敗戦によって得たもの
翌日の新聞。
そうだよ、カンパイだ。
一夜明けて、何となくスッキリした。
やはり、今年のレッズはアジアタイトルをとるチームでは無かった。
昨年の天皇杯、一昨年のアジアチャンピオンズリーグもそんな感じはちょっとあった。
だが、リーグ戦の結果が出ないのに優勝してしまったことによって、
問題がなおざりにされ、翌年、翌々年にそのツケがたまってどんどん膨らんだ。
今年は、ついにその度を越してしまったのだと。
カップ戦に勝ち、タイトルをとったことで、
かえってリーグで勝てないチーム力の無さを棚上げにしてきたツケだ。
日清戦争に勝ち、日露戦争にもまさかの勝利をおさめてしまったので、
無謀な太平洋戦争に突入してしまった、かつての大日本帝国のように。
ちょっと、話が大げさ。(^_^;)
思い出したのは2011年の浦和レッズ。
このシーズン、レッズは大型補強にもかかわらずリーグ戦はシーズン序盤から低迷し、
降格圏をめぐる戦いを続ける。
途中に柱谷GMの解雇、さらにその後、ゼリコ・ペトロヴィッチ監督解任などの騒ぎがあり、
最終節に甲府との残留争いに競り勝ち、ギリギリ15位でJ1残留は果たしたわけだが、
この年、ナビスコカップだけはするすると決勝まで行ってしまった。
その時の記事がコレ。「2011年ナビスコカップ・ファイナル」。
このときもブログ内で明確には書いてないが、
残留争いしてるチームが優勝するわけないよなあ、
という思いが伝わってくる。
このあとレッズはミハイロ・ペトロヴィッチ監督を迎え、
チーム強化に努め、翌2012年はリーグ3位、
徐々にリーグ優勝を狙えるチームになっていったのだった。
今回のアジアチャンピオンズリーグの敗戦が、
来年以降のレッズの意識改革につながることを強く望みます。
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