院長の仕事
「先生、灯油を入れる電動ポンプが動かないのでお願いします。」
「へーい、後で見ときます。」
ってんで、寒い中、外でシコシコ修理をする。
一体、この手の「雑用」はみな「院長の仕事」だ。
その灯油を、ガソリンスタンドでいっぺんにタンク12本も買ってくるのも、
待合室の電球が切れたら取り替えるのも、
その電球を「Y電機」に行って注文して、またとってくるのも
(設計の人が凝った電球にしたのでそこらへんにおいてない)、
外れた戸だなの戸を直すのも
(ドライバーセットは院長のユニットに入ってます)、
みーんな「院長の仕事」なわけだ。
病院に勤務してれば「医者」の仕事は「医療行為」が殆どだが
診療所の院長ともなれば、それだけでは済まされない。
それにしても、小学校の用務員さんみたいだなー。
まあ、もともと、モノを直してまた使えるようにする、
のは、昔から得意なので、あまり苦になりませんが。
(人間を治すより得意かも)
苦手なのは、やはり事務処理。
請求書や振込み票を集めて税理士さんにわたすとか、
給与計算をしてその帳簿を社会保険労務士さんにわたすとか、
医師会かなんかの調査票に記入して期日までに提出するとか、
そういう、事務処理や書類整理が極めて苦手、かつ嫌いである。
レセプトチェックなんてのは最初のうちやってたが、
今はもうみんな事務員任せで手も触れない。
多い月は2000枚を軽く越える、レセプトの処置と病名あわせなんか考えただけでも気が遠くなる。
まあ、優秀な事務員のおかげで、なんとかやってます。
やれやれ。
さてと・・・。
「はーい、ポンプ、直りましたよー。」
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