ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2009.04.13

名古屋、今年は日帰り

 先週、埼スタ大分戦から帰って、
 うーん次は名古屋か。
そーいや、去年の名古屋戦は夜行の「ムーンライトながら」で
月曜日の朝5時に東京駅に着いたんだった。
「ムーンライトながら」ダイヤ改正でなくなちゃったんだっけ。
まあ、月曜日の朝5時に東京着いて、そのあとそのまま外来診療、大変だったけど。
 さて、今年は名古屋午後4時キックオフ、じゃあ6時前に終わる、で時刻表検索すると・・・
ん、帰ってこられるかも!
 というわけで、調べた結果、足利着23時48分の最終でナントカ帰って来られることが判明。
 じゃあ、行くしかねえか、名古屋。


  2009年J1 第5節
  名古屋グランパス   0-1   浦和レッズ   (豊田スタジアム)
         (前半   0-1)
         (後半   0-0)


 朝、手早くイヌの散歩を済ませてから、足利駅から小山に向かい「やまびこ」で東京へ。
電車に乗ると本がいっぱい読めるのがうれしい。
普段なかなか、まとめて本読む時間取れませんからね。
 東京駅で駅弁とビールを買い、名古屋へ。
 豊田スタジアムは実は名古屋には無い。
名古屋から地下鉄、電車で小一時間。
豊田市って、けっこう遠い。
 やっと豊田市駅に着きました。盛り上がってるぞ。
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駅を降りて、また20分くらい歩く。
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お、見えてきました。
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 スタジアムに着いて、まず試合前にビールで気合を。
ツマミは、名古屋なので「みそ串かつ」。
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こりゃ、相当甘いです。
名古屋人の味覚はわからん。
 さて、レッズ相手ということでビジュアルめいたこともやってみる「ナーゴヤ・グリャンパス」。
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ちょっと、ショボイけどアントラーズよりはマシか。
 で、肝心の試合は・・・。
 主力の抜けた大分と違い、ほぼフルスタメンの名古屋相手に、立派な戦い。
同じパス・サッカーを目指すチーム同士相手に、
試合の主導権を握ったポゼッション・サッカーが出来た。
 そして、原口のJ初ゴール。
いやー、歴史の始まりを見たかも。
 この思いは、はるか昔、小野伸二のJ初ゴールをナマで見た時以来かも。
あの時は、確か横浜国際競技場で相手は今は無き横浜フリューゲルス。
フリューゲルスのホーム開幕戦だったような。
と、いうことはあの時もキーパーはやっぱ楢崎だったのかなー。
 後半、ダヴィのシュートは肝を冷やしたが、坪井、集中してました。
 いやー、はるばる名古屋くんだりまでいった甲斐があったというもんだ。
豊田スタジアム
 
 さあ、グズグズしてはいられない。
早く帰んないと、家にたどり着かない。
最後のすったもんだでロス・タイムが5分もあってハラハラした。
ったく、イエティはいつもこうだ。
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 すばやく夕暮れのスタジアムを後にして、駅まで人の波をかき分けて急ぐ。
 さて、豊田市駅で電車に飛び乗り、
その後、地下鉄、東海新幹線、東北新幹線と乗り継いで小山まで。
小山で降りた「やまびこ」にもレッズ・サポがいた。
 そして11時11分発の両毛線最終で、足利まで帰って来ました。
何とか、ギリギリ今日中に。
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さー、帰って試合のビデオ見るぞ。

 

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2009.04.11

哀愁のケフラール

 昨日も、まだまだインフルエンザ。
しかもB型もいたが、夕方来た患者さんは久々にA型でした。
今日も、B型が出たし、まだ続くのかよー、こんなに暖かいのに・・・・。
 さて、今日かかった、初診の赤ちゃん。
問診票の、飲んでる薬のところに「ケフラール」。
「尿管逆流症って、いわれてる?」
「ハイ。」
んなら、いいです。
 ケフラールって薬、私が医者になった頃(およそ4半世紀近く前か!)に出た抗生物質で、
それこそ、めちゃめちゃ売れた薬だと思います。
 いわゆる「セフェム系」の抗生物質で、当時ホントによく効いた。
時まさしく、抗生物質バブルの頃で、
何でもかんでも「とりあえず」抗生剤、って頃だった。
 その甲斐(?)あって、その後急速に耐性化が進み、
いまや、殆ど臨床的には役に立たないという、
逆に場合によっては耐性菌を元気にさせるので、使わない方がいいこともある、という薬だ。
 でも、この「尿管逆流症」には効くらしい。
私、専門外なのでよくわかりませんが、一応、論文取り寄せて読んだことがあります。
英語の論文だったけど、書いたのは日本の研究者でした。
 だから、今、この薬をそれ以外に使うことは、まず、無い。
(それでも20数年前と同じに効くと思って出してるナサケナイ医者もいたりするが。)
続いて、ヒットした「セフゾン」って抗生物質も、今や相当効かない薬になってます。
コッチは「黄色ブドウ球菌」に対する抗菌力があるので、「とびひ」なんかでは、
まだけっこう使われてますが、中耳炎なんかでは完全に出番ないですね。
 だから、そうやって処方されてる「ケフラール」を見ると、
昔は、一世を風靡した歌手が、いまや売れなくなって場末のドサまわりやってるみたいで
妙な哀愁があります。
ギャラ(=薬価)も、相当安くなったしね。

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2009.04.09

ドクター・ホリデイ

 このほど、私の文章が雑誌に載りました。
しかも、全国誌!
 ・・・といっても、週刊朝日でもサッカー・ダイジェストでもなく、
まして文芸春秋でも月間キャバクラ通信でもない。
 協和発酵キリンという製薬会社が出してるPR誌「Dr.Holiday(ドクター・ホリデイ)」というヤツです。
製薬会社がお医者さん向けに出してるPR誌ですから、
一般の本屋さんにはおいてないし、そもそもタダです。
 なーんだというなかれ。
この本、私が病院勤務医時代からあり、けっこうその手の雑誌の中では老舗です。
あちこちの病院の医局で見かけるので、多分発行部数もそれなりに多いのでは?
 しかも、私、ムカシからこの雑誌、けっこう好きです。
 名前のとおり、学術的な記事は一切ありません。
この辺の割りきりがすばらしい。
 仕事もきっちりするけど、いろんな趣味や特技を持って
余暇も十分に楽しんでるというお医者さんを紹介する雑誌です。
(けっして、ろくに仕事もせずに、バンドだ、サッカーだなどと遊んでばかりいる医者の紹介をする雑誌ではないです。)
 しかし、私、この雑誌に乗ったの2回目。
(メディカル朝日や耳鼻咽喉科臨床には一回も載ったこと無いのに。)
 1回目は、趣味紹介のコーナーで「カナディアン・カヌー」やってる医者とのことで
掲載していただきました。
このときも、趣味って、どれにしようか迷ったのですが
サッカー・サポーターの先生も、ロック・バンドやってる先生も
確か過去にこの雑誌に載ったことがあるので、カヌーで行きました。
 で、今回。
 担当の高橋さんに
「いやー、先生、ちょーっとお願いがあるんですけど。」
と、例の東北弁のイントネーションで持ちかけられたのがこの掲載です。
「先生、ドクター・ホリデイに『悪友・親友』ちゅうテーマで一筆書いてほしいんですけど。」
「いや、オレ、その本出たことあるよ。」
「いや、今回、寄稿ちゅうことで、自分で書かなきゃなんないので
なかなか引き受けてくれる先生がいないんですよ。
先生ならブログやってるから、いいんじゃないかということで。」
 うーん。
なるほど、前回はきれいなお姉さんが取材に来て、それを元に記事を書いてくれた。
確かに、自分で記事を書くとなると断る先生も多いかもなー。
しかし、このオッサンにいろいろ頼まれると結局引き受けることになっちゃうんだなー、これが。
 まあ、モノ書くのはキライじゃないんで。
 そんなわけで「Dr.Holiday」4月号、手にされた方も多いと思います。
 雑誌読んで、このブログに来た方があれば、
是非ご感想を。
 また、逆にいつもこのブログをごらんの方でご希望があれば、
雑誌の記事をこのブログに転載してもいいかなと思いますが。
一般には手にすることのない雑誌ですからねー。
ちなみに、内容は、私と薬局の小峰君とのガキのころのエピソードを中心にした文章です。
 実は、偶然、この雑誌の同じ号に私の大学時代の同級生の林泰広くんが載っててびっくり。
彼は、群馬大卒業後、浜松医大の耳鼻科に入局し
今もその地域の基幹病院の勤務医としてバリバリ活躍してる男です。
昨年、大阪の学会でチラッと会いましたが忙しそうでしたねー。
しかし、勉強もデキましたが彼は多才な男で、特に落語研究会で活躍、
私も何回か、落語聴かせてもらいましたが、最近は、やってんのかなー。
すっごく、上手でしたよ、当時。
まあ、落語家もロック・バンドも声でかいから、オレと同じで耳鼻科向きだったんすね。
 ところで、私が昔からこの雑誌を好きな理由がもう一つ。
お医者さんが自慢の(?)娘さんを披露するコーナー「お嬢さん」。
このコーナーを楽しみにこの雑誌を読んでる方も多いのでは。
かつて勤務医時代はは毎回、同僚と雑誌を見ながら
「今回は当たりだ。」とか「こいつははずれだ。」とか、勝手なこと言ってました。
 うん、今回は2件ともかなり「当たり」なのでは・・・。
 
 そーだなー、次回は、5年位したら、ウチの娘を、このコーナーに。
 ・・・なんて。

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2009.04.07

インフルエンザ、もうちょっと

 
 インフルエンザも沈静化、昨日は2人だけ、今日はまだ出てないぞ。
 医師会から週間インフルエンザ発生の報告書が来た。
足利市内でインフルエンザの発生を知るために
昨年から、足利市内の医療機関が連携してインフルエンザ患者の発生状況を
毎日カウントし、医師会に報告する。
 医師会ではそれをまとめて、1週間分の患者数、年齢分布、地域を報告書にして
各医療機関に届けてくれる。
 それによると先週1週間の足利市内のインフルエンザ発生は41人。
おー、ずい分減ったのー。
 ん、待てよ。
「看護婦さん、ウチでインフルエンザ陽性、先週何人だっけ。」
「ええと、11人です。」
 そうだよねー、毎日1~2人出てたから。
 と、いうことは、市内のインフルエンザ発生の4人に1人はウチで診断してるんだ。
4人に1人はいくらなんでも、比率が高すぎる。
 やっぱ、見落とし多いんじゃねーの?
 インフルエンザばっかりが当院に来るとも思えない。
「先週、熱が出て小児科かかったんですけど、インフルエンザではありませんでした。」
あー、そう。
まあ、いいか、とも思うんだが、やっぱそん中にはインフルエンザの場合も少なからずあったろうな。
鼻の入り口にチョコッと綿棒入れたくらいじゃきちんと判定できないぞ。
もちろん、インフルエンザはタミフルやリレンザ使わなくちゃ治んない病気じゃないし、
熱下がっちゃえば、それでいいんだけどね。
 ただ、じゃあ、ってんで抗生剤出す先生が多いので、それだけはカンベンしてよ。
インフルエンザはもちろん、風邪だって抗生剤は無効なんだから。
 でも、患者さんはその抗生剤で熱が下がったと誤解してんだよなー。
 
 さて、今日こそはインフルエンザいないかと思ったら、夕方、最後の最後でまたB型出ました。
 あーあ。

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2009.04.06

ジャズ・ボーカル初体験

 先日、埼玉スタジアムで大分戦の勝利を見届けたあと、
あわただしく車を飛ばして、館林のライブハウスに向かいました。
 我がバンドのドラマー野口先生んとこの患者さんがライブで歌うってんで
CRPのメンバーがそろって出かけたわけです。
(ベースの前原先生は春休みでどっか行っちゃってお休み。)
 患者さんつってもセミプロみたいな人みたいで、
バックバンドは皆、東京でやってるプロのミュージシャンらしい。
 問題は、「ジャズ」なのだ、これが。
 私、ロックばっかり聴いてたので、クラシックが苦手だが、ジャズもこれまた不得意です。
 金払ってジャズのライブなんて、画期的なのだ。
 ジャズっていえば、ピアノとかサックスとかが交代にアドリブやって
何コーラスかやって終わると「パチパチ」と拍手する、
あの展開が退屈で、曲がみんな同じに聞こえちゃう。
 1曲2曲はいいが、3曲目はもういいや、という感じなのですが
今回はボーカルモノなので、ちょっと期待してました。
 結果は、うーん、まあ悪くないけどもういいか、という感じかなー。
 まあ、もっとプロ中のプロみたいな人のすごいライブ聴けば別かもしれないですが。
 ただ一つ感じたのが、ジャズ・ボーカルって
私が子供の頃聴いた歌謡曲にテイストがすごく似てるってこと。
いわゆる1960年代の「演歌でない」歌謡曲です。
ザ・ピーナッツとか欧陽葬葬とか着物でなくドレス着て歌ってた人たち。
なんか、初めて聴く曲もどことなく懐かしい感じでした。
 要するに、その当時の歌謡曲のコンポーザーやアレンジャーそしてパフォーマーが
流行の「ジャズ」という音楽を意識、無意識に下敷きにしていたからでしょう。
 同じような意味で1970年代、80年代の歌謡曲は「ロック」を下敷きにしています。
ピンク・レディーも沢田研二もチェッカーズもシブがき隊も。
 そして、最近のJポップにリズム&ブルースを下敷きにした曲が多いというのも
同じ図式でしょう。
何せ、この4月からのNHKの朝の連ドラの主題歌もR&B調だったし。
(誰が歌ってるか知らないけど。)
 まあ、そんなわけで、やっぱオレはロックがしっくり来るなー、と。
 いや、でも、最後までちゃんと聴きましたよ。
歌も演奏も、それなりに上手かったし。
 もっとも、俺の後ろで聴いていたリード・ギターの土井先生は3曲くらい聴いたとき
「オグラさん、もういいですかね。俺たち、先にどっかで飲んでましょうか。」
と、いきなり帰る気になってたけど。
 このヒトも相当「ロックな」産婦人科医だからなー。

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2009.04.05

帰ってきた左足

 先週のアウェイ開幕戦に続いて、今回は「私のホーム開幕戦」だ。
 あー、埼スタはいいなー。
また、ここに「帰って」来た、という感じはまさに「ホーム」スタジアムだ。


 2009年J1第4節
     浦和レッズ  1-0  大分トリニータ   (埼玉スタジアム2002)
         (前半 1-0)
         (後半 0-0)


 ついに、帰ってきたぞアレックス!
昨シーズンは年間通して15分のみの出場、
単純に計算すると、時給は億単位になっちゃうという。
 4バックのサイドバックはレッズでは初めて。
いやー、長らく戦列はなれて試合勘がどうかとも思ったが、
けっこうキレキレでしたね。
コーナーやフリーキックも積極的に蹴りにいってたし、
左のキッカーがいるとやはり心強いです。
 得点もクロスの質がもたらしたオウンゴールだと思いますし、
(最初の場内アナウンスではエジミウソンのゴールだった。)
左SBというレッズに欠けていたパーツが一つ補われた形ですね。
 まだ、連携の面では熟成不足で、アレックスが左に開いても
ポンテや直輝が見てない場面も何回かあったが、これが形になってくると
強力な武器になりそうだ。
 もっとも、ウェズレイ、高松をはじめ故障だらけのトリニータに1-0では
物足りないともいえるが、内容は前回横浜戦と比べ格段に良かった。
(それにしてもピチブーいなくて良かった。こいつは苦手だ。)
 さて、今日の試合で感心したのがもう一つ。
 それは、主審の吉田さんのポジショニング。
 常にボールに近いところにいるのはさすが。
大分のユニホームが濃い青で、審判の濃いグレーとちょっと似てる。
レッズがボールを持った瞬間、そばに相手がいて、あー、もう寄せられてると思うのだが、
それがよく見ると相手ではなく、吉田さんだったということが何回かあった。
デフェンスラインの裏にボールが出たときもすばやく回り込んでいた。
遠くの方からミスジャッジを繰り返す、岡○正○氏や柏○丈○氏には是非見習って欲しいもんだ。
 それにしても今日のマッチデー・プログラムの大分トリニータのマークが
なんと、FC東京のマークになってた。
これが、実は勝因だったりして。
 今日のプログラムはあとでコレクターの間で価値が出る、・・・・わきゃ無いか。

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2009.04.02

身だしなみはキチンと

 今日来た小学生の男の子。
先日調べたアレルギーの結果を聞きに来ました。
「どうですか、その後、鼻の具合とか。」
「ええ、薬飲んでから全然大丈夫みたいです。」
「そうですか○○君は、花粉症ありませんでした。
おめでとー。もう、お薬はいりません。」
 花粉症かなー、と思っても調べてみると、そうではなく「無罪放免」なんて人は時々います。
「ちょっと診てみましょう。
そうね、鼻かぜだったみたいですね。
鼻ものどももう大丈夫だね。
ただ一つ、ちょっとマズイ点があるなー。」
「えっ、何ですか?」
「そのシャツ。」
○○君は「鹿島アントラーズ」のシャツを着てました。
「あ、いや、これはもらい物で・・・。」
にわかにうろたえるお母さん。
しかも、背番号は40番小笠原。
「オレ、小笠原嫌いなんだよなー。」
「いや、別に挑戦してるわけではありませんので。」
ますますあせって、わけのわからない言い訳してるお母さん。
 皆さんも、当院にかかるときは身だしなみに注意しましょう。
もちろん、何着てきても、ちゃんと診察はしますけど。

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医療系をまとめました。
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