スホーイSu-22フィッター
たしか、2月にニッケルバックを見に行ったとき、
秋葉原の中古プラモデル屋さんで買ったのがこのモデル。
聞いたことのないメーカーだが、定価3500円が1400円ならお得かなーと思い、購入。
帰ってから調べると「グリフォン」はすでに今はない日本のメーカー。
しかも、市川市にあったんだなー。
この顧客カードはいったい何通返信されたのだろう。
このキットナンバーは「S-01」なのでシリーズ第1作と思われるが、
このほかにこのメーカーのキットを見たことが無い・・・。
しかし、ネットで調べると、
このキットは、東西冷戦のさなかに発売され、
ただでさえ情報不足のところ、零細メーカーなので考証が甘く、
「買ってはいけない」モデルと断定するサイトまであり・・・・。
えーい、こうなったらもうサクサク作っちまえー、
ということで、ソッコー組み上げました。
Su-22は旧ソビエト、現ロシアの戦闘機であるスホーイSu-17フィッターの輸出型。
なので、いわゆる東側諸国に多く配備されていた。
ほいでもって、このキットは「リビア空軍」仕様。
リビア空軍の飛行機なんて初めて。
色もわからないので、中東の国のヒコーキの写真見て適当に吹きました。
とくにこのモデルは有名な1981年のシドラ湾事件を下地にしている。
1981年8月19日、リビア空軍のスホーイSu-22の2機が
アメリカ軍の空母ニミッツ所属のF-14トムキャット2機と空戦、
Su-22のミサイル攻撃をかわしたF-14は
サイドワインダーでこれを2機とも撃墜した、というものである。
箱絵も、おそらくその場面を描いている。
ともに可変翼機同士のドッグファイトとなったわけで。
Su₋22の可変翼はこんな感じだす。
「買ってはいけない」キットといわれたけど、
もともとこの実機をよく知らないし、イメージが無いので、
つくってみると、けっこう雰囲気出てるじゃん、とは思います。
ミドリの丸のリビア空軍マークが新鮮。
とくにこのソ連機独特のショックコーンと、
冗談のように長いピトー管が、気分でています。
1981年当時、F-14トムキャットは1973年からの運用でバリバリ現役。
Su-22の運用は1969年ですが、母体となったSu-7の初飛行は1955年ですから
最新鋭の電子武装したトムキャットに比べれば古さは否めない。
すると、この長大なピトー管が
太平洋戦争時のB-29 に立ち向かう日本の「竹やり」のイメージと重なります。
と、なると、今度はトムキャットが作りたくなるなあ。
たしか、ストックがあったはず。
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