ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2017.05.30

佐藤琢磨選手、インディ優勝おめでとう、とそこから思い出したこと

 

カールの悲報のあとになんともビッグでハッピーなニュースが飛び込んできた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐藤琢磨、インディ500で優勝!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スゴイことやってくれましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インディ500といえば、昔から有名な世界3大自動車レースの一つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一つはフォーミュラ1の中で最も伝統と格式の高いモナコGP(1929年~)

もう一つが耐久レースの最高峰ルマン24時間(1923年~)

そして1911年に初開催であるから最も長い歴史を誇るのが、

このインディアナポリス500マイルレースである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

F1がドライバーズ・チャンピオンシップの最高峰、

ルマンが自動車メーカーの最高の栄誉とすれば、

インディ500は世界最高の「草レース」といえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタシが小学校2年生のころ、スポーツカーにハマり、

レースのことを猛勉強した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インディ500は楕円形のオーバルコースを左回りにまわるため

左の車軸の方が右より長いとか、

スタートが周回を重ねながらのローリングスタートであるとか

(F1は今も昔も制し位置からのスタンディング・スタート。

今はル・マンもローリングスタートであるが

当時はヨ―イドンで車まで走って、エンジンをかけてスタートする「ルマン式スタート」であった。)

エンジンに火を入れるときの有名なコール「ジェントルメン、スタート、ユア、エンジンズ」のこととか

いろんなウンチクを知った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、実は、当時のフォーミュラカーはいわゆる「葉巻型」であり、

カーマニアの少年としては葉巻型ばっかりのF1や、インディよりは

個性豊かなスポーツカーがしのぎを削るルマンに魅力を感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、インディ500で最も印象に残っているのはこのマシンである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1967年のインディ500を走ったこのクルマはガソリンエンジンではなく、

なんとプラット&ホイットニー社製の航空機用のガスタービンエンジン。

この巨大なエンジンを積むためにコックピットがオフセットされている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プラット&ホイットニーといったら、あんた、

ボーイング747ジャンボもエアバスもF14トムキャットもF15イーグルも

みーんなエンジンはプラット&ホイットニー社製でっせ。

当時の雑誌、新聞は「ジェット・カー」と呼称していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このSFチックな、アメリカンな発想が、

当時小学2年生の

クルマ好き、ロケット好き、SF好き少年の心をつかまないはずがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このクルマ、本戦で圧倒的早さを見せたが、残り3周でトラブルでピットイン、

優勝を逃してしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、こんな怪物マシン、当時はまだウイングなんてものが発明されてなかったから、

ダウンフォースなんてものは全く配慮されないスゲー、アブナイ車だったんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 残念ながら、このマシン、インジェクションキットとして、プラモデル化されていない。

エブロあたりが出してくれれば絶対買う、というオールドファンは多いだろうに。

その際は是非、クリアカウルでお願いしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 話、大幅にそれましたが、佐藤琢磨選手、おめでとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、スポーツ新聞の扱いは一面は宮里藍引退で、インディ500はその次なのね。

 

 

 

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