ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2009.01.28

NHK交響楽団

 この間の土曜日は、足利市民会館でNHK交響楽団のコンサートを聴いてきました。
 おお、これは画期的。
 なんせ、この私がクラシックのコンサートを聴いたのは、おそらく小学校の時
学校で連れてがれた「栃木交響楽団」のコンサート以来、40年ぶり2回目。
 もちろん、自分でカネ払って見たのは初めてだ。
 ちょっと、感動的ですね、我ながら。
あの、音楽の時間、レコード鑑賞になるとずっと寝ていたオグラが、何と、クラシック!
しかもN響!!
時代が変わったもんだ。
 経緯は、おせっかいな薬局のコミネがオグラにも、クラシックを聴かせてみよう、
と無理やりチケットをとっちゃったため。
まあ、興味もあったので、妻と二人行くことにしたわけだ。
 初めてのクラシックのコンサートで緊張は高まる。
「咳とか、しちゃいけないんだよね。」
「眠くなったらどうしよう。」
「拍手はどうするの。」
「服装は、やっぱネクタイ?」
んー、不安がいろいろ。
 で、結果は・・・・・。
 いやー、結構おもしろかったっす。
何もかも初めてなので、いろいろ新鮮で。
 気づいたこと。
1.マイク、アンプ関係がないと、PAとかいなくて音出しまでが楽そうだ。
2.指揮者はロシアかどっかの人で、赤鬼みたいだった。
3.指揮者の一番近くにいたバイオリンの人が、オーケストラのリーダーらしい。
4.そして、その人の靴が一番ピカピカで、指揮者から離れるに連れて靴のツヤがくすんでいく。
5.そして、そのリーダーは宝田明に似ていた。
6.楽譜は2人にひとつだったが、どちらの人がめくるかは決まっているようだった。
7.足利市民会館のステージは、オーケストラがやるにはちょっと(いや、かなり)狭い。
8.メンバーで指揮者を一番真剣に見てるのは、シンバルやティンパニーを叩く人だ。
9.演奏が終わったあと、指揮者やソリストが何回も出たり入ったりするのは何なんだろう。
 ともかく、生で見るといろんな発見があって面白い。
サッカーもスタジアムで見るといわゆるオフ・ザ・ボールといってボールを持ってない人の動きが
テレビではわからない面白さなのだが、オーケストラもそれに近いものがある。
 特に、マイクやアンプのない時代、小さな音しか出ない楽器をたくさん集めて
何とか迫力ある音楽を生み出そうとした先人の知恵と努力が窺えます。
 N響はさすがにうまい!(いや、そら当然だが・・・。)
あれだけの楽器が一糸の乱れもなく統率されて音の塊りになる。
まさにシンフォニーというのは「Syn(集める、あわせる)+Phone(音)」が語源なんだなーと実感しました。
 ちっとも眠くならず、最後まで楽しめました。
また、機会があれば聴いてみたいもんです。

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