ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2009.11.04

新型インフルエンザの予防接種について


 季節型インフルエンザの方は毎日予防接種してますが、
新型インフルエンザの予防接種医療機関が
ようやく我が栃木県でも発表になりましたね。
 関係ないけど、患者さんの中に
「季節風インフルエンザの予防接種お願いします。」
と、おっしゃる方がいた。
 「きせつふう」って・・・・・、
今、秋だから注射器にキノコとモミジでも添えようかしら
などとフッと想像したりして。
 さて新型の接種機関は栃木県のホームページで閲覧できますし、
おそらく明日付けの朝刊にも載るらしいです。
 足利市でも当院を含め多くの医療機関が載ってます。
 今後、優先接種に該当する基礎疾患を持つ方の接種がまず開始されます。
 原則として、入院あるいは通院してる医療機関での接種となるので、
とりあえず当院で該当する方はほとんどいないと思いますが。
 妊婦さんのほか、慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、慢性腎疾患、慢性肝疾患、
神経・筋疾患、血液疾患、糖尿病、免疫抑制状態、小児の慢性疾患です。
 これらの病気をお持ちでしかもその病院が新型の接種を行ってない方については、
当院でも接種可能ですが、その場合、主治医の証明書が必要です。
 間違いやすいのが、慢性呼吸器疾患のうち「喘息」ですが、
「気管支喘息」で継続して治療を受けているか、治療を受けてなくても
定期的に経過観察で受診してる方などですから、
「風邪を引くと喘息っぽいね、とか喘息様気管支炎だね、といわれる。」とか、
「この子は喘息の『ケ』があるね、といわれた。」程度の方は該当しませんのでご注意を。
 しかし、「免疫抑制状態」には
「プレドニゾロン換算5mg/日以上のステロイドの継続使用」
という記載があるので、
某皮膚科で
「抗ヒスタミン剤」という説明で「セレスタミン」を朝晩飲んでる人は該当しちゃうのか?
 突発性難聴でステロイドを飲んでる方は持続的ではないので関係ありません。
 しかし、今回のインフルエンザ騒ぎで、
毎日のように国や県からの膨大な書類に目を通さねばならない。
しかし、その書いてある文章がわかりづらいこと。
 重要な点と、どうでもいいことが雑多に羅列されてるし、
文章そのものも、要領を得ないものが多い。
火災保険の約款みたいで、読む気が起きない。
 ああ、大人になってからこーゆー文章に出会うから、
それで、小中高とあんなにいっぱい国語の授業があったんだな、
と感じる今日この頃。
 それにしても、オメーラの方はちゃんと国語勉強したのかよ。
もっと、文章を簡潔、明瞭に書けねえのか、とも思ってしまう。

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