ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2008.08.26

レコードとCD

 最近CDは、ほとんどインターネットで買います。
 検索が簡単で、レコード店めぐりをしなくてもほしいCDが捜せますし、
国内盤、US盤、UK盤はたまたオーストラリア盤などのなかから値段の安いやつが探せます。
しかも最近は、学生の頃と違って小金があるので
例えばオールマン・ブラザース・バンドのアルバム全部、なんていういわゆる大人買いが出来ちゃうわけだ。
 それにしてもCD自体も安くなりました。
 中高生の頃は、LP(アルバム)が2300円~2800円、平均2500円だった。
だからレコード1枚買う、ってのは一大決心で、何日もレコード屋に通って、迷いに迷って決めたものだ。
最終的には、ジャケットの裏にある演奏時間を合計して、少しでも長い方を買ったりして・・・。
 LPが平均45分くらいだったが、たまに30分チョイ位しかないものがあると
マジで、損した感じがしたもんだ。(セコイ・・・)
 だから、レコードは貴重なので、まずテープにとってそちらを普段は聞いたりとか、
レコードの貸し借りも良くやった。
 FM放送ではLPをまるまる放送する番組もあったので、
番組表を見て、必死で録音(当時はエア・チェックなんていった)したものだ。
ダビングすると音質が落ちちゃうので、チューナーの前でカセットデッキの
録音ボタンに手をかけて、待ってて開始と同時に録音スタート。
A面が終わると、曲紹介が入るので、すばやく巻き戻して、アナウンサーの声をカットして
B面のスタートまでに、テープの頭を合わせとく。
 こんな事、毎日してましたねー。
今でも覚えてます、FMの夕方の番組でグランド・ファンク・レイルロードの新譜をやる、
ってんで先輩の目を盗んでサッカー部サボって、走ってうちに帰った日のこと。
 高校生になると、電車で東京までレコードの買出しに行くようになります。
御茶ノ水のディスクロードや新宿のキニーやオムといった店を
ロック雑誌の広告を頼りに探していくわけです。
 なんか、雑居ビルの3階あたりによくそういう店があって、
エレベーターや階段にも何も書いてなくて
「ホントにこんなとこにあるんかいな。」
と、一階の郵便受けの名前だけを頼りに登ってくと
せまーい、店内に棚があって、数人の男が(男しかいない、しかもみんな一人で、来てる)
黙々とレコードを探してるわけです。
店内はまったく話し声はなく、男たちの手元を見ると
まるで銀行員がお札を数えるような、ものすごいスピードで、レコードをチェックしてるんだ、これが。
 なんか、田舎の高校生としては、自分が非常に場違いなとこにいるような
緊張感を覚えましたねー。
 それでも、お宝があるある。
UK盤は高いのですが、US盤だと1980円くらいからある。
日本盤と比べると500~800円くらい安いので
確か3枚買えば電車賃が出る、位だったと思います。
(もちろんりょうもう号ではなくて、快速で行くんですよ。)
 また、正規では出てないいわゆる海賊盤も売っていて
おー、ゼップのライブだー、なんて買ってくるんですが、
これははずれが多く、小型のカセットで録ってあって音がメチャクチャ悪い、なんてのが多かったなー。
何回か懲りてからあまり手を出さなくなりました。
 小遣いためて3~4ヶ月に一回くらい行くんですけど、けっこう楽しみでした。
 しかし、そんなことも、今は夢のようです。
便利な時代になりました。
 ただ、最近良くある、CDの紙ジャケ、あれどうですかー。
つまりプラスティックのケースじゃなくて、
昔のLPみたいにボール紙のスリーブにCDが入ってるやつ。
 私、あれ、キライです。
 出し入れしにくいし、何よりもCDラックに入らない、
無理やり入れても背表紙がないので、何のCDか引っ張り出さないとわからない。
まったく、あんなモノをありがたがる奴の気が知れん。
 ネットで買うときはチェックして紙ジャケ仕様でない盤を買うのですが、
時々、紙ジャケしかねーやつがあんだよなー、まったく。

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