ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2009.05.17

パス・サッカーの進化


 巷では耳鼻科の学校検診が始まって、
学校で病名のついた受診用紙
(この紙、足利市はなぜか黄色い紙なので、私はこれをイエロー・カードと呼んでいる)
を持った子供たちが、病院にたくさんやってくる。
 大体普段具合が悪いわけではないので、受診は土曜日に集中する。
 ホントに治療が必要な子も多いが、なかには何でこれつけたの?というような病名もあり、
「ったく、この程度でイエロー出すんじゃねえよ。オマエは岡田か?」
などと心の中で叫んでしまう場合もあったりする。
 さて、そんなわけで、午後2時の埼玉スタジアムに間に合うわけも無く、
それでもテレビ観戦は何とか生で見たいと
午後1時50分にやっとこさ診察を終わらせてテレビの前へ滑り込む。


  2009年J1第12節
   浦和レッズ   0-0   ガンバ大阪   (埼玉スタジアム2002)
      (前半   0-0)
      (後半   0-0)


 何でも、今日のテレビ放送はもともとNHK地上波だったのが民主党党首選挙のため
BSに放送が移ったという。
BSだと、ハイビジョンじゃないので残念。
こんなどうでもいい選挙で特番とは、民主党、レッズファンの支持失うぞ。
それより怒ってるのはワリ食って押し出される形で放送中止になった大相撲ファンか。
もっとも時間帯的には放送中止になったのは、幕下の地味な取り組みだけだろうが、
わが子の活躍を期待して待っていたふるさとのおっかさん、おとっつあんはがっかりだ。
 さて、前節、川崎のケンカ・サッカーにやられたレッズ、
今節は同じ攻撃サッカーを標榜するガンバ大阪相手にどう戦うかが注目だった。
 ただし、攻撃型サッカーといってもガンバのスタイルは川崎のそれとは大分違う。
ワンタッチ・パスを多用する早いボール回しで、いわば今期レッズが目指すサッカーに近い。
 ということは、どちらのチームが中盤を支配するか、ということが勝負の鍵になる。
 当初、主導権を掴みかけたガンバだが、じきにレッズペースになる。
レッズはパスの長短、緩急、縦横を上手く組み合わせて、
ガンバのお株を奪うコンビネーションサッカーができてたと思う。
 その後は時間帯によって、レッズの時間、ガンバの時間が交互に訪れるが、
全体としては7:3でレッズの時間のほうが多かった。
 それだけに勝ちたかった試合でしたけど、
緊張の途切れることの無いいいゲームだったとはいえる。
 ただ、いくつかの決めておかねばならない決定機、エジも直輝も原口も、
ここを決めなきゃ、っていうのが決まんなかったっすねー。
 そして、高原。
やはり彼はストライカーとして必須である、ゴールに対する「飢え」がなくなってるように思う。
「ストライカーに求められるのは、性格の悪さだ」というサッカーの格言がある。
どんな状況でもエゴイスティックにシュートを打つ。
「オレが、オレが。」というプレーだ。
それが守る側の脅威になる。
味方の獲物であっても奪い取る肉食獣のような殺気が、今の彼からは感じられない。
彼の牙は折れてしまったのか・・・。
 まあ、ともかくレッズのサッカーは順調に進化してる、ってことを確認して
今回はよしとしよう。
西野の泣き面を見るのは、夏までお預けだ。

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