ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.07.26

続・子供の名前

 以前、子供の名前は時代を反映する、

という話を書きましたが、

最近気づいたことがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 耳鼻咽喉科という科の性質上、

乳幼児のお子さんを見ることが多いのですが、

この間は「遊」の字を使った男の子が来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「遊」の字もそうですが、最近は

「夢」とか「楽」とか「心」とか、

ワレワレのころにはまず選ばれなかった漢字を使って

子どもに名前を付ける親御さんが多いようです。

何となく、将来に不安を抱えるこの時代に

子供に託す親の気持ちがわかる感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「勝」の字が使われた戦中からひと時代が過ぎて、

高度経済成長の昭和30年代に生まれたワレワレ世代の男の子には、

「登」「昇」「進」「勉」「努」「学」などの漢字が、

多く使われていたようです。

所得倍増、人口増加、物価上昇、何事も右肩上がりの時代に

受験戦争、学歴主義、立身出世を子供に託す親の思いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これも時代の流れでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今どきの漢字を使った名前を否定するものではありませんが、

よく調べてつけないとあとで困ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「心」を使って「心太」なんて名前をうっかり付けないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「心太」の読みは「ところてん」ですので。

 

 

 

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