ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

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2008.06.05

幼稚園でお話をしました

 フットサルの疲れもなんのその(実はそのあとの打ち上げのアルコールの方が残っている[emoji:v-275])
今日は、友愛幼稚園で講演です。
 昨年もこの時期にやらせていただいたのですが、また今年もご指名を受けました。
幼稚園の講演会ですが、相手は子供でなくお父さん、お母さんです。
P6040136_ks.jpg

 テーマは「子供の耳鼻咽喉科 15の疑問」
というタイトルで、子供の病気・健康について耳鼻咽喉科と関連のあるものについて
お話させていただきました。
 いろいろな健康上の疑問について、クイズ型式で説明しました。
「さあこの疑問、どうでしょう。はい、答えは、○○です。」
というと、会場から
「えー。」とか「へぇー。」とか言う声が上がると
「お、やってよかったじゃん。」
と、内心思います。
(わたしゃ、みのさんかい。)
 それにしても、多くのお母さん、お父さん方に来ていただき
皆さん真剣に聴いているのでびっくりしました。
P6040137_ks.jpg

 個人的には、たくさんのきれいなお母さん方の前で話すのは、うれしいです[emoji:v-345]。(こらこら)
 まあ、普段の外来診療では、説明できないことが話せたり、
今まで耳鼻科にかかってなかった人にも
耳鼻科の特徴や、有用性がお話できるので、
こういった講演会は非常に有意義だと考えています。
 今後も機会があれば、
他の幼稚園、保育園でも今回のような話をするのもいいかなと思っています。
もし、このブログを読んでる、関係者の方で何かそういったことに興味をお持ちの方がいたら
お気軽に、ご相談ください。[emoji:v-392]


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2008.06.02

天気のいい日曜日、学会です

 日曜日なんだけど、今日は学会。
10時までに宇都宮の済生会病院に行かなきゃ、ということで朝早く起きなきゃーと昨夜から気にしていたが
朝6時の急患の電話で、あっさり起こされました。[emoji:v-281]
やれやれ。[emoji:v-395]
 日本耳鼻咽喉科学会認定の専門医というのはこの間、お話しましたが、
2年前に補聴器相談医っていう資格が出来ました。
私もばっちり講習を受けてなんとかこの資格を取ったわけです。
足利では2人だけです。
 6年間に3回の講習参加が、更新の条件なので朝、早々と出かけたわけです。
まあ、私今まで全部でてるので、更新自体は楽勝ですが、
補聴器に対してはまだまだ勉強不足なので。
 10時から12時まで講義、その後午後は栃木県地方部会という学会なので
お弁当を食べて、そのまま午後に備えます。
学会場で、お弁当食べるのは、むなしいです。
まして、今日は、なんていい天気。[emoji:v-278]
病院のカンファランス・ルームは日当たりの悪い、裏手にあり、暗い。[emoji:v-292]
 でも、まあ、いろいろ勉強になりました。
 それにしても、今日聞いた補聴器のケース・スタディでびっくりするような話がありました。
実際に病院に来た患者さんの例を紹介して、適合した補聴器を考える、というものですが
その中に、以前40万もする補聴器を購入したが、聞こえないので
「もう、補聴器はこりごりだ。」
と、来院したお年寄りのケースです。
検査データが示され、このように調整、指導してうまくいった、というケースでした。
 そのとき会場から出た質問
「最初に買った補聴器屋さんでは、調整をしなかったんですか。」
そう、もっともな質問だ。それに対して
「病院から、補聴器屋さんに3回も紹介状を書いて調整を依頼したが、結局やってもらえなかった。
仕方なく、調整ソフトを買って、病院で調整した。」

という答え。
聞けば40万の補聴器は、最初から全然患者さんに合せた設定がなされてなかったという。
 うーん、考えられないような悪徳業者っているんだなー。[emoji:v-388]
ちなみに、補聴器の有効性がわかったその患者さんは、
反対側の耳にも補聴器装用を希望。
難聴の程度が同程度の反対の耳の補聴器は18万円で、出来たとのこと。
 こういう話聞くと、がっかりですね。まったく・・・。


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2008.05.30

コンビニとスーパー

気温の変化が激しくて大変です。
また、風邪引きが増えるのではないかと心配です。
 今日来た患者さんでこんなことがありました。
副鼻腔炎を治療中のお子さんです。
「うーん、もう少しかなー。まだハナでるねー。」
「あれっ、そういえばお薬終わっちゃってます?」

「ええ、先週熱が出たので、小児科にいったので少しこちらの薬中断してました。」
「えー、ホントにー・・・・・。」
 まだ、たまにこういう患者さん、いるんだー。
 風邪の時に小児科にかかるな、とはいわないが、
耳鼻科に通院中なのにわざわざ小児科に行くってびっくり。
 最近減ったけど
「風邪でも耳鼻科かかっていいんですか。」
とか、
「生まれたばっかりなんですけど、耳鼻科かかれますか。」
なんて、とんちんかんな質問する人もいる。
 生まれる前や、死んだあとなら別だけど、この世にいる人なら年齢性別を問わずかかれます。
大体、風邪で耳鼻科にかからなくてどうする。
 内科、小児科開業医ってのはいわゆる一般医(ジェネラリスト)だから、いわばコンビニみたいなもんだ。とりあえず、何でもそろってる。手軽だ。
 それに対して、耳鼻科や眼科、皮膚科なんてのは専門医(スペシャリスト)だから、専門店ですね。
 だから、キャベツ買うとき、急いでいればコンビニってことも、ないとは言わないが、
やっぱスーパー行くでしょ。
風邪の時に、内科小児科にかかるって、コンビニでキャベツ買うみたいなもんです。
スーパーではいつもお魚とお肉は買ってるんだけど、野菜はコンビニで、って人いないでしょ。
耳鼻科でいつも副鼻腔炎と中耳炎の治療してるんだけど、風邪ひいたので小児かかかりました、と同じです。
 もちろん、きちんとした内科、小児科医なら患者さんによって
「これは耳鼻科にかかった方がいいから、行ってみてください。」
とアドバイスできるのだが(今日、そういう方も来院されました)、そうでない医者も多い。
 特に小さい子ほど一般医では難しい。
自分から、症状を訴えないから情報をなるべく集めなきゃならない。
本人に訊いても、答えてくれないし。
 その点、目で見て診断する耳鼻科は圧倒的に情報量が多い。
鼓膜はもちろん、鼻だってのどだって、口の中もハロゲン光源でよく見える。
単3電池のペンライトで、溶連菌診断するのはやはり難しいだろう。
そもそも両手にペンライトと舌圧子もって、どうやって検体取るの?
 あと、内科小児科が苦手とするのがインフルエンザの診断ですね。
検体を鼻の一番奥の上咽頭ってとこからとらなくちゃならない。
耳鼻科医にとっては、楽勝だけど、特に小さい子供の診断は出来ないでしょうねー。
 だから、皆さん、風邪を引いたらちゃんと耳鼻科にかかりましょう。
といっても、ただでさえ忙しいのに、みんな来ちゃったら困るので
患者さんには「熱が出るような風邪は、耳鼻科にかかってください。」と、説明しています。


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2008.05.22

SASって何?

今日はSASの話です。
「そう、そうサザン・オール・スターズって活動休止するんですってねー。」
 そう、残念ですねー。私もよくカラオケで歌うしうちの息子も大ファンです。
でも、その話じゃないんだなー。
「ダイビングですねー。SASの製品使ってるんですかー。」 私はスキューバ・プロ社の製品が多いです。家族は使ってるけど。
でもダイビングメーカーのSASの話ではありません。
「あースカンジナビア航空か。北欧に旅行ですか?」
 スカンジナビア・エアラインズでもありません。
ついでにスペシャル・エア・サービスでもないぞ。(これはイギリスの陸軍特殊部隊だ)
 SASとはSleep Apnea Syndromeの略で「睡眠時無呼吸症候群」のことです。
 今夜、「SAS医療連携講演会」っていう、足利・佐野の医者を集めた講演会があって、
札幌でSASのネットワーク作りに成功している病院の先生を講師に招いて講演があり
その後のパネルディスカッションで、パネリストとして私が招かれたため行ってまいりました。
sas.jpg

 写真ちっちゃいなー。
撮影をたのんだ人が間違いだったかなー。
壇上の右手手前側にいるのが、私です。
 ほかは足利日赤と佐野厚生の先生と、開業医の内科の先生で、
私は開業医の耳鼻科代表として、お話をしてきました。
 睡眠時無呼吸は最近認知が広がっていますが、
夜間、睡眠が十分に取れないために、昼間の眠気や、傾眠傾向がおきます。
そのため、作業効率の低下や事故などが問題になります。
 しかし放置すると、高血圧、呼吸不全、脳血管障害、心臓疾患などを引き起こし
突然死の原因にもなるという恐ろしい病気なのです。
ただのいびきと侮ってはいけません。
 当院でも、何人もの方が治療していますが、
治療も耳鼻科だけでなく、呼吸器科、循環器科、内分泌内科、歯科、精神科など
さまざまな診療科の連携が必要になる場合があります。
しかしまだ、その治療の流れや方法は確立してるとはいえません。
栃木県でもこの疾患に対する、系統的な管理は行われてないのが現状です。
そのためには、基幹病院の整備と、開業医の認識と知識の向上が必要となるわけです。
 多くの潜在的な患者さんに対し、よりよい医療が提供できるように
今後のネットワーク作りは重要だと思います。
また、私自身もまだまだ勉強不足なので、もっとがんばってこの問題に取り組みたいと思います。


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2008.05.20

後鼻孔ポリープ

 今日は、朝から天気が大荒れです[emoji:v-279]。
一方、そのため外来は平穏です。
 よかった、今日はオペがあるのじゃ。すいてて好都合[emoji:v-290]。
 本日は「後鼻孔(こうびこう)ポリープ」の鼻内手術です。
 「後鼻孔ポリープ」とは、いわゆる鼻茸といわれるものが、
鼻の後ろの穴のほうまで大きくなって、塞がっちゃった状態、ってとこですかね。
 患者さんの症状は、鼻づまり(それもかなりひどい)です。
今日の方も、左鼻のポリープが鼻の後ろを回って右まで来ちゃってるので、
ゼンゼン鼻が通らない、って方でした。
 最近は、内視鏡を使って手術します。
術前にも内視鏡で、検査をしますので、職員もみんな、「モノ」を見てるわけです。
「後鼻孔ポリープ」の手術は、時々ありますが
職員が注目するのは、
「前から出るか、口から出るか。」
です。
 一般にこの手のポリープは大きいので、鼻の穴からは出ない場合があります。
そういう時には、
「口のほうに落ちますから、飲まないで出してくださいね。」
と、声をかけて切除します。
「はいっ、出してー。」
そーすると、口から小茄子見たいのが、べろっと出るわけです[emoji:e-437]。
 一度注意したにもかかわらず、
「思わず、飲んじゃいました。ごちそう様でした。」
という人がいましたが、まあ飲んでもどうってことないんですけどね。
 ただ、その時がっかりしたのは、職員です。
「どんな大きいのが取れるか。」
と、楽しみにしてるわけです。
 看護婦さんも内視鏡の画面で見てるから様子はわかります。
「お、今度出るぞ、出るぞ。[emoji:e-414]」
という無言の期待とともに、私が鉗子でムリムリムリッと取り出すと、
これまた声にならない歓声が上がります[emoji:v-424]。
 看護婦さんは患者さんに、
「ほらこんな大きいのが取れましたよ。これですっきりしますよー。」なんていいながら、自分の方がすっきりした気持ちになってる。
受付の子まで呼んで、見せてます。
患者さんはまだ手術中なので、そんなにすっきり感を味わってる余裕はないわけだ。
 今日のは、まあ小さい方ですかねー。
大分、薬で小さくしましたし。
看護婦さんが
「しなびちゃいましたねー。」
と少しがっかりしてましたが、その方が患者さん楽なんだって。
「小茄子の煮浸し」って感じでした。
 で、今日の方は副鼻腔に炎症がないので、回りの小さなポリープなんかを
マイクロデブリッダーでお掃除して、上顎洞自然孔をきれいにしておしまい。
 マイクロデブリッダーってのは、ポリープを切除するシェーバーみたいなもんです。
前から欲しかったんだけど、ついに昨年買っちゃいました。
高い器械で、特別な点数が取れるワケじゃないんで利益は出ないんですけど
まあ、グレコでもいいんだけど、ギブソン買っちゃったーみたいな。
いや、うーん、ちょっと違うなー。
トンカツの付け合せのキャベツの千切りつくるのに包丁で刻んでもいいんだけど、
電動野菜カッターだと早くてきれいでおいしい、みたいな感じ[emoji:v-398]。
 最後に鼻の中に軟膏のついたガーゼをつめます。
まあ、包帯の代わりみたいなもんです。
 そーいえば、軟膏ガーゼについて忘れられない思い出があります。
以前病院に勤めてた頃、手術室で器械出しの看護婦さんに
「じゃ、最後ガーゼつめるから、軟膏のばして。」
「はーい。」
「出来たー?じゃあまずガーゼ8つ折りでちょーだい。」
「・・・・・。」(なんか苦労してやってる様子。)
「どーした。」
「先生、出来ませーん。」
「へっ、何で。」
「この大きさのガーゼ、小さくて8回も折りたためません。」
「[emoji:v-362][emoji:v-364]・・・・・。あのなー8つ折りってのは8回折るんじゃねーんだよ。
いいか、1回折ったら2つ折り、2回折ったのは4つ折り、3回折ったのを8つ折りってゆーの。」

こんな鼻に入れるガーゼ8回もたためるわけねーじゃん。[emoji:v-406]


14件のコメント
2008.05.16

掌蹠膿疱症

 昨日の学会で、聞いてきたことの中に「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」の話があります。
 聞きなれない病名だけど、皮膚科の病気です。
 手のひらや、足の裏に無菌性の膿疱が数多くでき、何年にもわたって続く、という病気です。
 原因不明といわれてますが、この病気「慢性扁桃炎の病巣感染であることが多い、」
という事実が、古くから知られてます。
 「病巣感染」とは何ぞや。[emoji:v-219]
 「病巣感染」とは、体の一部分の限局的な慢性感染症が原因となって、
そことは別の、離れたところに炎症が起こる
、というものです。
 つまり、この場合は扁桃に常に感染があるために、手や足に膿疱ができる、ということです。
 今回このことに関する詳細な研究発表がありました。
 以前、私が大学にいた時分は、いろんな検査をして関連する疑いが強ければ、
扁桃腺を取る手術をする、って認識でした。
誘発テストなんていって、扁桃を大きな綿棒でごしごし5分間もこすり、
体温、白血球、血沈などのデータの変動を確認するという、
医者にとっても、患者にとってもうんざりする検査です。
また、これが、なかなかうまく陽性に出ない。[emoji:v-388]
 最近の研究では、有効性が明らかなので中等症以上の掌蹠膿疱症であれば、
それだけで手術の適応、ということです。
 ふーん、なるほど。
 この病気、直接耳鼻科に来ることはまずないですが、以前病院に勤めてた頃は、
手術目的で、紹介され結構オペしました。
 よくなりますよ。
 実は、1年位前、ウチから一人病院に紹介して手術してもらいました。
そのかたは、耳の病気かなんかで来院した若い女性なのですが、
問診表の「いま経過観察中の病気」の欄に「掌蹠膿疱症」とあったのです。
 話を聞くと、何年も悩んでいるようで、市内の皮膚科もほとんど回り、
最近は館林の方まで行ってたようです[emoji:v-292]。
その他、いろいろ民間療法も試したけど、もちろんうまく行かず。
 で、これは扁桃腺との関係があることが多いよ。と説明し、手術を勧めました。
 患者さんは
 「そんなこと、初めて聞いた。[emoji:v-12]」
  と、びっくりしてました。
 えー皮膚科って、そーゆー説明しないのかなー[emoji:v-11]、と逆にこっちもびっくり。
 耳の病気の方はすぐ治っちゃったので、病院に紹介し扁桃腺の手術をしてもらいました。
恐怖の誘発テストはやんなかったけど、血液検査や問診で「疑いあり」と診断したのです。
 次に、またなんか別のことでウチにかかった時、掌蹠膿疱症の方がほとんどよくなっていたので
あー、よかったなー、[emoji:v-410]と思ったわけです。
 今後は、もっと自信もって紹介できるぞ[emoji:v-218]。
 しかも、大きな綿棒を2本も口の中に入れて、
げーげー言わせながら両側の扁桃腺を5分間もグリグリする
拷問のようなあの検査[emoji:v-40]、もなくなるか知らん。


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2008.05.15

日本耳鼻咽喉科学会に行ってきます

 さて、かねてから告知のとおり、5月14~15日と日本耳鼻咽喉科学会総会に行ってきます。
 最近、各診療科によって専門医制度が導入されています。
 お医者さんの仕事が、近年専門化してきているため
より高度な知識や、最新の知見が要求されるようになって来ました[emoji:v-418][emoji:v-417][emoji:v-419]。
 そのため、各学会が医師国家試験とは別に、専門医の試験を設定して、
その更新も一定の、ノルマを課しています。
 耳鼻咽喉科の場合、医者になってから5年間、学会の指定を受けた病院で研修を積みます。
これこれの手術を何件(助手で何件、術者で何件)、何々の症例を何人、など細かく規定され
それを全部報告用紙に記載します。
その上で、推薦者(大体は所属する医局の教授)の許可が出ると受験資格が出来るわけです。
けっこー大変なんですよー。
 試験は年一回東京で行われ1日目が、筆記試験。2日目が口頭試問です。
これが、緊張するんだ。
 で、受かると「耳鼻咽喉科専門医」の資格が得られるわけです。
 ただ、受かっても何か保険点数上有利になることはなく、
受からないと耳鼻科やっちゃいけないってわけではありません。
実際、専門医持ってなくて耳鼻咽喉科を開業してる先生もいるわけです。
 ただ、まあ、この医者は一定の技術と知識、経験を持ってますよ、というお墨付きのようなもので
JASマークとか、原産地表示とか、遺伝子組み換え大豆を使っていません、みたいなものです。
(うーん、少し違うかなー。
でも、内科かなんかの専門医試験で研修記録を偽装した事件があったから、やっぱ、似てるかも)

 しかし、その資格は5年ごとに更新が必要で、
そのために毎年一定以上学会に参加しなきゃダメよ、という決まりがあります。
IDカードがあって、それを学会に行った時、受付でピッとやってもらいます。
写真つきなので、替え玉、代返はダメです[emoji:v-358]。
 まあ、その後学会聞かずにすぐ帰っちゃってもばれないのですが
大概は、まあ、聞いて行きますね。
 大学病院にいた頃は、いろんなとこから最新の知見が入ってくるので、
学会なんかあまりまじめに聞かなかったのですが、
開業してからは、違いますねー。
開業医は、やはり情報が入りづらい。
やっぱり、医学は日々進歩してるので最新の情報に乗り遅れないよう、真剣に聞きます。
 医療って「昨日の常識は、今日のタブー」なんてこともよくあるので、怖いです。
 だから、もう、メモ取りながら一生懸命聞いてます。
 逆に、ウチでやってるようなことと同じような発表があると
 「やっぱ、あれで、よかったんだー。」とか
 「おー結構、ウチ、ちゃんとやってるじゃん。」
 なんて安心したりします。
 まあ、専門医制度は学会の家元の資金稼ぎ、なんて言われ方をされることもあるようですが、
私としては、学会に行って勉強する大義名分が出来るので、いいことかなーと思ってます。
 行った先で、おいしいもんも食えるし[emoji:e-291]。
今回は大阪なので、お好み焼き じゃー[emoji:v-330]。
 


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2008.05.13

養護学校の検診

 お昼休みは、検診です。
今日の検診は、あしかがの森病院に併設されてる足利養護学校です。
最近は特別支援学校というらしい。
 山奥にあり、遠いです。昼飯を5分で食べて、すぐ出発。
ここの検診の時は、職員2人に一緒に行ってもらいます。
 毛野のローソンを曲がって、ひたすら北を目指す。
どんどん人家がなくなり、やがて道路のセンターラインもなくなります。
この道で、ダイジョブなの、と思う頃、突然病院が現れます。
 山間の、自然に囲まれた環境。先生の話では、ムササビが出ることもあるそうです。
 まず、保健室で検診。歩いてくる子もいますが、松葉杖、車椅子の子はけっこう多いです。
首の動かせない子も多いので、車椅子の右、左にこちらが動いて耳を見ます。
私はヘッドランプを使っているので、出来ますが、
額帯鏡(ムカシお医者さんが使ってた真ん中に穴の開いた頭につける鏡)では大変でしょう。
 さて、保健室での検診が終わり、本番はここから。
病棟にいる子達の回診です。
3つ4つの病棟を器械や光源、ヘッドランプを持って回ります。
 この学校は重度心身障害者の子供たちが多くいます。
起き上がれないどころか、自分では寝返りも出来ない子供たちです。
多くは、気管切開をされ、鼻からは経管栄養のチューブが入っています。
ずっと片側を下にして寝ているので、
頭蓋骨が変形して下になった側がまっ平らになってる子もいます。
 看護婦さんや介護の人に持ち上げてもらって下から見上げるように耳の中を見たりします。
肢まで固まっていて、体の向きを変えてもらうと肢が真上に向いちゃう子もいます。
この辺になると、先に述べたヘッドランプがないと、全然対応できません。
 検診は一般には診るだけですがですが、
ここでは場合によってはたまってる耳垢をその場で取ってあげます。
フツーの子なら
「はい、この子、耳垢です。」
で、お医者さんに行って取ってもらいなさい、となるのですが、
ここでは、そうは行きません。
 耳鼻科どころか、外出も出来ない子ばっかりです。
だから、助手を2人も連れて、(もちろん時間外手当は、私の負担です)
耳垢鉗子なんかで、取れる耳垢は、取ってあげます。
 そのために、耳垢鉗子を何本ももって行きますが、最近は学校のほうで買ってもらって
用意してもらえるようになりました。
 確かに、いまさら耳垢など取っても、というような子供ばかりです。
でも、これくらいのことはしてあげないと、という気持ちになります。
それでも、ベッドサイドでは、充分な処置が出来ず歯がゆい思いもあります。
 救われるのは、周りのスタッフの明るさです。
大変な仕事だと思いますが、常に笑顔で対応しています。
大きな耳垢を取ると
「あーら、○○ちゃん、すっきりしたねー。これで、音楽がもっとよく聞けるねー。」
「気持ちよくて、笑ってるんじゃない。」
そうなのかなーと思って、寝ている子供のうつろな瞳を覗き込むと
なんとなく、喜んでるようにも見えることもあります。
 最近、国やら県やらの予算が下りたらしく、病院はぐっときれいになり、
介護職員も大分増えたようです。
 私もここの校医になって12,3年たちます。
向こうはどうかわからないけど、顔を覚えてる子も何人かいます。
「おっ、まだこの子いたかー。」
と思うと、それがいいことなのか、悪いことなのかよく分からず、
うれしさと切なさが交じり合った、複雑な気持ちになります。
 


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2008.05.08

連休のツケ

 あー、疲れた。[emoji:e-258]
連休のしわ寄せが来ました。
 午前中はフツーだったんだけど、午後大変でしたねー。
 特に、今日は昼休みは、足工大附属の検診。
午前中の診察が終わって、すぐメシ食って出かける。
男子高校生ばかり(実は数人女子学生がいるが)、300人あまりを休む間もなく診つづけ、
へとへとになる。
急いで、自宅に戻ると午後3時すぎ。
 座る間もなくそのまま、外来へ。
外来の診療デスクの上のコンピューターを見て、目を疑った。
待ち人数115人[emoji:v-12]」
なんだ、こりゃー。
 過去最高を、更新しました。
 しかも、なぜか鼓膜切開がやたら多いし、赤ちゃんの鼓膜切開も結構あったぞ。
溶連菌感染やアデノウイルス疑いでは、一度検査をして、待っててもらってから、またもう一度診察するので、実人数は倍になる。レントゲンも、そうだ。
 お待たせした皆さん、スイマセンでした。
 でも途中聞いてると、患者さん同士がお互いに
「あたしんち、60何番だったわ。」
「うちなんか80人待ちだったわ。」
となぜか、自慢みたいに話す人がいて、これって、多いほうが勝ちなのか、とツッコミを入れたくなる。
 これって、例えば
「いやー、最近肝機能悪くって、GOTが80超えちゃったよ。」
「なんだ、俺なんか3桁いってるよ。」
⇒Bの勝ち
とか、
「この間、スピード違反で捕まっちゃってさー、後、残り1点だよ。」
「いや、俺なんか今、免停中だから。」
⇒乙の勝ち
みたいなもんか。
 閑話休題。
 そんな中で、明るく仕事してくれるスタッフには頭が下がります。
処置中に咽頭券綿子を、まとめてひっくり返したSさん。
次の人の処置に券綿子がないので
「券綿子ないよー。誰ですか、倒しちゃった人はー。」
の、問いに
「はーい、あたしでーす。あっはっはっはっ。」
と、手を上げて答えてました。
「あははじゃねーぞー、早く持ってこーい、。」
といったら、のどの痛かった患者さんも笑ってました。
 さて、明日も検診300人。
外来も忙しいかもしれないが、みんなでがんばるぞー。
あーまた、すっかり声がかれちゃった。


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2008.05.07

仕事始め

 ゴールデン・ウィークの4連休があり、今日から仕事再開。
 結局、今年はこの連休、ファミレスに一回、回転寿司に一回行っただけでした。
 朝から、外来は大混雑で、まあでもこれはこちらも、患者さん側も
「まあ、連休明けだからしょうがない。」
と、思ってたわけで、(中には、何で混んでるんだっ、って思った人もいたかなあ。)
じきに、落ち着くと思います。
 そういう意味では、半日で、ヨカッター
 でも、今年はずっと家にいたので、
「あー、あの患者さん、連休中大丈夫だったかなー。」
というのがなくて、やや気が軽い。
電話がなかったってことは、そこそこだったわけですから。
 しかし、4日間しゃべらないと、声がれが治りますねー。
やはり、教科書どおり喉頭炎、声帯ポリープの治療は沈黙が一番です。
バンドの練習も、しばらくしてないし。
 と、そんな、まったりした午後にバンド仲間の野口先生から電話。
 ナント、過日応募した「オヤジバンド大会」の関東地区予選に出場が決まったとのこと。
エントリーはDVD審査なので、とりあえず「とーるわけないけど出しといてみる?」
みたいなのりで応募したわけです。
 それが、一旦は落選したらしいんだけど、
出場辞退者が出たため次点繰上げで補欠合格したらしい。
「マジかよー。
 というわけで、5月18日渋谷のライブハウスで、関東ブロックの予選に出ることになっちゃったみたいです。大丈夫かいな。
 おかげで、ノドの調子はよくなっているのだが、連休ごろごろしてたので
体重が心配。少し、鍛えなおさなければ。
 


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医療系をまとめました。
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