ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2010.06.01

世界禁煙デーと無煙映画大賞

 昨日、5月31日は「世界禁煙デー」、今週は「禁煙週間」です。
 私の父が「心筋梗塞」で急逝したのは57歳、私が高2の時でした。
 肥満も高血圧も無かった父の心筋梗塞には「タバコ」が、最大の要因だったと思います。
 母が亡くなったのは78歳ですが、
 やはり喫煙のため慢性肺疾患で入退院をくりかえし、在宅酸素療法を行なった末でした。
 妻のお父さんもヘビースモーカーでしたが、肺の病気からは生還したものの、
 今はやはり喫煙が原因とみられる病気で、失明の危機にさらされている現状です。
 喫煙の影響は、肺がん、喉頭がんだけでなく、
全身のあらゆる臓器に及びます。
 家庭や職場、公共の場所における「受動喫煙」も深刻な問題です。
 当院も、禁煙外来を行なっており、
 昨年は試験を受けて2人とも禁煙専門医に合格しました。
禁煙専門・認定指導者」「禁煙外来・禁煙クリニック一覧」←クリックしてご覧ください。
 タバコの無い世の中が早く来るといいですね。
 ところで我々の所属する禁煙学会にこんなリンクがあります。
無煙映画大賞」←クリックすると見られます。
 まあ、映画のタバコ、ここまでよくチェックしたなー、という印象ですが、
確かに、映画やドラマのイメージって大きいのでこういう突っ込みを入れることは
意味があるのかもしれません。
 かつては、「タバコ⇒カッコイイ大人の男」というイメージがあったのは事実で、
青少年の喫煙開始の動機としても多かったでしょう。
 これを「タバコ⇒どうしょうもないダメダメ人間」というイメージに変えて、
タバコを吸わないかっこいいヒーローを対比させる、ってのはアリかも知れない。
 そーいや、「鉄腕アトム」、「鉄人28号」と並ぶアニメヒーローの古典
「エイトマン」では、電子頭脳のオーバーヒート(?)を抑える「強化剤」っていう
タバコ型のものを吸引していた。
 これが吸えないとピンチになっちゃうという「ヤク中」みたいなアブナイ設定だったなあ。
 今では、ちょっと考えられないですね。
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