侵略者を撃つな
ちょっと前、”横浜みなとみらいに巨大ウルトラマン登場”というのが話題になりました。
高さ4.5メートルのウルトラマンの人形が、飾られたそうです。
NHKの朝のニュースで、紹介されてました。
私、ウルトラマン世代です。
ウルトラマン放映開始1966年(昭和41年)は、私が小学校1年生のとき。
7月の放映開始の1週間前にやった、予告の公開番組も、リアルタイムで覚えています。
(大人になってからビデオでみたら白黒でした。
もっとも、当時我が家はまだカラーテレビがなかったので
カラー作品のウルトラマンも白黒で見てたはずです。)
その1年前、幼稚園の年長のとき見てたのが「ウルトラQ」で、はまりましたねー。
今でも、ウチに受診する子供がウルトラ怪獣のTシャツ着てると、
「お、レッド・キングとゼットンだねー。こっちはゴモラだ。」
などと、うれしくて声をかけます。
そうすると、子供は「何で、このおっさん知ってるんだろう。」
と、不思議な顔をしますが、次のときは
「見て見て。」
と、愛用の怪獣の本を持ってきます。
そうすると、こっちも乗ってきて
「あー、キング・ジョーだねー。これはぺダン星人の操るロボットなんだよねー。
脚本家の金城哲夫さんの名前から採ったんだよ。」
などと、オタク振りを露呈して、おかあさんまであきれさせてしまいます。
ちなみに最も好きなエピソードは
「ウルトラマン第2話:侵略者を撃て」、有名なバルタン星人の回です。
ビルの屋上で、ウルトラマンのハヤタ隊員と、バルタン星人に操られるアラシ隊員が
会話をします。
「我々、バルタン星人ハ故郷ノ星ヲ失ッタ、地球ニ移住シタイ。」
「君たちは何人くらいいるんだ。」
「ザット20億人ダ。バクテリアクライノ大キサニナッテ、円盤デ冬眠シテイル。」
ここで、横で聞いてたイデ隊員が
「しぇー、地球上の人口全部でも22億だっていうのに。」(今は60億を超えましたが・・・。)
その言葉をさえぎるように、ハヤタが口を開く。
「いいでしょう。あなた方が地球の風俗、習慣になじみ、地球の法律を守るなら
それも、不可能なことではありません。」
おお、ハヤタ、なんてカッコいいんだ。
世界のみんなが、ハヤタ(ウルトラマン)の言うこと聴いてれば
竹島問題も、グルジア紛争も、イスラム過激派もないだろうに・・・。
さて、NHKのニュースを見ていてとても気になったこと。
「巨大ウルトラマン?身長4.5メートル?全然巨大じゃないじゃん。」
そう、ウルトラマンの身長は40メートルなので
”横浜みなとみらいに ミニチュアウルトラマンが登場”、が正しい。
何で、みんな突っ込まないんだー。
報道は、正確に。