才能は環境によって
基本、日本代表の親善試合あたりは
見はするがそれほど「燃えない」ワタシですが、
昨夜のウルグアイ戦は良かったですねー。
スアレスを欠くとはいえ、
カバーニを中心としたベストに近いウルグアイ代表。
まして、直近で韓国代表に1-2で敗れているので、
「絶対に負けられない戦い」はウルグアイ側にありました。
一方の森保ジャパンは、若手中心でのびのびとプレー。
素晴らしい連携から4点を奪い、
4-3のスコアでFIFAランキング5位の強豪を攻め倒した。
見ていて気付いたのは南野にしろ、中島にしろ、堂安にしろ
今回活躍した20歳そこそこの若手選手が、いずれも海外クラブ所属で
ワタシがあまり見たことがない選手であること。
つまり彼らはJリーグでデビューするかしないかのうちに
早々と海外に移籍して、そこで実力を伸ばしてきたわけだ。
以前、海外移籍といえば、
三浦カズにしろ、中田ヒデにしろ、小野伸二にしろ、
Jリーグでトップクラスの活躍をし、
それを踏まえて海外リーグに移籍、いわば「世界に挑戦」したものだ。
それが今は、才能のある選手はJリーグで結果を出すのを待たず
早々に日本から飛び出し
どんどんヨーロッパでプレーするようになっている。
そのことが、日本人選手の実力、
技術やメンタルの底上げになっていることは間違いない。
ふと、受験生時代を思い出す。
かつての地方の公立の進学校は、地域の秀才が集まった。
みんな地元の公立の中学を出て当然のように県立高校に入ったものだ。
そして我が母校でもその中でトップクラスのやつらは
東大や京大に毎年何人かは入学していた。
ところが、最近は、ちょっと出来のいい子は、
県立高校ではなく私立の高校に行き、
なかには中学から東京周辺の一貫校に通うことも珍しくない。
うーん、この現象は非常に良く似ている。
そういう時代になってきたわけだ。
そのため、我が母校を含め
地方公立進学校は地盤沈下にあえいでいるが、
今後のJリーグはどうなのかしら。
まあ、南米リーグはとっくの昔からそういう感じになってますけど。
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