ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2009.09.11

三洋体操についての新しい知見

 
 先日書いた学生時代のアルバイトのブログ、
「三洋電機」で30年前にファンヒーター作ってた話ですが、
その中でサンヨー体操について触れました。
 その記事にコメントを頂きました。
そこに、「三洋体操、まだありますよ。」
との記載に、ためしにインターネットで検索してみました。
(最近はなんでもすぐ調べられていいですねっ)
 すると、何といっぱい出てくる。
 あー、やっぱ、あるんだー。
 しかも、動画もある。
「新サンヨー体操」
 あー、俺たちやったのこれだったかなー、
しかし「新」ってなってるから、我々のは「旧」バージョンかも。
でも意外と、このモデルのヒトの髪型とかジャージが古そうなので、これかもしれない。
 少なくとも、雰囲気的にはこんなやつだった。
 そして、なな何と、オグシオの三洋体操もあった。
オグシオの三洋体操
 これはかなりすごい。
ホンモノだ。
なるほど、そーいやオグシオってサンヨー電機の社員だったっけ。 
 私個人的に北京オリンピックでオグシオファンになったので、けっこううれしいです。
その後解散したんだっけ?
彼女たちも毎日この体操してたのかなー。
いや、社員なら今現在もやってるのか。
 ううむ。
 ちなみに、ウチは「オグジビ」です。
 いや、別に関係ないですけど。

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2009.09.10

疑惑の新型インフルエンザ

 昨日、水曜日の朝、どうも気分が悪い。
 「なんか、気持ち悪いんだけど。」
 と妻に言うと
 「どうせ、二日酔いでしょ。」
 との冷たい返事。
 確かに前の晩は、抗菌剤の講演会で講師としてみんなの前で話をして、
その後、講演会のスタッフとメシ食いに行って、ワインなんかも飲んで、
さらに、バーに行ってちょっとカクテルなんか飲んだりしたが、
スーツ着てネクタイ締めていったので、そんなにバカ飲みしたわけじゃない。
 そもそも、二日酔いのときの気持ち悪さとは、どうも違うようなのだ。
 胃もムカムカしないし、頭も痛くない、
のども痛くないし、セキもハナも出ない、下痢もしてないし、おなかも痛くない。
でも、なんか、体の置き場がないような全身の倦怠感、節々の痛み。
 この感じ、どっかであったぞ。
あ、これだ!
インフルエンザ闘病記
 ということは、新型?
 確かに何人かインフルエンザの患者さんを診察してるし、
マスクとか一切してないので、可能性がないわけじゃない。
 とりあえず、熱を測ると37.0℃。
やっぱ、インフルかも?
 妻に話すと
「えー、新型インフルエンザ!可能性あるね。」
なんか、結構うれしそうだ。
職員も、ニコニコしている。
 ん、この感じもなんか覚えあるぞ。
 そうだ、これだ。
助けて、プーさん
 まあ、これで二日酔いの疑惑は晴れた。
今なら、タミフルもあるし、はっきり言って
この時期にインフルエンザにかかっちゃう、ってのは悪くない話だ。
その後の身の安全が保障されますしね。
 水曜の午後は休診だが、夕方看護学校の講義がある。
熱が上がったら休講の電話して、インフルエンザの検査をしようと思って安静にしていた。
 1時間ごとに熱を測ると
37.1℃、37.2℃、とあがってきたかと思いきや再び37.0℃。
結局37.2℃が一回あったのが最高。
 うーん、微妙だ。
 そんなに、体がキツイわけでもないので、看護学校行って1時間の授業もこなしてきた。
 夜になっても37℃。
 とりあえず、日本対ガーナを観て、フロ入って、メシ食って早めに寝ました。
 ・・・・で、今朝。
今日の秋晴れのように体は爽快!
 何だったのか?
ただの疲れか、風邪だったのか?
 新型インフルエンザに、軽くかかって、ワクチン効果が得られた、
ってのなら相当ラッキーなんだけど。
 残念ながら新型インフルエンザの抗体価測定は
通常の検査項目に入ってないので、確認するすべがありません。
 とりあえず、インフルエンザの人を診察しながら、
身をもって実験するしかない?

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2009.09.09

9月14日(月)は休診になります

 えー実は院内にも掲示してありますが、
今度の月曜日9月14日は休診にさせていただきます。
 院内には「学会のため」と掲示しましたが、実は・・・・、
って書くと、えーやっぱりサッカーなの、と思う人もいるでしょうが、
違います。
 当院は、サッカーの時は必ず「サッカーのため休診です」って書きますので、
今回も本当に学会です。
 大体おかけで、サッカーの方は観に行けないのだ。
(連敗脱出してくれー)
 ただし、いつものように
学会に行ってお話を聞いて勉強してくる、っていうだけじゃあないんです。
 今回はなんと、試験を受けてきます。
 日本禁煙学会の禁煙認定専門医の試験です。
 ご承知のように当院は禁煙指導施設の認可を足利で2番目に取得し、
禁煙治療を保険診療することが認められてます。
 別にそのほかの資格は必要ないんですが、
少しでも良い禁煙治療を行おうと、学会に加入し、
本を買って勉強し、レポートを学会に提出し、
このたび、受験資格を得ました。
 自分自身、医者になって5年目に受けた「耳鼻咽喉科認定専門医試験」以来の試験なのだ。
なんと20年ぶり、ですか。
数年前に取得した「補聴器相談医」は試験なかったから。
 セミナーを一通り聴いて(受験者は必ず聴くことになってる)
最終日の最後に試験を受けるのだ。
(時間的にはちょうど埼玉スタジアムで山形と試合してる頃だ!)
 うーん、試験かー。
まあどんなものでも緊張しますね。
 まあ、医師国家試験と違って、絶対受かんきゃまずい、ってわけでもないし、
落ちたらまた受ければいいだけなんですけど。
でも、副院長だけ受かったらカッコ悪いなー。
二人でけん制しあいながら勉強してますが・・・。
 そして、試験会場はなんと「札幌」!
 おいおい、試験会場で選んでないか、と突っ込まれそうですが、
そういうことは・・・・・・まあ、正直、ややあります。
 もちろん今回はカシオペアではなくフツーに飛行機で行ってきますし、
動物園に行く予定もありません。
 でも、札幌ラーメンとジンギスカン+生ビールは、”一応”予定に入れてます、スイマセン。

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2009.09.07

定額給付金、申請しました?


 事務処理が苦手だ。
 しかし、なんだってこんなに毎日毎日書類が来るんでしょ。
 薬の問屋さんからの請求書、医師会からの連絡、学会・研究会のお知らせ、
新薬のパンフレット、社会保険事務所からの連絡、税金の納入書、
毎日、山のような紙がたまっていく。
 特にダイレクトメールの類は迷惑だ。
薬の安売りや、レントゲン、レーザーなどの医療関係だけでなく
株式、投資、マンション、旅行、子供の塾・教材、
99パーセントは必要のないものだ。
 最近は紙類は分別することになってるから、
それらをいちいち開けて、ビニールの封筒は燃えるゴミに、
紙の封筒やパンフレットは資源ゴミに、
ウラが白い紙は計算用紙にまわすことにしている。
中に、重要な書類は開封後、またあとで処理しようと積んどくんだが、
いつの間にか紛れて、あせったりする。
 税理士さんや社会保険労務士さんには、
書類が見つかんなくなって年中ご迷惑をかけている。
 で、この間、郵便物の中に大事なお知らせを発見。
 市役所からのお手紙で、
お宅は定額給付金の申請をしてないから、欲しければ早く手続きしろ、と。
 ああ、定額給付金。
まだ申請してませんでした。
 実は、しばらく忘れてたんですが、先月急に思い出して
家中を探したて、やっとのことで書類を探し出しました。
 何で、急に思い出したかっていうと、
衆議院選挙が告示され、お、ひょっとして麻生内閣が倒れたら
給付金もらえないかも、締め切りいつだっけ、と思ったわけです。
 もともと定額給付金ってのは人気落ち目の自公政権が
来る総選挙には是非ウチに入れてね、って感じでばら撒いた公的ワイロなわけですよね。
まあ、今回の投票の時、こないだ給付金もらったから自民党に入れよう、
なんてヒトはまずほとんどいなかったと思いますけどね。
 まあ、さもしくってもいいからくれるもんはもらっときたい。
まだ、間に合うかしらと探しました。
しかし、ゴチャゴチャしてた花粉症のシーズンに送られてきた書類はあちこちに紛れ込んでいます。
 で、2週間くらいヒマを見て家中を片付けて、やっと見つけた封筒。
(しかしどんだけ散らかってんだ我が家は。)
いやー見つかって良かった。
中を見たら10月まではもらえる、とのことだったので、
ホッとして、またまた、そのままほったらかしになっちゃってました。
(おいおいダメじゃん)
 市役所から葉書をもらい、
このままでは、ホントにもらい損ねちゃう、ってんでやっと重い腰を上げました。
 今日昼休み、通帳のコピーやら免許証のコピーをとり、貼り付けて
何とか書類を作り、封筒に入れて、さ、郵便局行くか、
と思ったら、もう3時。
午後の診察が始まってしまう。
 じゃあ、郵便局行くのは後で、とポイと封筒を本棚に置きましたが、
これがまたこのまま放置されて、何週間もたっちゃうんじゃないか、ちょっと心配。

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2009.09.06

ロックな大学生アルバイト~その3(最終回}「スポットの達人」


 それでも数日するうちに、何とか少しづつ体も慣れてきた。
 「サンヨー体操」もバッチリ覚えた。
 そんなころ主任に声をかけられた。
「おい、大学生、おめえ医学部だって?」
「はい。」
「毎年バイトが来るが医学部は初めてだ。なんだってバイトやってんだ。」
私は、父親が高2のときに急死して収入がないこと、奨学金もらって大学行ってることを話した。
車買おうとしてることは話さなかったけど。
「そーか、そりゃ大変だな。まあ、せいぜいがんばんな。」
「はあ。」
「そいじゃ、医学部、少し慣れたみたいだから、そろそろスポットやってみるか?」
 おお、やった、ラッキー。
 「スポット」とは「スポット溶接」のことである。
 溶接といっても、映画の金庫破りみたいに
あの鉄仮面みたいのを顔に当ててバチバチ火花を飛ばしてやるやつではない。
鉄板同士を重ねて足でスイッチを踏むと、上から餅つきみたいに機械が降りてきて
「バシュ!」といって一瞬で溶接される。
 まあ、でっかいホチキスみたいな感じだ。
 火花が多少飛ぶので、メガネをかけるが、
まあ、花粉症のときのメガネみたいに横にガードがあるが
プラスチック製で大げさなやつではない。
 実はかなりやってみたかった。
 一日中、鉄のお盆を運ぶのは、はっきりいってかなり飽きた。
 ラインにいるチャラけた感じのお兄さんはいとも簡単そうにバシュバシュ溶接して、
溶接するお盆がなくなるとどっかにタバコ吸いに休憩に行っちゃう。
 そして少しすると帰ってきてまた、たまったお盆をバシュバシュとあっという間に溶接していく。
 面白そうだし、楽そうだ。
 さっそく説明を聞いてラインに入ってやってみるが、
・・・・・こ、これが、思いのほか難しい。
 なかなか位置が決まんないし、決まったと思っても溶接の瞬間ずれちゃったリする。
まごまごしてると、自分の横にどんどんトレイがたまっていく。
「うおー、やっべえー。」
 全く休む間もなくやり続けるが、どんどんお盆がたまっていく。
「これならお盆運びのほうが、まだ休めたなー。」
あせって、泣きが入る。
 と、突然、あのチャラけたお兄さんがやって来て、
やにわにバシュバシュバシュバシュ・・・・・・。
黙って、あっという間にお盆の山を片付けてくれた。
「おおおお(驚きのため息)。あっ、ありがとございまっす。」
 以後我々はそのお兄さんをひそかに「名人」と呼んで尊敬した。


 さて、そんなこんなでファンヒーターのバイトの夏が終わった。
素ウドン食べてがんばったが、お金は思ったほど貯まらず、
学生と違って、社会でお金稼ぐって大変なことなんだと身をもって実感した。
ホント、その直後は自分は将来社会人になれるのかと不安になったくらいだった。
 それでもバイト代は教習所と車の購入資金にはかなり足しになった。
予算が厳しいので、教習所は気合を入れてオーバーゼロで卒研にも一発合格した。
なんせ、オーバーするとお金がさらにかかっちゃいますから。
 その後、秋から中学生、高校生の家庭教師のバイトを朝昼晩と3軒かけもちし
特に冬休みは入試直前ということでほぼ毎日家庭教師に通い、
バイト代を稼ぎまくって晴れて中古車を手に入れることができた。
 そのときの車はもちろんもうとっくにないけど、
あの夏の日々の思い出は、貴重な20歳の体験として、今でも鮮明に記憶に残っている。
きっと自分の人生に役立ってると思う。
 ただし、もう「サンヨー体操」は、すっかり忘れちゃったけど。
 それにしても、オレの作ったファンヒーター、ちゃんと支障なく使われたかなー。
事故なんて起きてなきゃいいけど。
しばらくはメーカーから電気製品のリコール、回収のお知らせが出るたび、ひやひやしたもんだ。
 あれから30年。
さすがに、もう、大丈夫でしょうな。

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2009.09.04

ロックな大学生アルバイト~その2「涙の素ウドン」


 この夏は女も恋もいらない。
何とか金を稼いで教習所に通い、車を買うのじゃ。
 熱い思いで、出勤したのではあったが、社会はあまり甘くなかった。
 「よろしくおねがいしまーす。」
 班長だか課長だかに導かれて、工場の中に入る。
 がらーんと高い天井の大きな部屋中にリフトみたいのがめぐらされており
そこに無数の金属の箱がつるされて流れていく。
 そう、ここは石油ファンヒーターをつくるラインだ。
 考えればわかることだが、夏用のエアコン、扇風機なんかは冬のうちに
冬用のストーブやファンヒーターは夏のうちに作るのだ。
 時は真夏、頭ではわかってもこの暑いのにファンヒーターっつうのはどうもピンとこねえなー。
 「ハイ、じゃあ、始まるからね。」
 ってなにが始まるかと思いきや、あちこちの拡声器からみょうに明るい音楽が。
そして、アニメの声優みたいに異常にハイテンションなお姉さんの声で
「おはようございまーす。サンヨー体操の時間でーす。
さあっ、今日も一日ガンバリましょう。ハイ、いちにっ。」
 なな、なんだこれは。
始業前に体操をするって言ったのが気になってたけど、まさかオリジナルの体操があるとは。
まあ、見よう見まねですぐ覚えちゃいましたけど。
 しかし、この手のってどこの企業もあるのか?
東芝体操とか日産体操とかちょっとありそうだけど。
ソニー体操とかカシオ体操なんかもあるのかしら。
カシオ体操ってテクノっぽかったりして。
コマツ体操や新日鉄体操はあったらキツそうだけど。
 さて、作業開始。
 最初はラインのつながってないところにファンヒーターの外枠や台座を運ぶ仕事。
 大学受験の浪人生活で体力はかなり落ちてるところに、なれない仕事はきつい。
あっという間に汗だく。
そもそも工場の冷房はラインのところどころに吹き出し口はあるけれど
全体としては天井が高いこともあってほとんど冷房が効いてない。
最初の休憩までが長かったこと。
 10時に休憩があり、ビンの牛乳が配られる。
一気飲みして(もちろん腰に手を当てて飲む)
一息つくとあっという間にまた作業再開。
 12時のサイレンで開放され、仲間と食堂に向かう。
「いやー、キツイ、キツイ。」
「もう体ガタガタだよ。」
「お、何食べるかー。」
「カツどん、定食、なんでもあるぞ。」
「いや、ちょっと待て。カツどん400円、定食500円、こんなもん食ってたら金たまんないぞ。」
「あ。そうか。」
「我々は自宅組なんだから栄養は家で稼いでここは出費を抑えないと。」
と、いうわけでそれから1ヶ月、我々の昼食は毎日「素ウドン150円」だった。
 食券を買おうと並んでるところに女性工員さんたちのグループが。
「あら、こんにちは。」
Oが声をかけられる。
「あ。どーも。」
「おい、O、何で知ってんだよ。」
「いや、オレあのヒトたちんとこで仕事してるから。」
「えー。女のヒトいるの?」
「いや、女ばっかだよ。おばさんが多いけど若いのもいるぜ。
あの人たちオレの横に座ってんだ。」
「ナニ、座って?お前、座って仕事してんの?」
「いや、だってラインだから。」
 Oの行った「製造3課」は、流れ作業のラインで座って簡単な部品を取り付けるらしい。
重いものを持つわけではないので女性が多いわけだ。
 一方、我々の配属された製造1課は、ファンヒーターの本体を溶接やプレスで作るところ。
広い工場内は男しかいない!
 それでバイト代同じかよ、ずりー!不公平じゃん!
 どうやら貧乏くじを引いたみたいだ。
 さて、素ウドンをすすって、午後1時から再び作業。
工場内の気温はさらに上がっている。
3時に牛乳とまた体操。
 時計は壊れてんじゃないかと思うくらいゆっくりとしか進まない。
 へとへとになって1日が終わった。
 うえー、これから帰って夜7時からは家庭教師だ。
まずは風呂はいんないと。
 しかし、ここでへこたれるわけにはいかないのだ。
 
  ~さらに続く

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2009.09.03

ロックな大学生アルバイト~その1「車が欲しい」

 
 前回、夏休みの話を書きましたが、
そーいや、夏休みバイトもしましたね。
 高校生、浪人の頃はもちろんバイトどころじゃないですが、
一浪の後晴れて大学生になった夏の話です。
 入学したのは群馬大学。
 入学して思ったのが、「車が欲しい!」
 群馬県といえば自家用車の所有率が全国1位。
地下鉄や路面電車はなく、バスも鉄道も路線本数が少なく、
ともかく、車がないと移動が不便でしょうがない。
遊びもあるが、買い物や通学など自家用車がないと生活が困難な土地です。
 一方我が家は、父が急死してから、自家用車(サニーでしたね)は運転する人がいないので
売ってしまって家にはありません。
 車も欲しいが、我が家に収入もなく私自身も奨学金で大学通ってるので
まさか車買ってくれともいえない。
その前にまず教習所に行って免許も取らねば。
 「バイトしかねえべ。」
 すでに春から、地元で家庭教師のバイトはしていた。
当時、足利の自宅から自転車、電車、バスを乗り継いで2時間近くかけて大学まで通ってました。
両毛線は本数が少なく、お昼で授業が終わる日は
前橋駅で1時間も電車を待つ、ということもよくありました。
 ここは、ひと夏バッチリ働いて、教習所+中古車の頭金くらいを捻出したい。
 というわけで、夏休み前のある日職安に足を運んだのだった。
 ちょうど、同じ群馬大の工学部に通ってる同級生と東京に大学に行ってる同級生と
落ち合って、一緒に働くことにした。
例のロックな高校生だったベースのO君たちだ。
 「やっぱ製造業かな。」
 接客は苦手だし、配達は運転免許ないし、ということで工場で働くことにした。
 当時、今のショッピングモール「ハーベストプレイス」のところは
「サンヨー電器」のでっかい工場があり、ここなら自転車で通えるので
ここで働くことにした。
 作業服を渡され、オリエンテーションを受ける。
「エー、出勤は8時、8時半から体操やってその後作業です。
君たちは4人だから一人製造3課に、後の3人は製造1課に回ってもらう。」
 O君が一番小柄なので、ライン作業の3課に、我々は溶接とかの1課になった。
 そして、夏休み、初めて作業服に袖を通し、意気揚々と出勤したのであった。
   ~その2に続く

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2009.09.01

夏が好き


うーん、夏休みも終わっちまいましたね。
 それにしても今年の夏は盛り上がんなかった。
 私、1年の中で季節としては夏が最も好きです。
なんといっても夏休みがあるし。
まあ、今は仕事してるんでそんなに休むわけじゃあないけど、
国全体が何となく「夏休み」モードになりますよね。
 NHKの朝のニュースキャスターが別の人だったりすると、
お、夏休みとってんな、とか。
 テレビも映画もお祭りも何となく日本中が「うわついた感じ」になるのがいいです。
 
 昔はこの時期になると歌謡番組(一時は各局で製作しておりほぼ毎日あった)は
大磯ロングビーチとか豊島園とかプールからの中継になって、
アイドルの女の子はみんな水着で歌ってたもんだ。
(男性アイドルの水着姿はちょっとアレだが。)
曲も「ひと夏の体験」とか「暑中お見舞い申し上げます」とか「渚のシンドバッド」とか
夏の歌謡曲はみんな好きだ。
 中高生の頃は、いつの日かこういう海辺とかで素敵な女の子との出会いが
・・・なんて夢みたりするんだが、
現実にはそう簡単に海に行くことすらままならない土地に住み、
部活や宿題や受験勉強に追われてそれどころではなく、
もっと大きな問題はたとえ女の子がいたとしても、
そんな声かける度胸もないので、そーゆーことはついぞなかった。
 そもそも中学高校の頃は一回も海水浴なんか行ったことないし。
 さらに、もっと小さいころ(幼稚園から小学校低学年の頃)は
夏休みそのものが楽しくって楽しくって。
 思い出しますねー。
 日盛りの麦わら帽子。
 神社でのセミ取り。
 緑のビニールの虫かご。
 白いランニングシャツ。
 10円のアイスキャンデー。
 落ちたアイスに続くアリの行列。
 田舎の親戚の家。
 ちょっと怖かった夜のお盆のちょうちん。
 蚊帳のにおい。
 蚊取り線香の白い灰。
 塗ってもらったキンカンのヒリヒリ。
 三角に切ったスイカ。
 電燈に飛び込んでくるカナブン。
 三日と続かない「夏休みの時間割計画表」。
 学校のプールの甲羅干し。
 帰りに見上げる入道雲。
 そして、結局残っちゃう絵日記と工作と読書感想文。
 あー、あの夏の日に帰りたいですね。
 そんなわけで来年こそはぜひ、暑~い夏を希望。
やっぱり夏は太陽ギラギラ、汗はダラダラ、ビールをグビグビの猛暑がイイのだ。

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医療系をまとめました。
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