ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2012.02.26

寝台急行「きたぐに」大作戦(後篇)

~前篇から続く
 この作戦のポイントは、まず車で高崎まで行くこと。
両毛線使ってるとゼッタイ間に合わないのだ。
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 心配した土曜日の患者さんも135人どまりで無事終了。
 長野新幹線乗るのは実は初めて。
(長野県にはJリーグのチームないし。)
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 高崎駅で気になる駅弁をゲット。 
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 D51弁当はご飯に竹炭がまぶしてあって、蒸気機関車の煙をイメージしてる。
(と、駅弁売りのお姉ちゃんが言っていた。)
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 美味しかったです。
 軽井沢は雪であった。
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 長野駅で特急「しなの」に乗り継ぐ。
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 松本から塩尻を経て木曽路に入っていく。
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 午後7時に名古屋着。
やっと山を抜けてマチに出た感じだ。
ここで生ビールで手羽先も食べたいが、「のぞみ」で大阪に向かう。
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 大阪やでー。
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 ここで2時間ほど時間があるので晩メシを食う。
なんせ「きたぐに」は食堂車はおろか車内販売も自販機すらないよって。
 お好み焼きも食べたかったが今晩は串揚げいってみよー。
関西では串カツというらしいが、関東の串カツは別もんです。
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 もちろんこれは欠かせない。
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 そして関西といったら牛すじ煮込みですね。
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 調子に乗ってあまり飲みすぎないようにして、大阪駅に向かう。
おお、こっちや、こっちや。
(なぜか心の中で関西弁)
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 いますね、鉄ヲタとおぼしき人々。
時刻表なんか、撮ってます。
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 せっかくだからワタシも撮ってみた。
下から2番目に「きたぐに」の文字が。
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 しかし、いっつも大阪に来ると気になるのが、
特急サンダーバード。
 サンダーバード、1号、3号、・・・・46号!
 サンダーバードは5号までだろうが!と、ついツッコミたくなる。
(実際には映画版で6号出るんですが。)
 ホームに向かうと、
お、ここだここだ。
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 列車の入庫を狙うカメラマン(撮り鉄というらしい)の群れ。
よく見ると反対側のホームに多いのはそっちの方がいいアングルなんでしょうな。
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 で、実際はいってくるとスゴイです。
これから、3月末にかけてカウントダウンになるとますます過熱するでしょう。
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 人がひいた後にフロントエンブレムを。
こりゃ、佐渡おけさですかね。
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 どうも佐渡=北国というイメージがあまり無いのは関東人だからか。
新潟は「雪国」ってイメージはあるんですけどね。
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 いかつい感じの電車です。
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 で、乗り込みます。
こんな感じです。
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 上段、中段ははしごを使います。
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 今回ワタシは中段。
もちろん、「残り2」、なので選んだわけではありません。
 狭いです(;^_^A )。
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写ってるのはワタシの左足です。
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 ベット上で起き上って、いわゆる起座状態をとることはできません。
(ハンガーで吊るしたジャンパーを参照)
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 この小さい窓から外がわずかに見えます。
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 実は下段の窓は広い。
外から見ると上段、中段が相当キビシイのがわかります。
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 実は上段は天井が斜めになっているので、中段よりさらに狭い。
ワタシが36年前、上野駅から乗ったのは間違いなく上段だったことを覚えています。
あのちっちゃい窓から見た東北のどこかの深夜の誰もいない駅、
心細かったなー。
 あの時は、世界史だか物理だかの参考書を読みながら寝たが、
今回は好きな本を読みながらくつろぐことができる。
 しかも、大人になった今は心強い道連れがあります。
(深夜にトイレに行くと上段、下段の人に迷惑かかるので、飲みすぎは控えました。)
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 車窓(と呼ぶにはちと小さいが)をときどき覗きながら、
寝台車で大好きな本を読むのはサイコーだ。
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 では、おやすみなさい。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・
 朝、起きると外はこんなでした。
(トイレ脇のデッキの窓から撮影。)
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 長岡で10数分の停車なので、ホームを散歩して体を伸ばす。
こんな雪でも電車はチェーンも巻かずに走れるのだ。
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 車内販売も駅弁もないので、昨夜準備した大阪駅の「柿の葉寿司」の朝ごはん。
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 お茶も買っておいたのだが上向けないとペットボトルって飲みにくい。
 次回は無いけど、ひょっとして今後乗る予定の人はストローあるといいですよ。
(お酒も実はワンカップよりはサケパックの方がいいと思った。)
 8時半に新潟駅着。
約9時間の「夜行列車の冒険」は終わった。
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 それにしても、ホーム、スゴイ雪だな。
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 これで、また大好きな寝台列車が消えていくのだ。
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 帰りに、アルビレックス新潟のホームスタジアム「ビッグ・スワン」がちらっと見えました。
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 うーん、次は上野~青森の「あけぼの」が無くなりそうだという噂なので、
これに乗っとかなきゃなるまい。
 こういうのを「乗り鉄」というらしいです。
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4件のコメント
2012.02.26

寝台急行「きたぐに」大作戦(前篇)

ワタシはいわゆる 「鉄ヲタ」 ではない、と思っています。
 「鉄道ヲタク」の世界はそれはそれはディープなもので
ワタシなどは近づくことさえ恐ろしいというワンダー・ワールドです。
 そもそも小さい頃からワタシは常に「電車」よりも「クルマ」派の男の子だったし。
 しかし、ワタシが 「寝台車ファン」 なのは否定できない。
(本人は「死んだ医者」ではなく「まだ生きてる医者」ですが・・・・・、前も言ったっけ、これ。)
 以前東京~米子間の「サンライズ出雲」や
上野~札幌間の「カシオペア」の搭乗記、
寝台車ではないが「ムーンライトながら」の記事などを書いた。
 この春のダイヤ改正で、寝台特急「日本海」(大阪~青森)及び
寝台急行「きたぐに」(大阪~新潟)が廃止されると聞いて、
うーん、残念と思っていました。
 ただ、大阪なので乗る機会は無いなあ、とは思っていました。
 しかし、ひょんなことからこのうち急行「きたぐに」が、
日本最後の三段寝台車 であることを知ったのです。
 近年の寝台特急の高級化、快適さはすばらしく、
カシオペア、北斗星、トワイライト・エクスプレスなど
オリエント急行もかくやというような状況になってきています。
 しかし、ワタシの寝台車初体験は、
今をさかのぼること36年前、高3の受験生の時のブルートレインだったのだ。
 しかも、北海道大学受験のためヒコーキで行く予定が、
当日大雪で羽田まで行ったが欠航、
なんとかかんとかその日の夜行を手配して上野から
それこそ「半泣き」状態で乗ったのが初めての寝台車。
 「はつかり」だか「ゆうづる」だかもう今は無い列車で名前は判然としないが、
ともかくそれがB寝台(三段寝台)だったのである。
(まあ、試験は落ちちゃったんだけどね。)
 とっくに無くなっていたと思っていた三段寝台、
しかもそれがこの3月で廃止!
 これは、乗りてー!
 なんとか、手は無いか。
 そこで、練りに練って作り上げたのがこの計画。
 土曜日、診療終了後、北関東道を使い車で高崎駅に。
高崎駅近くのパーキングに車を預けて、
15時発の長野新幹線「あさま」で長野へ。
長野から中央西線特急「しなの」で、名古屋に。
名古屋からは東海道新幹線「のぞみ」で新大阪、そして大阪まで。
大阪駅近辺で晩メシを食って、
23時27分発の寝台急行「きたぐに」で新潟へ。
翌日の7時半過ぎに新潟に着いて、そこから
上越新幹線「とき」で高崎に戻る。
高崎から車で足利まで戻ればお昼前に着く、というものだ。
 うーん、カンペキ!
 日本海海戦を勝利に導いた秋山真之中佐も
真珠湾攻撃を計画立案した黒島亀人大佐もビックリの
西村京太郎土曜サスペンス的計画だ。
 日程的に、バンド、学会関係等で予定が立て込み、
3月末までで実行可能なのは2月25-26日しかない。
 さっそく、この作戦書を持ってJTBに赴いた。
 ・・・・・・・結果、「きたぐに」指定券完売。(TДT)
 えー、さっきネットで見た時は「残券△」だったんだがなー。
 家に帰って見てもまだ△なので、
一縷の望みを託して翌日、近畿日本ツーリストへ。
(何となく同じだと気まずいので)
 えーっと、あ、指定券、残り2枚ですね。
 (やたっ)おー、そ、それ押さえちゃってください。
 グリーン券、A寝台は売り切れでB寝台だけですけど。
 (そのB寝台に乗りたいんだー)ハ、ハイ、お願いします。
 旅行会社のお姉ちゃんもビックリの、
観光なし、宿泊なしの、
一筆書きの一連の乗車券をなんとかゲットしました。
 長くなりましたので「旅行記」は後篇で。
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