ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2009.07.24

指きりげんまん

 
金曜日。
ただでさえ夏の耳鼻科はヒマなのだが、金曜日の夕方、しかも天気が悪いとあって
外来は、ほぼ時間通りに終わった。
 さて、これからプールでも行って、ひと泳ぎしてくるか。
夕食まで時間があるので、なんかつまもうと台所へ。
 沢庵の漬物の袋があったので、これでも食べるかと袋を開けようとした。
 包丁の先で袋に穴を開けようとして、あっと手が滑ってしまった。
「いってえー。」
と、見ると、左手の人差し指がバックリ。
真っ赤な血がドクドク出て来る。
 「うおー、やべえ。」
 水で流して、ティッシュで圧迫止血。
 しかし、15分押さえてもとまらない。
子供を塾に送って戻った妻に助けを求める。
 「あたし、指とか苦手で。首から上なら縫ってあげるけど。」
などとつれないことをいうので、
「ブラックジャック亀井」ことフットサル仲間の外科の亀井先生にSOS。
 何とか頼んで、時間外で診てもらえることになった。
 妻の運転でクリニックに行くと、家族全員で待っててくれた。
 「あー、こりゃ縫わないとダメですねー。血が止まんないです。」
ってことでナート(縫合)してもらうことに。
 流水で洗うと、死ぬほど痛い。
躯血して、消毒、麻酔。
あー、こええよー。
縫ったことは数え切れないほどあるが、縫われるのは初めてだ。
 「先生、傷見ますか?」
と尋ねられるが
 「見ません。」
ときっぱりひとこと。
 「がんばってくださいね。」
亀井先生の奥さんは元オペ室のナースだという。
 た、助かるかもー。
 てなことで、4針縫ってもらって、美人の奥さんに包帯巻いてもらって、無事生還しました。
 亀井先生とそのご家族の皆様、ホントにありがとうございました。
(8歳の長男のお子さんも懐中電灯もって術野を照らしてくれてました。)
 やっぱ、急患で診てもらえるって、ありがたいことだ。
今後も、ウチもがんばって、また急患診なくては、と思ったりもしました。
 それにしても、ライブのあとでよかった。
左の人差し指が怪我ではギター弾けないすもんねー。
 今度から沢庵の袋は必ず「ハサミ」で開けます。
 約束します。
 ゆーびきった。
 

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2009.07.24

日食の日


 日食見ましたか?
 何でも46年ぶり、ということは前回私は4歳だった。
うーん、全然覚えてねえ。
 しかし、朝からあいにくの天気でした。
 10時半過ぎ、副院長が診察室から姿を消す。
少しして戻ってきて
「日食、見た見た。」
 なんだ、勝手に見に行ってたのかよ。
 でも、見えるんだ。
 と、すばやく患者さんを片付けて外へ。
この時期、耳鼻科はすいてるので11時頃ちょうど患者さんがいなくなった。
 「あれー、さっきは見えたんだけど・・・・。」
 厚い雲に覆われて、どこに太陽があるかも知れず。
 しかし、しばらく待ってると
 「あ、あそこだ!」
P7220151_ks.jpg
 雲が幸いして、肉眼でも欠けてる太陽が確認できました。
 噂を聞いて、次々に出てくる職員。
手前のサクちゃんが使ってるのは、失敗したレントゲン写真のフィルム。
雲が薄くなるとまぶしいので、これが役立ちます。
(もっともウチは最近はレントゲンはデジタル化してフィルムレスなので、戸棚の奥から出してきた。)
鼻のレントゲンだから、頭蓋骨越しに見るわけだ。
 それにしても、目立つな、こいつら。
P7220153_ks.jpg
 あとでテレビ見て、トカラ列島行った人たちは嵐で大変だったそうですが、
船のツアーのほうはきれいに見られたみたいですね。
 やっぱ、皆既日食見たかったなー。
もう、生きてるうちはないだろう、といってたら次回は26年後らしい。
 26年後というと76歳かー、ビミョーな線だ。
平均寿命を考えるとギリギリだなー。
でも、無理かなー・・・。
 今日から、少し節制しようかしら。

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