったようです。
しかし、群大の耳鼻科はそういうのがまったくなかったので、
私自身は当直バイトの経験をしたことはありませんでした。
 ただ、半年たつと週一回、関連病院の耳鼻科の昼間の外来診療をやりに出ることが出来、
多少の収入増となります。
 基本的に、研修医は下宿代や、光熱費、食費、書籍代(大体コピーで済ます)などを差し引くと、
ぎりぎりの生活で余分なお金はありません。
医局旅行とか、病院の宴会、なんて時は、医局から借金をしてました。
1年間の大学の研修を終えて、外病院に出ると収入が増えるので、
それまでの1年間は無利子で貸してくれるのです。
2~30万は借金したかなー。
 
 今の研修医はどうなんでしょうね。
数年前に、研修医制度が変わったので詳しいことは知りません。
ただ、結構きわどく危ないケースは夜間には、今も昔もあるんでしょうね。
研修医1人で当直ってのは、自分の専門外の患者さんが来るわけですから
かかる方も診る方もお互い怖いすね。
 個人的には、夜間病院にはかかりたくないもんだと思ってます。

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2008.06.05

幼稚園でお話をしました

 フットサルの疲れもなんのその(実はそのあとの打ち上げのアルコールの方が残っている[emoji:v-275])
今日は、友愛幼稚園で講演です。
 昨年もこの時期にやらせていただいたのですが、また今年もご指名を受けました。
幼稚園の講演会ですが、相手は子供でなくお父さん、お母さんです。
P6040136_ks.jpg

 テーマは「子供の耳鼻咽喉科 15の疑問」
というタイトルで、子供の病気・健康について耳鼻咽喉科と関連のあるものについて
お話させていただきました。
 いろいろな健康上の疑問について、クイズ型式で説明しました。
「さあこの疑問、どうでしょう。はい、答えは、○○です。」
というと、会場から
「えー。」とか「へぇー。」とか言う声が上がると
「お、やってよかったじゃん。」
と、内心思います。
(わたしゃ、みのさんかい。)
 それにしても、多くのお母さん、お父さん方に来ていただき
皆さん真剣に聴いているのでびっくりしました。
P6040137_ks.jpg

 個人的には、たくさんのきれいなお母さん方の前で話すのは、うれしいです[emoji:v-345]。(こらこら)
 まあ、普段の外来診療では、説明できないことが話せたり、
今まで耳鼻科にかかってなかった人にも
耳鼻科の特徴や、有用性がお話できるので、
こういった講演会は非常に有意義だと考えています。
 今後も機会があれば、
他の幼稚園、保育園でも今回のような話をするのもいいかなと思っています。
もし、このブログを読んでる、関係者の方で何かそういったことに興味をお持ちの方がいたら
お気軽に、ご相談ください。[emoji:v-392]

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2008.06.02

天気のいい日曜日、学会です

 日曜日なんだけど、今日は学会。
10時までに宇都宮の済生会病院に行かなきゃ、ということで朝早く起きなきゃーと昨夜から気にしていたが
朝6時の急患の電話で、あっさり起こされました。[emoji:v-281]
やれやれ。[emoji:v-395]
 日本耳鼻咽喉科学会認定の専門医というのはこの間、お話しましたが、
2年前に補聴器相談医っていう資格が出来ました。
私もばっちり講習を受けてなんとかこの資格を取ったわけです。
足利では2人だけです。
 6年間に3回の講習参加が、更新の条件なので朝、早々と出かけたわけです。
まあ、私今まで全部でてるので、更新自体は楽勝ですが、
補聴器に対してはまだまだ勉強不足なので。
 10時から12時まで講義、その後午後は栃木県地方部会という学会なので
お弁当を食べて、そのまま午後に備えます。
学会場で、お弁当食べるのは、むなしいです。
まして、今日は、なんていい天気。[emoji:v-278]
病院のカンファランス・ルームは日当たりの悪い、裏手にあり、暗い。[emoji:v-292]
 でも、まあ、いろいろ勉強になりました。
 それにしても、今日聞いた補聴器のケース・スタディでびっくりするような話がありました。
実際に病院に来た患者さんの例を紹介して、適合した補聴器を考える、というものですが
その中に、以前40万もする補聴器を購入したが、聞こえないので
「もう、補聴器はこりごりだ。」
と、来院したお年寄りのケースです。
検査データが示され、このように調整、指導してうまくいった、というケースでした。
 そのとき会場から出た質問
「最初に買った補聴器屋さんでは、調整をしなかったんですか。」
そう、もっともな質問だ。それに対して
「病院から、補聴器屋さんに3回も紹介状を書いて調整を依頼したが、結局やってもらえなかった。
仕方なく、調整ソフトを買って、病院で調整した。」

という答え。
聞けば40万の補聴器は、最初から全然患者さんに合せた設定がなされてなかったという。
 うーん、考えられないような悪徳業者っているんだなー。[emoji:v-388]
ちなみに、補聴器の有効性がわかったその患者さんは、
反対側の耳にも補聴器装用を希望。
難聴の程度が同程度の反対の耳の補聴器は18万円で、出来たとのこと。
 こういう話聞くと、がっかりですね。まったく・・・。

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2008.05.30

コンビニとスーパー

気温の変化が激しくて大変です。
また、風邪引きが増えるのではないかと心配です。
 今日来た患者さんでこんなことがありました。
副鼻腔炎を治療中のお子さんです。
「うーん、もう少しかなー。まだハナでるねー。」
「あれっ、そういえばお薬終わっちゃってます?」

「ええ、先週熱が出たので、小児科にいったので少しこちらの薬中断してました。」
「えー、ホントにー・・・・・。」
 まだ、たまにこういう患者さん、いるんだー。
 風邪の時に小児科にかかるな、とはいわないが、
耳鼻科に通院中なのにわざわざ小児科に行くってびっくり。
 最近減ったけど
「風邪でも耳鼻科かかっていいんですか。」
とか、
「生まれたばっかりなんですけど、耳鼻科かかれますか。」
なんて、とんちんかんな質問する人もいる。
 生まれる前や、死んだあとなら別だけど、この世にいる人なら年齢性別を問わずかかれます。
大体、風邪で耳鼻科にかからなくてどうする。
 内科、小児科開業医ってのはいわゆる一般医(ジェネラリスト)だから、いわばコンビニみたいなもんだ。とりあえず、何でもそろってる。手軽だ。
 それに対して、耳鼻科や眼科、皮膚科なんてのは専門医(スペシャリスト)だから、専門店ですね。
 だから、キャベツ買うとき、急いでいればコンビニってことも、ないとは言わないが、
やっぱスーパー行くでしょ。
風邪の時に、内科小児科にかかるって、コンビニでキャベツ買うみたいなもんです。
スーパーではいつもお魚とお肉は買ってるんだけど、野菜はコンビニで、って人いないでしょ。
耳鼻科でいつも副鼻腔炎と中耳炎の治療してるんだけど、風邪ひいたので小児かかかりました、と同じです。
 もちろん、きちんとした内科、小児科医なら患者さんによって
「これは耳鼻科にかかった方がいいから、行ってみてください。」
とアドバイスできるのだが(今日、そういう方も来院されました)、そうでない医者も多い。
 特に小さい子ほど一般医では難しい。
自分から、症状を訴えないから情報をなるべく集めなきゃならない。
本人に訊いても、答えてくれないし。
 その点、目で見て診断する耳鼻科は圧倒的に情報量が多い。
鼓膜はもちろん、鼻だってのどだって、口の中もハロゲン光源でよく見える。
単3電池のペンライトで、溶連菌診断するのはやはり難しいだろう。
そもそも両手にペンライトと舌圧子もって、どうやって検体取るの?
 あと、内科小児科が苦手とするのがインフルエンザの診断ですね。
検体を鼻の一番奥の上咽頭ってとこからとらなくちゃならない。
耳鼻科医にとっては、楽勝だけど、特に小さい子供の診断は出来ないでしょうねー。
 だから、皆さん、風邪を引いたらちゃんと耳鼻科にかかりましょう。
といっても、ただでさえ忙しいのに、みんな来ちゃったら困るので
患者さんには「熱が出るような風邪は、耳鼻科にかかってください。」と、説明しています。

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医療系をまとめました。
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