ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2010.04.05

「突発的」に気がつきました。

 医学用語ではよく略号や略称が用いられます。
 一定の範囲内なら通じるのですが、知らないと全然分かんないばかりか、
同じ言葉が違った意味に用いられることもあります。
 「DM」は一般に「Diabetes Mellitus」で「糖尿病」の意味でつかわれますが、
場合によっては「Dermatomyositis」で「皮膚筋炎」という全く別の病気の略称で用いられます。
一般には「ダイレクト・メール」ですけど。
 以前、勤務医だったころ外科病棟に往診に行くと、
手術予定の欄に「Chole」がいっぱい並んでます。
 「Chole」は耳鼻科では「cholesteatoma」で「真珠腫性中耳炎」のことですが、
外科では「胆石」のことだそうな。
 この間話題にした「突発性発疹」は耳鼻科の病気ではありませんが、
お母さん方はみんな「トッパツ」というので、
小児科の先生方が、そう言ってるんですかね。
 耳鼻科だと「突発性難聴」って病気がポピュラーなので、
なんとなく「突発」っていう言い下しに抵抗があるんで、
「突発性発疹」と、ついフルネームで呼んでます。
 もっとも「突発性難聴」は耳鼻科医は「突難(とつなん)」と言います。
 あっ、そうか。
 「発性聴」 が 「突難」 なので、
発性疹」 は 「突発」 でいいのか。
 「突発」の「発」は「発疹(ほっしん)」の「発」だったのかー。
 でも、じゃあ、読み方は「とっほっ」あるいは「とっぽ」じゃね?
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