ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2009.10.15

本気と手抜き


 先日のクラシック・コンサートの件で、
クラシック・ファンの友人から、海外の一流オーケストラは
日本に来ると手抜きすることもある、と教わりました。
 なるほど。
 そりゃあるかも。
 近年、ヨーロッパの一流クラブチームが、夏に日本にやってきて
Jリーグのチームと対戦します。
いや、サッカーの話ですけど。
 ヨーロッパでは秋からリーグが始まるので、シーズン前の調整と、
ジャパン・マネーを稼ぎに巡業するわけです。
 数年前は数多く来たのですが、年々減り、
今年あたりはほとんど来なかったのではないでしょうか。
 彼らはシーズン前だから怪我しちゃいけないし、
日本で負けてもどうせ本国ではニュースにもならない。
 そこで、テキトーな試合をする。
 
 ベッカム目当てとかでキャーキャーいってる人はいいんですが、
サッカーファンはじきにそういった試合に足を運ばなくなっちゃいました。
彼らが普段ヨーロッパではどんなプレーをしてるかはスカパーなんかでよく知ってるし、
チケットも高いですしね。
 ただ、中にはスゲエと思うのもあって、私が見たのでは全盛期のロナウジーニョです。
当時、バルセロナ所属。
 国立で鹿島アントラーズとやりました。
 ロナウジーニョはそんなに全力には見えないのだが、
鹿島の選手をひょいひょいかわし、あっという間にゴールに持ち込んでしまう。
 真剣にやってる日本選手が、まるで小学生のようにかわされちゃうのは驚きでした。
 しまいには、ボールを出すと奪われてゴールされるので、
鹿島のキーパーはなかなかゴールキックを蹴りません。
 負けてるチームのほうが遅延行為をするのは、あとにも先にもそのとき見たきりです。
 ロナがバロン・ドール取ったころです。
 キライな鹿島がチンチンにやられるので、そりゃキモチよかったっす。
メインスタンドのわれわれの回りもほとんどバルサファンでやんやの喝采を送ってました。
 
 この場合も、バルセロナがめちゃくちゃ本気出したわけではないんだけど、
実力差が激しくあった、というだけの話で。
 そーいや、昨日の日本対トーゴはヒドかったっすね。
 まあ、3日前にワールドカップ出場がなくなり、
そのまま飛行機にマル1日乗って日本に来たチームに
真面目に試合やれって方が無理ですが。
 とても金とってお客さんに見せる試合じゃなかったです。
 私も最初はいつものように大画面テレビの前で見てたんですが、
あまりに酷いんで、後半は自室でパソコンうちながら
小さいテレビを横につけて経過だけ聞いてました。
 アナウンサーや解説者はしきりに盛り上げようとするんだけど、
苦労してたわ。
 おまけに、少なくとも3~4回「トーゴ」のことを「ガーナ」と言ってたし。
 しかも、他にニュースがないと見えて、今朝のスポーツ紙の1面が
「森本、代表初ゴール」「岡崎またハット」「本田も決めた」「トーゴに圧勝」
などというのも、なんだかなー。
 知らない人が見たら、日本代表、ホントにワールドカップでベスト4にはいるかと思ったりして。

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