ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.02.23

舌がんは何科?

 堀ちえみさんのニュースのあと、

舌に異常があるが・・・・、

と来院される患者さんが目に付くようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白血病を疑って内科医院を受診する方も増えているのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 基本的に舌がんは「見てわかる」ので、そんなにホネではありませんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、舌がん疑いで、歯科・口腔外科に受診される方も多いのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、舌がんは耳鼻咽喉科なのか歯科・口腔外科なのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、答えはどっちでもあり、ではありますが、

やっぱ、耳鼻咽喉科だろうなあ、と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 基本的に「口腔外科」の先生は歯科医師であって、

医師免許は持っていません。

誤解されている方も多いのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 舌がんが「舌」だけならいいですが、

全身疾患とのかかわりがある場合もあるので、

基本的には歯医者さんではなく医者が治療した方が良いと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 厚生労働省の申し合わせでは以下のようになっています。

 

歯科口腔外科の診療領域における歯科と医科との協力関係

歯科口腔外科の診療の対象は口腔における歯科疾患が対象となるが、

特に、悪性腫瘍の治療、口腔領域以外の組織を用いた口腔の部分への移植

その他治療上全身的管理を要する患者の治療に当たっては、

治療に当たる歯科医師は適切に医師と連携をとる必要がある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、各々専門があるので舌がんが専門の歯科医師は、

聴覚が専門の耳鼻咽喉科医師よりも

舌がんの治療に長けているのは間違いないですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、開業の耳鼻咽喉科の医者で

勤務医時代に舌がんの治療経験のない人はいないと思いますが、

開業の歯医者さんの中には

ほとんど舌がん治療の経験のない人もいるかもしれませんね。

 

 

 

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