ストーミー・チューズデイ(バッド・カンパニー日本公演)
行ってきましたバッドカンパニー。
7時からの開演に備えてまずは腹ごしらえ。
会場が東京国際フォーラムなので、
銀座3丁目の「煉瓦亭」に行ってみました。
創業115年の老舗の「洋食屋さん」です。
定番ポークカツレツで気合を入れる。
うっしゃあ、行くぜ。
東京国際フォーラムは、学会で何回か来たことがあるが、
ホールでコンサートは初めてだ。
あと、デビット・カッパーフィールドのイリュージョンで来たことあるなあ。
持ち込み禁止のカメラでステージを隠し撮り。
東京ドームやさいたまスーパーアリーナが多いので、
何となくこれからロックコンサートが始まる、という感じではないなあ。
やがて、徐々に客席が埋まっていく。
やはり予想通り、年齢層が高っ。
平均年齢は50代半ばとみた。
もともと、クイーンなどに比べて、圧倒的に男性ファンが多いと思われるバドカン。
しかも、ファッショナブル、イケイケのヒトはほぼなしで、
平日火曜日とあって、スーツ姿の男性が多い。
後ろから見ると、白髪率は高く、ハゲ率はさらに高い。
開演まで皆さん、日本経済新聞などを読んで静かにお待ちになってる。
しかし、開演と同時に総立ち。
オープニング・チューンは「キャント・ゲット・イナフ」。
会場中がオヤジたちの野太い歌声で覆われる。
ああ、みんな、35年前はこの曲を、
ソニーのスカイセンサーで、
ナショナルのマックで、
テクニクスのステレオコンポで、
聴いてたロック小僧だったんだよ。
(ちなみに私のラジカセはスタジオ1700でした。)
次々におなじみの曲が披露され、
手拍子でステップを踏む。
これだ、これ、これ。
一昨年、クイーンとのコンサートでバドカンの曲を聴いた時とは違うぜ。
そして、昔、日本のテレビドラマでちょっとやったんだよねー、
などというコメントがあって
(英語で多分そんな意味のことを言ったと思う)
なんと、この間ちょっとブログのコメント欄で触れた「夜明けの刑事」の挿入歌が披露された。
「夜明けの刑事」は当時大ヒットしていた日テレのテレビドラマ「太陽にほえろ」にあやかって、
ウチも一発とTBSが制作した2番煎じ的ドラマで、
バドカンのポール・ロジャースの奥さん(日本人です)
と番組プロデューサーが知り合いという関係から、
ポール・ロジャースの好意で生ギター1本で録音した歌です。
当然海外発売は無く、日本でもレコード出たのかなあ、くらいのレアな曲です。
ひょっとして、ライブでは世界初公開?
バドカンも刑事ドラマも大好きだった私は、
毎週この曲が流れるのを楽しみにしていました。
歌詞は英語なんだけどサビが唐突に、
「ヨ~ア~ケ~ノ~、ケ~イジ~、ケ~イジ~」
という、味わい深い曲なのだ。
もちろん「名曲」シューティング・スターは、会場中で大合唱。
夢のような夜は瞬く間に過ぎて行く。
アンコールに3回も応じてくれ、
アンコールではフリーの「ビー・マイ・フレンド」(渋っ!)
(ふつーフリーなら「オール・ライト・ナウ」か「ウイッシング・ウェル」かと思いきや)
そして最後は、な、なーんと「ストーミー・マンデー」だあ!
(ストーミーマンデーはTボーン・ウォーカーのブルースのスタンダード、
オールマン・ブラザースのフィルモア・ライブでの演奏が超有名)
やっぱり、ブルース、好きなんだなあ。
いやあ、昨夜は、ホントに35年前の忘れ物、いや、宝物を再び手にしたようで、
しばらくは余韻に浸ってます。
最後に、終演時間が遅くて足利行きが無くなり、
館林から各駅停車に乗り換えになっちゃう時間までの
コンサートに付き合ってくれた妻に感謝です。
↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。
~今回はつい、アツくなっているので、
続きもあります。