ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2008.09.09

くそ教育委員会、バカ医者

 大阪府の知事が、学力調査の公開に応じない教育委員会について、
「くそ教育委員会が・・・。」
と、発言したことが、問題になってるらしい。
 また、今日の新聞の別の記事では、
都立高校の、校長先生が、職員会議の議決なしに校長が独断で方針を決められる、
という教育委員会の指示に、
200人いる校長会でたった一人だけ反対している、
という記事があった。
 こちらは、校長の人事権を持つ都の教育委員会が校長を従わせ、
学校の教職員を牛耳ろうという思惑に反対してるらしい。
 どちらの件も、私としては双方の言い分を詳しく吟味したわけではないので
ことの是非について断定的なことはいえないが
何か、この知事と校長は共感できるなー、というか同じニオイを感じるなー、という思いがある。
 開業医なんかやってると、間接的にいろんな近隣の医院、病院の診療内容が垣間見える。
 けっこう困った医者が、多いのだ。
 風邪だといっては、すぐ注射、点滴をする内科医、
 頭が痛いといえば、自分のとこにCTいれたので、何でもかんでもすぐCT撮っちゃう内科医、
 咳でかかったのに、次々と予防接種を勧める小児科医(予防接種はもうかるらしい)、
 たいしたことないのに、毎日のように通院させる耳鼻科医
  (今は昔と違って何回も通院することはへりました)、
 花粉症にステロイドの筋肉注射を、内容もリスクも説明しないでやっちゃう内科医、
 熱が出たら、ろくに診断もしないで抗生剤を出し、下がったらやめてもいいという小児科医、
 まだまだ、あるけど・・・。
 あー、書いてていやになってきたぞ。
 医者とか、教育者とか、政治家とかいう人種は、
信義にもとらぬ行動をしなければならない。
自分の利益より、社会の、公衆の利益を優先させなきゃいけないのだ。
たとえそれが、昔から慣習として行われてることでも。
 
 大阪の件では、知事の発言を支持しますよ。
「くそ教育委員会」は、言い方としてちょっとまずいけど、きっとそれまで教育委員会の
隠蔽体質に、アッタマ来てたんでしょう。
 東京の校長は天晴れです。
記事によると、その造反のせいで、この先生、定年後の嘱託試験は落とされるかも、ということらしい。
がんばれ。
 俺も以前、うっかり言っちゃったことがあるんだよなー。
「で、○○先生のとこでどんな治療してました?」
「えー!まじー?」
「・・・また、あの、バカ医者が・・・。」
 やっぱり口には、出さないように気をつけます。

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